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アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

神戸散策Ⅸ 海岸ビルディング 、神戸郵船ビル、海岸ビル、商船三井ビルディング

乙仲通沿いの2棟の小振りな洋風建築を見学した後、大型洋風建築の並ぶ国道2号線に出ました。

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海岸ビルディング ( 日濠会館 )

国道2号線に出ると、いきなり深い装飾の施された洋風洋式建築が見えて来ました。

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全体の雰囲気は洋風洋式建築に見えましたが、個々の装飾は幾何学的なデザインです。

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設計者 / 河合浩蔵

建築年 / 1911年 ( 明治44年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5

建物前の歩道からでは、距離が近過ぎてこのような写真しか撮影できないので、前面道路は国道なのでかなり離れた歩道橋を渡って国道の反対側へ

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近代建築散歩-京都・大阪・神戸編」には「全体はゼセッション風だが・・・」と書かれていますが、1階のルスティカ積の外壁やこ角部の石積み風の付け柱のデザインからは、やはり洋風洋式建築のイメージの方が強いような気がします。

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明治期に建てられた民間の建物が、この状態の良さで残っているのは貴重なのではないでしょうか。

国道2号線を東に目を向けるとレトロな洋風建築が並んでいます。

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神戸郵船ビル、海岸ビル、商船三井ビルディング

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神戸郵船ビル ( 旧日本郵船神戸支店 )

近代建築散歩-京都・大阪・神戸編」には「かつては正面上部にバロックドームが載っていたが、戦火で焼失した・・・」と書かれていますが、ドームがなくても、今も堂々たる風格です。

設計者 / 曽禰・中條建築事務所

建築年 / 1918年 ( 大正7年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区海岸通1-1-1

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国道2号線側の側壁中央辺りの出入口

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海岸ビル、商船三井ビルディング

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海岸ビル ( 旧三井物産神戸支店 )

設計者 / 河合浩蔵

建築年 / 1918年 ( 大正7年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区海岸通3

神戸市景観形成重要建築

この建物も河合浩蔵氏の設計です。

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この建物も全体の印象は洋風洋式建築ように見えますが、細部個々のデザインは、古典様式建築の細部を幾何学的にデザインしています。

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3階・4階には軒蛇腹が施され、中央最上部の唐破風からは東洋風の印象も受け取れます。

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商船三井ビルディング ( 旧大阪商船神戸支店 )

設計者 / 渡辺節

建築年 / 1922年 ( 大正11年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区海岸通5

この建物も角地であることを、最大限に活かしたデザインのオフィスビル。

この建物を最初に見た時はデパートなどの百貨店かと思いましたが、近代建築散歩-京都・大阪・神戸編」には「ルネサンスをベースにしながら、シカゴ派の影響を感じさせるアメリカン・スタイルのオフィスビル。」と記されています。

渡辺節と言えば、''昭和の巨匠''村野藤吾氏が主従した建築家としても知られています。

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何と言っても玄関上部の半円形の装飾が目を引きく建物です。

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  1. 2019/06/23(日) 12:24:00|
  2. 建物探訪
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三角地の家 防水工事

一週間で現場での作業は、かなり進行していました。

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道路から見える部分のラスカット張りは完了しています。

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今週は梅雨と言うのに雨が降らなかったお陰で、遅れていたバルコニーと陸屋根部分のFRP防水工事を行うことが出来のした。

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開口部にもしっかりと防水を施します。

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陸屋根部

目視でも排水勾配が確認出来ます。パラペット(立上り部分)に見える穴は、オーバーフロー管。万が一排水孔からの排水が足りなかった場合には、この穴からも排水します。

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グラスウールの施工が完了しています。

グラスウール自体の部屋内側にも、防湿シートが貼られていますが、別売の防湿層を設けることで、グラスウールが湿気ることを防ぎます。

  1. 2019/06/20(木) 16:32:25|
  2. 最新現場状況
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三角地の家 屋根工事・電気設備工事

先月末に中間検査を合格し、大工工事だけでなく、屋根工事、設備工事、電気工事も順調に進行しています。

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シートが掛かっているので、写真では工事の様子は分かり難いですが、内部の工事は着々と進んでいます。

    IMG_5356 のコピー

   三角地の角地に面する鋭角のバルコニー。

   スチール手摺の取付け完了。

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北側斜線と道路斜線の関係で、屋根形状は複雑になってしまいました。

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排水管

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    電気配線工事も進んでいます。

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    ユニットパスも無事設置が終わりました。

  1. 2019/06/16(日) 12:19:00|
  2. 最新現場状況
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神戸散策Ⅷ みなと元町駅、毎日新聞神戸ビル、monostandard、KISCO株式会社神戸支店

元町駅北側のエリアには、河合浩蔵氏設計の神戸市立水の科学博物館本願寺神戸別院など、見たみたい建物が残っていましたが、時間の関係で諦め、神戸高速鉄道東西線の花隅駅辺りで鉄道の高架橋を潜り、マリンロードを通って海側のエリアに移動しました。

