アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

府中の現場状況Ⅶ 中間検査&1階壁・2階床スラブ コンクリート打設

今週の火曜日、府中の現場で中間検査を受けました。

市役所の意匠担当者による建物の配置検査と、構造担当者による2階床スラブの配筋の検査です。
配筋検査は基礎の時と同様に、何重もの検査をした上での、市役所による検査になります。

      2階床配筋検査①
      中間検査当日      

      2階床配筋検査2
配筋の状況(鉄筋の径、間隔、定着、繋ぎ手、かぶり、溶接の状態など)を小まめにチェックします。
勿論、検査は問題なく終了して合格です。


     そして、今日は1階壁と2階床スラブのコンクリートの打設です。
      1階壁2階コンクリート打設①
      スラブの上は綺麗に片づけられ、清掃も万全です。

      1階壁2階コンクリート打設②    
      コンクリートの打設は予定通り、9時に開始されました。

      1階壁2階コンクリート打設③

天気予報では、今日は少しは気温が下がると言っていましたが、予報は外れてしまったようで、立って見ているだけでも、汗が噴き出します。

      1階壁2階コンクリート打設④
あまりの暑さで、職人さん達の士気が下がるのではと心配しましたが、流石にプロは違います。
猛暑にもめげずに、しっかりと仕事をしてくれました。

          1階壁2階コンクリート打設⑤
          日本の職人さんは、大したものだと思います。

      
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  1. 2012/08/31(金) 23:25:37|
  2. 最新現場状況
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錦糸町~浅草散策 Ⅲ 旧安田貯蓄銀行 本所支店

法恩寺橋を渡ると、錦糸中学入口の交差点に、ドリス式のオーダーを持つ、西洋様式建築が見えてきます。
旧安田貯蓄銀行②
旧安田貯蓄銀行 本所支店

現在は貸事務所の貼紙がしてありますが、つい最近まではアパレルメーカーのBLUE CORNが使用していました。

  旧安田貯蓄銀行①
角地を上手く活かしたデザインで、何と言っても6本 + α のドリス式の付柱が特徴です。

旧安田貯蓄銀行④
向かって右端の柱だけは、外壁に埋まって1/4も見えていないですね。
こんな中途半端な見せ方なら、無い方がかえってすっきりする気もします。

  旧安田貯蓄銀行⑤
ギリシャ・ドリス式には本来は基壇部はなく、直接地面に建てるのですが、全体のデザインはやはりギリシャ・ドリスを模しているのだと思います。

  旧安田貯蓄銀行⑥

  設計者 / 不詳
  竣工年 / 1923年 ( 大正12年 )
  所在地 / 墨田区石原4丁目26-11


これ程の建物にも関わらず、設計者は不詳です。
この建物は、墨田区で現存する最古の鉄筋コンクリート造の建物で、戦火にも見事に耐え抜きました。

旧安田貯蓄銀行③
現在は空ビルですが、建物は大変奇麗に見えます。
重厚感がありながら、飽きの来ない親しみやすいデザインなので、今までにも色々な使われ方をしたようです。
ざっと調べただけでも
安田貯蓄銀行本所支店 日本貯蓄銀行本所支店 協和銀行本所支店 内田(株)本所倉庫 FDNY本店  BLUE CORN本店 と家主を変えながらも、この地で永く親しまれて来ました。
一日も早く、新しい家主がみつかり、一年でも永く、この地で愛され続けることを祈ります。

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  1. 2012/08/30(木) 08:00:00|
  2. 建物探訪
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錦糸町~浅草散策 Ⅱ 法恩寺橋

甘味茶屋時代屋小林時計店を通り過ぎ、蔵前橋通りをもう少し西に歩くとレトロな風情の橋が見えて来ました。
法恩寺橋①
ひらがなでほうおんじばしと書いてあります。
橋の欄干( 親柱 )に埋め込まれた照明のは、騎士の鉄兜のようにも見えます。

