去年は映画や格闘技の感想を殆んど書かなくなっていたので、今年は少し頑張って感想を載せようと思います。
昨日、正月の深夜に放映していたのを録画しておいた「ジョゼと虎と魚たち」を見ました。
2003年作の邦画で監督は「よみがえり」では脚本を担当した犬堂一心監督です。
物語は妻夫木演じる今時のちょっと軽い大学生と、生まれつきの障害で歩くことの出来ない池脇千鶴演じるジョゼとのひょんな出会いから別れまでを描いていきます。
とにかく主演の妻夫木聡の自然な演技と障害者役の池脇千鶴の熱演が印象的な映画でした。
映画のラストで池脇千鶴演じるジョゼと別れた後、かつての恋人の元に戻った妻夫木演じる青年が思わず泣き崩れる姿に、綺麗ごとだけでは済まされない人間の弱さが良く描かれていると思います。
自分の両親に会わせるためジョゼを実家に連れて行く途中、思わずひるんでしまった青年の気持ちを察してジョゼが「海に行け」といつもの調子で青年に命令するシ-ンでは、幼い頃から不幸を背負わされてしまった少女の悲しい意地を感じずにはいられませんでした。
明るく楽しい映画ではありませんが、見て損はない映画だとと思います。
ただ主人公の青年が妻夫木聡のような美男が演じたことで、物語は少し理解しにくくなっています。これは商業映画の宿命なのですが・・・。
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- 2006/01/09(月) 19:07:34|
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昨日DVDで「オ-シャンズ12」を観てガッカリしました!! 前作の「オ-シャンズ11」や元ネタの「オ-シャンと11人の仲間」は面白かったので、当然期待して観てしまいました。ところがこの映画は、前作のヒットに便乗して安易に造った、観客を馬鹿にした映画としか思えません。ジュリア・ロバ-ツの役どころや本人役で登場するブル-ス・ウイルスに至っては、掟破りの悪ふざけとしか思えません。テレビシリ-ズの方がよっぽど面白かった「踊る大捜査線 レインボ-ブリッチを封鎖せよ」を見た後のような、腹立たしさを感じます。結果はどうあれ、良い映画を作ろうという気が少しも感じられないのです。どこかに「イ-ジ-ライダ-」のピ-タ-・フォンダも出てるそうですが、気が付きませんでした。これだけの豪華キャストで、こんな映画を撮るとは監督のスティ-ブン・ソダバ-グは、さぞかし大物なんでしょうね。キャサリン・ゼダ・ジョ-ンズの美貌以外は頂けない映画でした。
- 2005/09/21(水) 22:31:49|
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「ウエストサイド物語」や「サウンドオブミュ-ジック」でアカデミ-最優秀監督賞を受賞した、巨匠ロバ-ト・ワイズ監督が15日心不全のため91歳で死去しました。
ミュ-ジカルの苦手な私も、この2作品は観ています。「ウエストサイド物語」は、ウイリアム・ワイラ-監督の「ベンハ-」と並んで、アカデミ-賞を11部門(さっき見た記事では10部門になっていた?)受賞した名作で、サウンドオブミュ-ジックのドレミの歌は誰でも知ってる名曲です。
個人的にはスティ-ブ・マックイ-ン主演で、彼が唯一アカデミ-主演男優賞にノミネ-トされた「砲艦サンパブロ」や。マックイ-ンもチョイ役で出演している 若かりし頃のポ-ル・ニュ-マン主演の「傷だらけの栄光」が好きでした。
飛行船ヒンデンブルク号の爆発事故を描いた、ジョ-ジ・C・スコット主演の「ヒンデンブルグ」が、私の見た最後のワイズ監督の映画だと思います。
- 2005/09/15(木) 22:33:00|
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