鉄道北側のエリアでまず最初に見えて来たのは、マリンロードと栄通の交差点に建つ

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神戸市都市交通みなと元町駅 ( 旧第一銀行神戸支店 )

現在は道路に面する1スパンノミが保存されて、みなと元町駅の出入口として利用されています。

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1スパンノミのファサード保存に近い利用のされ方とは言え、赤煉瓦と白い花崗岩のコントラストは、辰野式の真骨頂と言える風格で、堂々たるデザインの銀行建築です。

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角地であることを、最大限生かしたデザイン。

2階部分は白で縁取られた半円アーチ窓で、1階はペディメントの施された開口が、リズミカルに並んでいます。

設計者 / 辰野金吾

建築年 / 1908年 ( 明治41年 ) -旧建物

所在地 / 兵庫県神戸市中央区栄町通4-4

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角部のエントランスには、ドリス式風オーナー柱に支えられた、一際大きなペディメントが施されています。

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エントランス側面

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栄通り側のファサード

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向かって右端の出入口にはキーストーンが施された白花崗岩の半円アーチの出入口が在ります。

数分栄通りを少しだけ元町駅方向に歩くと

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毎日新聞神戸ビル ( 旧横浜火災海上保険神戸支店 )

設計者 / 河合浩蔵

建築年 / 1925年 ( 大正14年 ) -旧建物

所在地 / 兵庫県神戸市中央区栄町通4-3

河合浩蔵氏の最後の作品を一部分だけ記念碑的に保存したそうですが、「近代建築散歩」に載っていたので分かったものの、予備知識が無ければ、間違いなく通り過ぎていたと思います。

もう少し何とかならなかったのでしょうか?

栄通を離れ、並行する国道2号線との間の乙仲通へ

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monostandard

洋風建築と言うよりも、看板建築と言うそうな建物ですが、事前ストリートビューで付近を調べた際見付まし。

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間口と比べて奥行はかなりある建物です。

設計者 / 不詳

建築年 / 不詳

所在地 / 兵庫県神戸市中央区栄通3-2-6

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同じ乙仲通の数軒並びにもう一棟

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KISCO株式会社神戸支店( 旧岸本産業本社 )

この建物もかなり奥行があります。

設計者 / 不詳

建築年 / 大正末or昭和初期

所在地 / 兵庫県神戸市中央区栄通

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階段状にセットバックしたプランと、パラペットに10cm巾程度に細かく刻まれた横ボーダーが特徴的、1階越部のルスティカ積の外壁も目を引きます。

  1. 2019/06/14(金) 18:42:00|
  2. 建物探訪
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神戸散策Ⅶ 日本基督教団神戸栄光教会、神戸聖ミカエル教会、日本キリスト教団神戸教会

今回は教会の多い神戸の街で、兵庫県庁近辺に在る、三棟の教会を紹介します。

先ず初めに紹介するこの教会兵庫県公館兵庫県庁舎の間に在ります。

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日本キリスト教団神戸栄光教会

1886年、アメリカの南メソジスト監督教会から宣教師として派遣されたW.R.ランバス師により「神戸美以教会」は創設されます。

創設当初は、旧居留地47番地を拠点としていましたが、1887年に現在のJR元町駅の北側に移り、1888年第1会堂が、現在の兵庫県庁東南角に建てられます。

1907年、日本におけるメソジスト三派が合同したことにより「日本メソジスト神戸教会」となり、1942年に現在の名称である「日本キリスト教団 神戸栄光教会」となりました。

建物は1922年に、現地に第2会堂が建てられ、長年にわたり多くの方々に「赤レンガの教会」として親しまれましたが、1995年の兵庫県南部大地震で全壊してしまいます。

2004年に再建された第4会堂は、ゴシック様式の外観を踏襲し、外観の煉瓦は手摘みで施工されています。

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大隈講堂の様な王冠をお思わせるデザインの鐘塔が印象的です。

設計者 / 曽禰・中條建築事務所 再建設計者 / 日建設計

建築年 / 1922年 ( 大正11年 ) 再建年 / 2004年 ( 平成16年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区下山手通4-16-1

建景観形成重要建築物

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再び山手通りに戻ります。

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日本聖公会 神戸聖ミカエル教会

1876年、英国聖公会宣教師H.J.フォス師により神戸市中央区鯉川筋に設立された伝道所が前身。
1881年に聖堂の定礎式を行い聖ミカエル教会となりました。

鯉川筋の教会は1891年に焼失し、教会の場所を中山手通6丁目に移しましたが、1945年に空襲により焼失しました。

1959年、現在の場所に建てられた聖ミカエル教会が神戸教区大聖堂となります。

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設計者 / 不詳

建築年 / 1959年 ( 昭和34年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区下山手通5-11-1戸市中央区下山手通5-11-1

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どことなく村野藤吾氏が設計した広島の平和記念聖堂に似た印象の有る鐘塔です。