  法恩寺橋③
  こちらの欄干には、漢字で法恩寺橋と書いてありますね。

設計者 / 復興局
竣工年 / 1924年 ( 大正13年 )
所在地 / 墨田区石原4丁目


親柱のデザインは山田守設計の東京中央電話局の塔屋に似ていると言われているようですが、そう言われると確かに似ています。
山田守は震災後に復興局橋梁課嘱託となり、山口文象嘱託技師の立場で実際には多くの橋の設計に携わったそうです。
山田の作風が橋を設計した山口に影響を与えたとも言われているようですが、表現主義が当時の流行のデザインだったと言う事なのでしょう。

  法恩寺橋②
  法恩寺橋越しに、東京スカイツリーを見る。

橋の下は大横川親水公園です。 
かつては下を横川が流れていましたが、埋め立てられ親水公園に生まれ変わっています。
橋の中央部分は1982年(昭和57年)に改修されています。

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  1. 2012/08/29(水) 08:00:09|
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錦糸町~浅草散策 Ⅰ 甘味茶屋 時代屋 ・ 小林時計店

6月に東京スカイツリーを見に行った時に、JR錦糸町駅から浅草までを散策した時に出会った建物を紹介します。

蔵前橋通り沿いの太平三丁目辺りでレトロな喫茶店を見付けました。
太平3丁目甘味茶屋時代屋①
甘味茶屋 時代屋

時代屋と言う店名が建物のレトロな雰囲気にぴったりです。
学生の頃、直木賞を授賞した村松友視さんの「時代屋の女房」と言う小説を思い出します。
映画にもなって、確か夏目雅子さんが出てました。

  その隣にも
  太平3丁目小林時計店①
  小林時計店
 
残念ながら廃業してしまったようですが、間口二間の木造二階建てのモルタル造形の看板建築です。
 
  太平3丁目小林時計店②
  建物の状態は、外から見る限りは良好に見えます。


  時代屋の在る角からは
  太平3丁目スカイツリー
  東京スカイツリーを見ることが出来ます。

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  1. 2012/08/28(火) 10:05:52|
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猫のためのリ・フォーム

昨日、新しく家族の一員になった可愛い子猫達のために、御自宅のリ・フォームを検討中のお宅に行ってきました。

バジル&ミント①
こちらがその猫ちゃん達

バジル&ミント③
バジル君と

バジル&ミント②
ミントちゃん
毛色がうちの凛に少し似ています。

バジル&ミント④
寝てたところを起してしまったようです。

この子たちの為に、頑張って良いプランを考えなければ・・・!

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  1. 2012/08/26(日) 12:35:18|
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佃 ・ 月島散策 Ⅶ 月島西仲通り商店街

今日は月島一丁目から三丁目まで続く、月島西仲通り商店街 ( もんじゃストリート )沿いに建つレトロな建物を紹介します。ただし、写真は3年前に撮ったものなので、町の様子は少し変わっているかも知れません。

月島もんじゃ街①
わずか500メートル程度の商店街に、数十軒ものもんじゃ焼き店が、軒を連ねて営業しています。

月島もんじゃ街②
アーケードは雨に濡れずに、美味しいもんじゃ焼き店を探して歩くには、とても便利なのですが、僕の様な建物好きにとっては、とても邪魔な存在です。

月島もんじゃ街③
うっかりすると、この建物のような面白い装飾の建物を、見逃してしまうからです。

月島もんじゃ街④
もんじゃ 麦

今はモンジャ焼き屋さんになっていますが、昔はおもちゃやだったようです。

月島もんじゃ街⑤
ダルマが看板の建物は例外として、この商店街の建物の特徴は、店名以外は特別な装飾のない、モルタル造形の看板建築が多いことです。そして、間口はどの店も2間程度。

月島もんじゃ街⑥

月島もんじゃ街⑧

月島もんじゃ街⑨

月島もんじゃ街⑩

  月島もんじゃ街⑬

月島もんじゃ街⑭
これは商店街をちょっと清澄通り側に曲がったところの建物です。

  月島もんじゃ街⑪
  勿論、何軒かは例外は在るようです。

  月島もんじゃ街⑫


月島もんじゃ街⑯
これも例外の一つ。 細長い交番です。 たぶん鉄筋コンクリート造だと思います。

  月島もんじゃ街⑰

商店街を外れて狭い路地を入って行くと
月島もんじゃ街⑮
こんな情緒あふれる風景とも出会えます。

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  1. 2012/08/23(木) 10:03:38|
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佃 ・ 月島散策 Ⅵ 茶月 ・ こっさ

