アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

東京工業大学百年記念館

目黒区の大岡山当りは、私が住んでいる世田谷区とは隣接している場所であるにも関わらず、大岡山を通っている東急目黒線と大井町線はあまり利用する機会のない路線なので、大岡山を訪れたのは昨日が初めてでした。

東京工業大学百年記念館①
東京工業大学百年記念館

1994年に発行された「建築ガイドブック 1864-1993」には「雑然とした町並みの中に突然出現したアーバン・マシーン。現代の状況からプログレシップ・アナーキー、零度の機械という抽象概念を導き出した篠原が、そのふたつを統合してつくりだしたアーバーン・マシーンという概念が建築化した、都市に対してランダム・ノイズを発生させる空間装置。」と記されていますが、いったいなにが言いたいのか、私には全く分かりません。
この建物が竣工してから30年近く経過した為でしょうか、この写真を撮った大岡山駅の駅前広場は「雑然とした」と言う印象はなく、これだけの異様な形状にも関わらず、想像していた程の驚きはありませんて゜した。

      東京工業大学百年記念館②

      設計者 / 篠原一男
      竣工年 / 1987年 ( 昭和62年 )
      所在地 / 目黒区大岡山2-12-1 ( 東京工業大学内 )


東京工業大学百年記念館③
この片持ち梁で中に浮いた空間には、竣工当時、建築雑誌で初めて見た時には驚かされたものでしたが、ホキ美術館の片持ち梁を知ってしまった今、その驚きが半減してしまうのは仕方がないことなのでしょう。
「建築MAP東京」には「現代のテクノロジーを高らかに謳歌している。と同時に、象徴的な形態を志向してきた篠原の設計思想をショッキングなまでに表している。」と記されていますが、最新のテクノロジーを形態化た建物の背負う宿命として、時間の経過とともに、次第に輝きを失ってしまうことは、仕方がないことなのかもしれません。

東京工業大学百年記念館④

東京工業大学百年記念館⑤

2本の東急線を挟んだ場所にも、変わった建物を見付けました。
東京工業大学環境エネルギーイノベーション棟①
東京工業大学環境エネルギーイノベーション棟

設計者 / 東京工業大学、日本設計
竣工年 / 2,012年 ( 平成24年 )
所在地 / 目黒区大岡山2-10( 東京工業大学内 )


東京工業大学環境エネルギーイノベーション棟②
太陽電池パネルとルーバーで、建物本体は殆ど見えません。
最先端の環境エネルギー技術の研究が行われ、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を60%以上削減し、棟内で消費する電力を、ほぼ自給自足できるエネルギーシステムをもつ研究棟です。
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  1. 2014/06/28(土) 12:58:41|
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西品川の蔵の在る住宅

仕事で品川区役所へ行く用事がありました。
帰り道、JR大崎駅へ向かう途中、レトロな蔵の在る住宅に出会いました。

      西品川3丁目の蔵①
      西品川3丁目の蔵の在る住宅
大崎駅前の高層のオフィスビルや高層マンションの直ぐ足元で、こんなレトロな建物に出会えるとは思いもしませんでした。
軒の出の全く無い和瓦葺で切妻屋根の蔵に、寄棟屋根で下見板張りの木造家屋が取り付いています。

      西品川3丁目の蔵②
重厚感のある観音開きの扉の窓には、銅板葺きの付庇が施されています。
外壁はよく見る漆喰の塗り壁ではなく石積みです。 石種は大谷石の様に見えます?

西品川3丁目の蔵③
延焼防止用なのか? 窓の両側に出が40cm程の、銅板で葺いた袖壁が見えます。
東海道の品川宿にも近いので、数々のお宝が収められていたのだと思われます。


  1. 2014/06/26(木) 16:47:09|
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栃木散策 ⅩⅤ 最終回

とうとう栃木散策も最終回となりました。
最終回では、栃木のガイドブックや栃木を紹介するサイトには載っていないけれど、ちょっと気になったレトロな建物を紹介したいと思います。

岡安歯科医院①
岡安歯科医院
旧栃木町役場庁舎から蔵の街大通りに向かう途中で見付けました。

       岡安歯科医院②
       玄関周りのデザインと、ポーチ上部の丸窓が目を引きます。

寺内万年筆医院
寺内万年筆病院
この建物も蔵の街大通り巴波川の間で見付けました。
ところど万年筆病院って、どんな病院なんでしょう ?