コンクリートのフレーム ( 柱・梁 ) の間に煉瓦の壁の外壁は、1960年前後に村野さんが設計した横浜市庁舎、早稲田大学文学部校舎、関西大学も見られます。

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日本キリスト教団神戸教会

1874年 ( 明治7年 ) に、現在の神戸市中央区元町5丁目にて設立された摂津第一公会を起源とする、日本最古級のプロテスタント教会です。

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設計者 / 原科建築事務所

建築年 / 1932年 ( 昭和7年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区花隈町9-16pa310602-1.jpg

今回紹介する三つ目のこの教会が、スクラッチタイル張りの外壁に高い尖塔が聳える、最もオーソドックスな西洋様式の教会です。

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鐘塔にはロンバルディア帯や二連の半円アーチ窓が見られます。

この建物もゴシック風かと感じていましたが、ロマネスク風なのかも知れません。

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正面切り妻の破風にもロンバルディア帯か施され、エントランスの尖りの少ない尖頭アーチのとの間に施された、半円アーチと一体化した台形の出窓が特徴的です。

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正面だけでなく、側面にも色々な窓が開けられ、豊かな表情を見せてくれています。

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次回は元町駅南側のエリアを紹介します。

  1. 2019/06/10(月) 17:45:00|
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神戸散策Ⅵ 元町駅北側の建物-1 神戸韓国領事館、兵庫県庁舎、兵庫県公館

色々と忙しくしておりまして、久し振りの神戸散策の続きです。

先ずは、宿泊したホテルから山手通りに出て、元町駅方向へ向かうと見えてくるのが

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韓国領事館神戸出張所 ( 旧兵庫県信用組合連合会事務所 )

韓国領事館として利用されている為に、警備の為に警察の車両が止まり、警察官の姿も見えるので、ちょっと静止して写真撮影し難い雰囲気でしたので、写真は一枚だけです。

設計者 / 置塩章

建築年 / 1929年 ( 昭和4年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区中山手通2-21-5

更に、山手通りを数分歩くと

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兵庫県庁舎 ( 左奥から 3号館、2号館、1号館 )

設計者 / 光安義光 ( 兵庫県営繕課 )

建築年 / 1号館 ( 1966年 昭和41年 )

2号館 ( 1970年 昭和45年 )、3号館 ( 1990年 平成2年 )

山手通り沿いに建ち並ぶ1~3号館は全て兵庫県営繕課光安義光氏の設計で、デザインは最初に建設された1号館を踏襲されています。

一旦山手通りを離れ、兵庫県庁舎の裏側 ( 南側 ) へ回ってみます。

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兵庫県公館 ( 旧兵庫県庁舎 )

洋館の建ち並ぶ神戸の中でも、一際目を引く堂々としたデザインの建物で、現在は兵庫県公館として利用されていますが、元は兵庫県庁舎として建てられました。

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近代建築散歩-京都・大・神戸編」でも「フランス・ルネサンス様式の近代庁舎建築としてトップレベルの建築」と記されており、竣工時は日本最大級の庁舎建築でした。

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設計者 / 山口半六

建築年 / 1902年 ( 明治35年 )

所在地 / 兵庫県神戸市中央区下山手通4-4-1

国登録有形文化財

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第二次大戦時の空襲により、外壁以外の全てを焼失してしまいますが、戦後改修工事を行い兵庫県南庁舎として利用されていました。

その後老朽化により取り壊しも検討されますが、1983年から二度めの大改修が行われ、1985年 ( 昭和60年 ) からは兵庫県公館として生まれ変わり、現在も兵庫県の迎賓館として、そして県政資料館として今も兵庫県の顔として重要な役割を担っています。

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  1. 2019/06/03(月) 10:09:00|
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三角地の家 中間検査完了

建て方後1ヶ月半が過ぎ、先月末に無事中間検査が完了しました。

三角形で狭小敷地と言う、かなり難しい条件の住宅だけに、建て方の後の木工事や板金工事は、予定より若干工期が遅れていますが、施工者の皆さんの努力により無事に工事は進行しています。

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    ( ゴールデンウィーク明け )

接合金物と筋交いの設置が終わり、確認検査機関に中間検査の前に、監理者による検査を行いました。

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プレートに施されたスリットにより、大地震時に変形することで、筋かいを破壊から保護し、木製筋かいに金属の粘り強さをプラスした木造筋かい金物です。

施工会社の(株)田村工務店では、使用可能な場所では全てこの金物を使用しています。

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アンカーボルト、ホールダウン金物、コーナー金物、羽子板ボルト、筋交いプレートなどの全ての接合金物の設置状況を確認します。

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アルミサッシ枠も既に設置されています。

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全ての金物の設置城状況を検査し写真を撮影するのに、かなり時間が掛かったので、検査前には貼られていなかった透湿防水シートの取付も始まっています。


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    ( 5月中頃 )

    透湿防水シートがほぼ貼り終わったところ。


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  ( 5月下旬 ) 確認検査機関の中華検査当日。

1階・2階のモルタル下地となる、ラスカットの施工はほぼ完了しています。

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三角形のバルコニー先端のスチール手摺

  1. 2019/06/02(日) 15:57:00|
  2. 最新現場状況
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