清澄通りを月島方面に数分歩くと、またもや銅板葺の看板建築出桁造りの建物が並んで建っている場所があります。

  \月島三丁目茶月・こっさ①
  向って左側の銅板葺の看板建築茶月  
  向かって右側の出桁造りの建物こっさ

  月島三丁目茶月・こっさ②
茶月の方はの1階部分はすっかり改修されて、見るべきところは残っていません。

  月島三丁目茶月・こっさ③
  2階の銅板葺はなかなか見事です。

月島三丁目茶月・こっさ④
肘掛手摺はアルミ製のようですが、スダレで隠れているのであまり気になりません。
頭部の網代(桧垣)模様が目を引きます。

  月島三丁目茶月・こっさ⑥
  菱型と花びらを織り交ぜたような、雨戸飾りの模様は何と言う紋様なのでしょう?

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  1. 2012/08/22(水) 09:36:16|
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佃 ・ 月島散策 Ⅴ

佃二丁目の清澄通り沿いでも、銅板葺の看板建築出桁造りの建物が並んでいるのを見付けました。

佃二丁目清澄通り沿いの建物①
朱色の建物は、どう見ても当時としては違反建築である木造三階建てです。


  佃二丁目清澄通り沿いの建物②
 朱色にペイントされていますが、元は銅板葺の看板建築だったと思われます。

佃二丁目清澄通り沿いの建物③
両端の雨戸の戸袋は菱葺、まん中の戸袋は網代(桧垣)紋様です。

隣の切妻屋根の建物には
佃二丁目清澄通り沿いの建物④
かなり立派な出桁が見えます。

増築されたと思われるスチール製のバルコニーで良く見えませんが、こちらの雨戸の戸袋は
  佃二丁目清澄通り沿いの建物⑤
  七宝紋様のようです。

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  1. 2012/08/21(火) 08:00:00|
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佃 ・ 月島散策 Ⅳ 佃3丁目出桁造りの長屋 他

佃大通りを南下し、直交する清澄通りを渡ります。

佃の長屋①
佃3丁目出桁造りの長屋

この長屋は2間間口で5世帯並んでいます。
5世帯連続しているのではなく、2戸・1戸・2戸に分かれているように見えます。

佃の長屋②
出桁造りの建物看板建築と同様に、木造の店舗併用の住宅なのですが、この長屋は店舗併用ではなく、専用の長屋住居のように見えます。

佃の長屋③
右端のヘアサロンは改修によるものではないでしょうか?

佃の長屋④
左端の二戸一の棟
玄関の引き違い扉はアルミ製に改修されていますが、左の住戸は二階の雨戸戸袋や肘掛手摺はオリジナルのままかも知れません。
木製の格子にも、情緒を感じます。

  佃三丁目2の出桁住宅
  5戸長屋の斜向かいにも、そっくりな出桁造りの住宅を見付けました。

  高津工務店
並びに建つ工務店も、正面はすっかり改修されていますが、側面を見るととても似ていることが分かります。
もしかするとこの通りには、同じ造りの出桁造りの住宅が向かいあって並び建っていたのかも知れません。


近くの佃郵便局の近くにも、出桁造りの建物ではないものの、ちょっとレトロな建物を見付けました。
  ○医院
  現役の医院がどうかは分かりませんが、モダンな感じの建物です。


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  1. 2012/08/20(月) 08:00:00|
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佃 ・ 月島散策 Ⅲ 高瀬家住宅 他

  今日も佃大通り沿いのレトロな建物を紹介します。
  長谷部精米店⑧
佃2丁目の銅板葺の看板建築。 見たところ酒屋の倉庫のようです。
2階まにしか開口部はないようですが、建物の高さは隣の3階建の建物より高く見えます。
中島商店長谷部精米店とは佃大通りをはさんで向かい側に建っています。