工房四季①
工房四季
漆喰壁の工房四季の方は新しい建物のようですが、隣の建物は古そうです。

      工房四季②

最後に紹介する建物は
GINPARI.jpg
GINPARI
蔵の街大通りで見付けた現役の理容店。
古い和風の木造家屋を改修したのか、初めからこのデザインだったのか判断がつきにくい建物です。

今回の栃木散策は時間がなく、駆け足での散策でしたので、一つ一つの建物をじっくり見られなかった上に、見落とした建物も沢山あるようなので、次回はもっとのんびりと時間をかけて散策したいと思います。

  1. 2014/06/18(水) 09:46:34|
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コルビジェの LC1 を購入!!

以前から欲しかった、コルビジェのLC1を、祖師ヶ谷大蔵の中古家具店で見つけました。
中古品なので傷みはありますが、新品を買ったとしても、我が家にはお転婆娘が居るので中古で十分です。

      LC1 ①
      ル・コルビジェ の LC1

烏山の中古家具店では、コルビジェのシェーロングやLC2を見付けたことがあり、何度も購入を検討しましたが、狭い我が家には置く場所がないので諦めていましたが、今回見付けたLC1はシェーロングやLC2と比べると小さめです。

      LC1 ③
      心配していた通り、早速凛がチェックに来ました。

LC1 ④
おやおや、これじゃやっぱり新品は買えません。

      LC1 ②
元々、この場所にはマッキントッシュのハイバックチェアーが置いてありました。
二つの椅子を何処に置くかと散々悩んだあげく

      LC1 ⑤
      結局、ここにしか置く場所はないようです。

ル・コルビジェがデザインした椅子や本は、アマゾンで購入することが出来ます。

          

      


  

  1. 2014/06/17(火) 10:14:00|
  2. お勧め商品
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栃木散策 ⅩⅣ 横山郷土館 ( 旧共立銀行石蔵 ) 、松本理容店

栃木散策も終わりに近づいてきました。
今日は巴波川沿いのレトロな建物を紹介します。

先ずは
横山郷土館①
横山郷土館 ( 旧共立銀行石蔵 )
今回は時間がなかったので、ゆっくり見学することが出来なかったのが残念です。
栃木市観光協会のH.Pによると
横山家は店舗の右半分は麻問屋、左半分は銀行を営んでいた明治期の豪商で、両袖切妻造と呼ばれる建て方で、内部には帳場などが再現されています。
店舗の両側には鹿沼産の深岩石で作られた蔵が、左右相対して建てられており、右が麻蔵、左が文庫蔵で腰まわりに、岩舟石、軒まわりに赤レンガを組んで、災害にも十分対策を施した造りとなっています。
それぞれ、間口四間(7.2m)奥行き五間(9m)もある大きな石蔵です。
店舗兼住居、蔵、洋館は登録有形文化財に認定されています。

設計者 / 不詳
竣工年 / 1910年 (明治43年 )
所在地 / 栃木県栃木市入舟町2-16
国登録有形文化財


横山郷土館②
旧栃木町役場庁舎へ続く水路

横山郷土館③
鴨は丸々と太ってます。

栃木市役所別館⑬
あまり紹介出来ませんでしたが、栃木は蔵造りの建物だけでなく、水路の街と言う印象が強いです。


松本床屋③
倭橋 越しに 松本理容屋を見る。

松本床屋②

  松本床屋①
  松本理容屋

この建物の詳細は全く分かりませんが、恐らく戦前、昭和初期の建物だと思います。
一見蕎麦屋のような暖簾が掛かっていますが、現役の理容店のようです。

設計者 / 不詳
竣工年 / 不詳 
所在地 / 栃木県栃木市入舟町1-1


       松本床屋④
  1. 2014/06/16(月) 18:40:52|
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栃木散策 ⅩⅢ cafE 15