  長谷部精米店⑨
上の写真だと銅板葺の状態はあまり良くないように見えますが、この建物も雨戸の戸袋飾り霧除け庇の銅板の板金細工は見事です。

  長谷部精米店⑩
  この戸袋飾りの紋様は網代(桧垣)

  長谷部精米店⑪
  高瀬家住宅

佃大通り沿いや近辺には他にも沢山のレトロな建物、とくに出桁造りの建物が多く残っていますが、その中でもこの高瀬家住宅中央区民有形文化財にも指定されている、二階建て木造店舗併用住宅です。
この住宅は、1931年( 昭和6年 )雑貨商を営むために建てられました。
一階正面が間口三間半の店舗で、二階の軒下に出桁造りが見られ、また二階窓の左右には、ここでも銅板葺の戸袋飾りを見ることが出来ます。

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  1. 2012/08/19(日) 08:00:00|
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佃 ・ 月島散策 Ⅱ 長谷部精米店 他 

佃大通りには、他にもレトロな建物が沢山残っています。

長谷部精米店①
手前から2棟目、黄色テントの建物が、今日紹介する長谷部精米店です。

長谷部精米店③
前回紹介した中島商会の2棟右隣りが長谷部精米店

長谷部精米店②
一階は全て改修済みで、見るべきものは残っていません。

長谷部精米店④
二階の雨戸の戸袋やテント上の庇の銅板葺きが見事な出桁造りの二階建て木造店舗併用住宅です。

  長谷部精米店⑤
  残念ながら、手摺で戸袋の細工が良く見えませんね。

  長谷部精米店⑥
  目一杯アップにしてみました。 珍しい松皮菱紋様です。

長谷部精米店⑦
霧よけ庇の銅板葺きの文様は七宝つなぎです。

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  1. 2012/08/18(土) 11:31:24|
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佃 ・ 月島散策 Ⅰ 中島商会

今、勝鬨でリフォームの仕事をしているので、現場に行くついでに隣駅の月島迄、足を延ばしてみました。

  中島商会⑥
  中島商会
清洲通りと直交する佃大通りには、あちこちに銅板葺の看板建築出桁造りの建物が残っています。
その中でも、一際目に着くのがこの中島商会です。

  中島商会②
間口が三間あり、1階にもちゃんと壁があるので、見た目の安定感があります。
看板建築は1階が店舗なので、道路側は全て開口部になっていることが多いのです。

  中島商会④
頭部の銅板は改修でペイントした塗装が禿げたのでしょうか? 白っぽくなっているが気になりますが、頭部以外の銅板の状態はいいようです。

中島商会③
少々痛みは目に付きますが、2階の窓と手摺は木製で、オリジナルかと思われます。
中島商会のロゴもちゃんと残っているのも嬉しいですが、左から書かれているので、ロゴは戦後のものかも知れません。

  中島商会⑤
それに何と言っても、雨戸の戸袋が見事です。
上部には亀甲崩し、下部には網代(桧垣)紋様が施されています。
また、ただの戸袋とは異なり、霧除け庇と一体化したデザインで柱型の様にも見えます。
職人の技能の高さや拘りを見付けるのは、看板建築探しの楽しみの醍醐味です。

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  1. 2012/08/16(木) 10:57:44|
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千葉トヨペット本社 ( 旧日本勧業銀行本店 )

千葉市稲毛で、もう一棟紹介する建物が在ります。

一見、銭湯か和風旅館に見えるかも知れませんが
千葉トヨペット①
千葉トヨペット本社 ( 旧日本勧業銀行本店 )

どう見ても、自動車販売会社の社屋にも、銀行建築にも見えませんよね。

設計者 / 妻木頼黄 武田五一
竣工年 / 1899年 ( 明治32年 )
所在地 / 千葉市美浜区稲毛海岸4-5-1
国登録有形文化財


  千葉トヨペット②
設計者が妻木頼黄武田五一と言う、超大物建築家だったとは、驚きです。
建設当時としては最新のアールヌーボーゼツェシオンのデザインを建築に取り入れた建物だったそうですが、外観からは分かりません。

千葉トヨペット③
さらに、この建物が、稲毛の地に来るまでには、長い道のりがあったようです。

1899年 / 千代田区内幸町に日本勧業銀行本店として竣工
1926年 / 千葉県習志野市に京成電鉄直営の谷津遊園内に娯楽場、食道等として利用
1940年 / 千葉市役所庁舎として移築。
1965年 / 千葉トヨペットが現在地に復元・再建


  千葉トヨペット④
1997年には国の登録有形文化財にも指定され、平等院鳳凰堂に形が似ていることから、社員からは「10円玉社屋」と呼ばれて、親しまれているようです。

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  1. 2012/08/13(月) 12:10:21|
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千葉市ゆかりの家 ・ いなげ

旧神谷伝兵衛稲毛別荘から徒歩5分ほどの所に千葉市ゆかりの家 ・ いなげ は在ります。

ゆかりの家① 
千葉市ゆかりの家 ・ いなげ

ゆかりの家②
御覧のように、一見するだけでは特に何の特徴もない平屋の日本家屋で、建物の経歴を知らなかったら、通り過ぎてしまうでしょう。
なんとこの住宅は、あのラストエンペラー の実弟 愛新覚羅溥傑仮寓 だったのです。

「明治中期以降、避暑地として多くの文人墨客が訪れた稲毛は、海岸線の松林を中心に別荘・別邸が建てられ、この「ゆかりの家・稲毛」もその一つです。この家は、中国清朝のラストエンペラー愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑夫婦が、成婚間もない昭和12年に半年ほど居を構えた、風情ある建物です。」
( ゆかりの家 パンフレット参照 )


ゆかりの家③
右翼 ( 和室 和室 洋室 離れ )
設計者 / 不詳
竣工年 / 明治中期
所在地 / 千葉市稲毛区稲毛1-16-12


ゆかりの家④
左翼 ( 和室 和室 )
道路側の質素な外観とはやや印象の違う、なかなか立派な庭園です。

ゆかりの家⑥
屋根には鯱 ( シャチホコ ) まで乗っていました。

  庭から見て、左翼の部屋から見ていきましょう。
  ゆかりの家⑬
  左端の和室から庭を見る。

室内も、けして質素な造りではないようです。
ゆかりの家⑦
左翼見通し。 左翼は和室が2室。 接客の空間だと思います。
多くの床の間や建具の欄間、照明器具も見応えがあります。

ゆかりの家⑨
左端の和室
赤みがった格天井とモダンな照明器具。 床の間も立派です。

  ゆかりの家⑩
  左翼玄関側の和室
  左端の和室と天井や照明器具が似たデザインです。

  ゆかりの家⑪
  右翼玄関側の和室。 右翼は和室2室と洋室1室です。
  この部屋は恐らく生活空間の中心になっていた部屋だと思います。

  ゆかりの家⑫
  この住宅唯一の洋室。

  ゆかりの家⑤
  洋室の外観

ゆかりの家⑭
右翼側に配置された濡縁を持つ和室の離れ。 

ゆかりの家⑧
この部屋にも立派な床の間があり、地袋の後ろの壁には下地窓が開けられています。

ゆかりの家⑰
縁側引き戸の欄間

ゆかりの家⑯
右翼和室の欄間

ゆかりの家⑮
左翼和室の欄間

ゆかりの家⑱
縁側の照明器具

道路から見た外観からは想像の出来ない、見どころ一杯の建物でした。

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  1. 2012/08/12(日) 23:19:39|
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巨神兵東京に現る

      東京都現代美術館へ行ってきました。

      目的はこれです。
      巨神兵③

      巨神兵④
      スタジオジブリ「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵です。      

ゴジラウルトラマンでお馴染みの日本の特撮技術で、アニメの巨神兵を再現したのです。

巨神兵⑩

巨神兵⑪

巨神兵⑬
ミニチュアのセットの中を通って、写真撮影も出来ちゃいます。

巨神兵⑫
巨神兵に破壊された東京の街並み。

巨神兵⑦
巨神兵になったつもりで、記念撮影してみました。

巨神兵⑧
細かく再現されたアパートの室内です。

巨神兵⑨
窓の外では、巨神兵(?)が歩き回っています。

展示の内容としては、巨神兵は1/4程度で、前半はウルトラマンシリーズ等の特撮ヒーロー者と特撮を使った古い東宝映画の展示です。「海底軍艦」や「妖星ゴラス」は懐かしかった。