蔵の街大通り巴波川の間に通る蚤の市通り沿いで、山車会館の裏辺りでも可愛いピンクの洋館を見付けました。

   cafe 15 ②
   cafE 15  蚤の市通り側の外観

大正期に住居として建てられた洋館をリフォームし、お洒落なカフェに生まれ変わりました。
ピンクに塗装された下見板張りの外壁が目を引きます。

  cafe 15 ③
カフェの入口は蚤の市通り側にありますが、本来の玄関は向かって左側のようです。

cafe 15 ⑤

cafe 15 ④

設計者 / 不詳
建築年 / 1924年 ( 大正13年 )
所在地 / 栃木県栃木市万町2-15


      cafe 15①
      こちらが側が本来の正面だと思います。
      ポーチ上の庇や装飾にも見所ありです。

  1. 2014/06/08(日) 10:48:37|
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栃木散策 ⅩⅡ 県立栃木高校記念図書館

栃木病院旧栃木町役場庁舎の中間辺りに在る県立栃木高校の敷地内にも、明治・大正期に建てられた、レトロな木造建築が残っています。

県立栃木高校記念図書館①
県立栃木高校記念図書館

設計者 / 不詳
竣工年 / 1914年 ( 大正3年 )
所在地 / 栃木県栃木市入舟町12-4
国登録有形文化財


県立栃木高校記念図書館②
下見板貼りの外壁に和瓦葺の寄棟屋根が載ってます。
同窓会の記念事業で建てられ、1階は当時としては珍しい専用図書館、2階は和室の大広間で、外観も内部も和洋折衷建築と言えるでしょう。

県立栃木高校記念図書館③
構内には明治29年築県立栃木高校記念館明治43年築県立栃木高校講堂があり、どちらも国登録有形文化財に指定されています。

  1. 2014/06/07(土) 16:22:29|
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栃木散策 ⅩⅠ 栃木病院

館野家の近くだったので、栃木病院は直ぐ見つけられましたが、通り沿いから見える病院の建物は、古いとは言えここで紹介するような建物でなく、細い路地を入って行かないと、お目当ての建築は見ることが出来ません。

向かって左側の路地を入って行くと、最初に目に入ってくるのはこの部分
栃木病院⑤
栃木病院

      栃木病院②
病院の廻りには細い通路と道路が通ってますが、道幅が狭すぎるのと、樹木が茂っている為に、建物の全景を撮影することが出来ず、近くから見上げて撮った写真ばかりになってしまいました。

      栃木病院④
洋館部分の入口は細い路地をかなりは入った場所に在りました。
木部の薄緑色の塗装や木部を現したハーフティンバーなど、最初に紹介した旧栃木町役場庁舎に似た印象です。
ベランダのデザインは繊細で、ハーフティンバーのデザインも、単に構造部の木骨を現しただけでなく、Rの付いた木骨を多用するなど、デザインを重視しているのも特徴です。

         栃木病院⑨

         設計者 / 不詳
         竣工年 / 1913年 ( 大正2年 )
         所在地 / 栃木県栃木市万町13-13
         国登録有形文化財

 
栃木病院①
あまりに距離がなさすぎて、僕の腕とカメラでは、全景をお見せできないのが悔しいです。

   栃木病院③

栃木病院⑥
細い通路側にも入ってみました。

栃木病院⑦
窓回りのデザインは実に凝っています。

      栃木病院⑧

  1. 2014/06/04(水) 10:14:38|
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栃木散策 Ⅹ 舘野家住宅兼店舗

栃木散策の10回目は、蔵の街大通りから少し外れた場所で見付けたレトロな建物を紹介します。

館野家住宅①
舘野家住宅兼店舗
昭和7年に肥料と履物を扱う商家だったそうです。
正面は一見シンメトリーかと思いきや、2階を見上げると、ローマ・ドリス式オーダーの施された付け柱に挟まれた、入り込みバルコニーを中心にして、向かって左側が3連の半円アーチ窓、右側には2連の半円アーチ窓が施され、左右非対称になっています。
向かって左側の側面には4連の縦長窓が見えます。

館野家住宅②
バルコニーの奥に見える木製窓が和風なのは微笑ましいですが、タレ壁の装飾はなかなかに凝った造りです。

館野家住宅③
1階の塞がれた窓 ( ショーウインドーだったのでしょうか? ) の上部に施されたレリーフも、立体感があって見事です。

設計者 / 不詳
竣工年 / 1932年 ( 昭和7年 )
所在地 / 栃木市和泉町2-32
国登録有形文化財


  1. 2014/06/01(日) 16:37:38|
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