中盤のガメラやゴジラシリーズも見ごたえがありました。

入場料は1400円しますが、充分楽しむことが出来ました。


      最後にミュージアムショップで巨神兵のガラガラを2つ購入。
      巨神兵⑤
      これは見本です。

      巨神兵⑥

立っている巨神兵が欲しかったのですが
巨神兵②

巨神兵①
ちょっと残念ですが、それでもなかなかの迫力です。

テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2012/08/11(土) 12:31:40|
  2. 旅行・お出掛け
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旧神谷伝兵衛 稲毛別荘Ⅱ

  今日は旧 神谷伝兵衛 稲毛別荘 室内の写真を紹介します。

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑩
  1階は広い階段ホールと連続するサロンの様な洋間のみ

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑪
  寄木張りの床かが綺麗です。

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑫
  洋館を見に行った時に、必ず見いほしいのが階段手摺の親柱

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑬
  階段途中に設けられたニッチ

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑭
  ニッチの辺りから、2階階段室の天井を見上げる。

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑯
  ( 元は ) 海に面する廊下は畳敷きです。
  半円形の出窓は、廊下の一部だったんですね。
 
旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑮
16畳 + 4畳と1畳分の床の間からなる、豪華な和室

旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑰
ぶどうの木の床柱
床の間のには書院があります。

旧神谷伝兵衛稲毛別邸22
書院の欄間にはぶどうとハチとトンボの木彫りが施されています。
やはり日本のワイン王と言われた神谷さんだけあって、ぶどう強いに愛着があるようです。

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑱
  2階はほとんどが和風スペースです。

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑲
  天井は竿縁に竹を使って二重に折り上げた、折上げ天井

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸21

 
  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑳

  繊細さと豪快さと豪華さを感じられる贅沢な和室です。

テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2012/08/08(水) 10:19:18|
  2. 建物探訪
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寝不足気味です。

期待を上回る日本選手のメダルラッシュで、ここのところ寝不足気味です。
期待された競泳では、北島の3連覇はならなかったものの、期待以上のメダル数を獲得し、特に最後のメドレーリレーで男女ともに獲得したメダルは圧巻でした。
普段はあまり見ることのない、アーチェリーやフェンシング、卓球でもメダルを獲得し、予選でのまさかの失敗で心配された体操の内村も、最後には本人も満足のゆく結果を残せたようです。
ただ、メダル数は多いものの、金メダルが2個しか獲得出来ていないのは、少し淋しい気がします。
北島が3連覇を逃したことや、体操の団体で金を逃したこと、室伏がアテネ以来の金メダルを逃したことが、テレビを見ているだけの、私の様な無責任なファンの皮算用が狂った原因ですが、金メダルの獲得と変わらぬ感動を与えてくれたことは確かです。

ただ、金メダルの数が少ないことの一番の原因は、間違いなく男子柔道の低迷です。
女子では金メダルを獲得した松本さんの他にも、2人のランキング一位の選手がいたので、出来ればもう一つは欲しかったところですが、悔しいのは本人が一番でしょう。
問題は男子柔道です。先ほど「低迷」と書きましたが、ロンドンオリンピックの結果は番狂わせなどではなく、実力通りの結果だったという事なのです。

   63kg級 平岡    銀  世界ランク3位
   66kg級 海老沼  銅  世界ランク8位
   73kg級 中谷    銀  世界ランク2位
   81kg級 中井       世界ランク4位
   90kg級 西山    銅  世界ランク10位以下
   100kg級 穴井       世界ランク1位
 100kg超級 上川       世界ランク16位

世界ランキングがそのまま、その選手の実力とは言えないかもしれませんが、穴井以外は、ランキング通りか、ランキングを上回る力を出したと言えるのです。
つまり、日本の男子柔道は、オリンピックの重圧により、本来の力を発揮できなかったのではなく、もともと金メダルを獲期待るのは酷だったのです。

また、今回の大会ではルールも変更になっています。
話題になった「ジュリー」が、日本に不利に働いたとは思えません。
いきなりの足とり技が禁止になった今回のルール変更は、日本選手にとっては大変有利になったことは間違いありません。
他にも、綺麗に一本をとる柔道を目指す日本にとって、効果ポイントが無くなったことや、審判が直ぐに(技が少ないことに)指導をとらなくなったことも、有利りはたらいたと思います。
にもかかわらず、日本は金メダルを一つも獲得出来なかったのです。

勿論、藤井、山下、斉藤、古賀、小川、野村、井上、内柴等の天才的な柔道家が、巡り合わせで、たまたま現役選手にいないだけかも知れませんが、ここ数年、日本人力士の優勝者を出していない大相撲の低迷が、柔道の低迷と同じところに原因があるような気がしいます。

僕が子供の頃は、町内でも相撲大会をやっていたし、「巨人・大鵬・卵焼き」の時代でしたので、短い休み時間には、教室や廊下で相撲をとっていましたが、今の小学生は如何でしょう?
反対に、スイミングスクールに通っている子は増え、野球に変わってサッカーチームやサッカー教室に化通う子は沢山います。
水泳やサッカーのレベルが上がるのは、競技人口が増えているの事が、大きな要因だと思うのです。
水泳やサッカーの競技人口が増え、強くなるは良いことに決まっていますが、国技である柔道や相撲が、弱くなるは考えものです。

ロンドンで日本男子柔道が、オリンピックで初めて金メダルを逃したことを取り上けたテレビ番組を見ましたが、出演しているコメンテーター達が、柔道を知らないこともショックでした。
ゲストの野村選手への質問の殆んどが、的外れなものばかりで、野村とは全く話が噛み合わないのです。
僕と同世代の男性でさえ、どうやら柔道を見るのはオリンピックの時ぐらいで、メダルを期待するだけで、それほど柔道を真剣には見ていないようです。

柔道人口はフランスでは現在約80万人いるのに対し、日本では僅か20万人とか・・・?

残念ながら、日本柔道は 国技 とは名ばかりに成りつつあるようです。

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  1. 2012/08/07(火) 00:00:00|
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旧神谷伝兵衛 稲毛別荘Ⅰ

今年のゴールデンウィーク、千葉の義妹(妻の妹)夫婦の家へ出掛けた時に、千葉市稲毛へちょっと寄り道してきました。

旧神谷伝兵衛稲毛別邸①
旧神谷伝兵衛 稲毛別邸

旧神谷伝兵衛稲毛別邸②
設計者 / 不詳
竣工年 / 1918年 ( 大正7年 )
所在地 / 千葉市稲毛区稲毛1-8-35

国登録有形文化財(建造物)


旧神谷伝兵衛稲毛別邸④
これ程の建物であり、しかも鉄筋コンクリート造の建物にも関わらず、設計者が不詳なのには少々驚きました。

旧神谷伝兵衛稲毛別邸③
この建物の最大の特徴は、ロマネスク風の5連アーチと、正面の屋根形状でしょう?

旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑧
現在は海岸線から2キロ程離れていますが、竣工当時は眼下に海が広がる、絶好のロケーションの別荘建築でした。
玄関らしい部分はなく、5連アーチのあるテラスから出入りしていたようです。

旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑨
屋根形状も意外に複雑で凝っています。

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑤

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑥
この半円形部分もこの別荘の外観上の特徴の一つですが、内部は如何なっていのでしょう?

  旧神谷伝兵衛稲毛別邸⑦
  建築主はあの電気ブラン神谷伝兵衛氏です。

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  1. 2012/08/06(月) 08:00:00|
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高円寺散策 おまけ編

高円寺散策へ自転車で出掛ける途中、青梅街道を少し住宅地に入った道で、レトロな木造の医院を見付けました。

継医院①
小児科 継医院 ( 所在地 / 杉並区梅岡2丁目 )

継医院②
木造平屋建 切妻屋根の医院建築
妻壁にハーフティンバー風に表した、白くペイントされた木部分が特徴です。



継医院の直ぐ近所の同じ通り沿いにも、もう一棟の洋館を見付けました。
継医院③
とは言っても、庭木で建物はほとんど見えませんが、雰囲気だけは伝わると思います。

継医院④
和洋折衷の住宅で、切り妻屋根の洋館部分は、恐応接間ではないでしょうか?



最後は青梅街道と井の頭通りの中間辺り、都立杉並総合高校近くで見付けた建物です。
  阿佐ヶ谷の洋館①
( 所在地 / 成田西4丁目 )
この建物も、庭木で建物の全貌は分かりませんが、黒く塗られた下見板張りの外壁が目を引きます。

阿佐ヶ谷の洋館②
それと、この木製の玄関扉がいい感じです。

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  1. 2012/08/05(日) 12:02:59|
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青梅街道沿いの看板建築 Ⅱ

高円寺を散策した帰り道、青梅街道沿いで2棟の看板建築を見付けました。

青梅街道沿いの看板建築①
3戸長屋の店舗併用住宅 ( 所在地 / 杉並区阿佐ヶ谷南1丁目 )
左から
トータルペットショップ i 、NOZ DARS、柄沢テント商会

青梅街道沿いの看板建築②

  青梅街道沿いの看板建築③
歩道を歩いているだけだと、見逃してしまうような装飾ですが、僕は見逃しません。



  青梅街道沿いの看板建築⑤
  アンティーク BIUE FLUM ( 所在地 / 杉並区高円寺南3丁目 )

  青梅街道沿いの看板建築④
  新しい感じのする建物ですが

青梅街道沿いの看板建築⑥
モルタル造形の看板建築と言っていい建物だと思います。

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  1. 2012/08/04(土) 13:43:43|
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コンクリート打ち放しの住宅

座・高円寺とそれほど離れていない所で、数年程前だったでしょうか、建築雑誌で見覚えのある、コンクリート打ち放しの住宅を見付けました。

  RC①
建築雑誌で見た時には、曲線をおびて肉厚に見える道路に面した壁面と、その壁面に整然と並んで埋め込まれた、丸いガラスブロックが印象的な建物でした。

  RC③
当時から気になったのが、上部が曲線で形成され、笠木のない壁面のデザイン。
水切りが無いので、普通に考えると、壁が汚れるのではないかと思ったのです。

RC②
仕事仲間と話題になり、コーティング性能のある撥水剤を塗布した後、汚れを洗い流してくれる光触媒を施しているのではないか? と言う結論になったことを覚えています。

RC④
でも、この汚れ方と、一つ上の写真の風化の状態を見る限り、壁面の汚れに対して、何も考慮していなかったか、
撥水剤か光触媒が、期待された性能を発揮できなかったと思われます。

設計者の名前は忘れましたが、わりと良く建築雑誌で目にする、僕と同年代の人なので、壁面の汚れと風化に対して、何も考慮が無かったとも思えません。
コンクリート打ち放しは、やっぱり難しいと言う、いい教訓になりました。

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  1. 2012/08/02(木) 08:00:00|
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高円寺散策Ⅳ 座・高円寺 ( 杉並区立芸術会館 )

JR高円寺駅から北側の線路沿いの道を、中野方向にしばらく歩くと、見慣れない形の黒い建物が見えてきます。

座高円寺②
座・高円寺 ( 杉並区立芸術会館 )

正式名称は杉並区立芸術会館と言いますが、通称は 座高円寺

座・高円寺1(小劇場)、座・高円寺2(区民ホール)、阿波おどりホールという3つのホールをもつ建物で、 「座・高円寺」は、立ち寄れば、いつも誰かが何かをしているそんな芸術と文化の発信地を目指し、有名な高円寺の阿波おどりの振興をバックアップもしています。

座高円寺①
設計者 / 伊東豊雄
竣工年 / 2009年
所在地 / 杉並区高円寺北2-1-2


どこが? と聞かれると困りますが、伊東さんの設計らしい建物です。

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  1. 2012/08/01(水) 10:19:35|
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