モンマルトル散策の二回目です。
今回はモンマルトルの丘の上に建つ サクレクール教会 から眺めた、パリ市内の風景を紹介します。
先ずは サクレクール寺院 の前のテラスから見たパリ中心部の眺めです。
天気の悪さは残念ですが、ここからの眺めも充分綺麗なのですが、この日も朝からパリ観光案内をしてくれている友人が「ドームの上からだと、もっといい眺めだから登ろう」と提案。朝から歩き詰めだったうえに、ピカソ美術館で買った陶器のカップの重さも、この頃になって辛くなり始めていたので、長い階段を登る体力が残っているとは思えませんでした。ただ横に居た妻の顔を見ると、私より疲れていた筈なのに、断る様子はありません。ここで男の私が音を上げる訳にも行かず ( 昭和の考え )、腹を括って登ることにしました。
ドームへ上るには、教会西側の階段を一階分地下に下た、地下一階が入口なので一階分損をした気分です。
何処がゴールか分からない、狭くて長い薄暗い螺旋階段を登るのはまるで苦行の様で、カバンの中のピカソのカップも肩に食い込みます。何度も立ち止まりながら、やっと明るい所に出て来ました。でもここはゴールではなく航空写真の矢印の部分で、北西の小さなドームから中央ドームへ移動する屋根の上だったのです。更に中央のドームを登らなければなりません。
ルーブル美術館方向 ( 南 ) 。目前の緑地はウォレット公園です。
再び苦行の続きを味わった後には、こんな素晴らしいご褒美が待っていました。
曇天なのは残念ですが、パリを一望できる素晴らしい眺めです。
モンパルナスタワーとエッフェル塔が見えます。( 南南西方向 )
じっくり景色を見る前にドームを一周してみましょう。
南東側の小ドームを見る
イタリア旅行の時は、バチカンでもフィレンツェでもドームには登らなかったので、ドームに登ったのは初めての体験です。
2月のパリ、しかも丘の上に建つ吹き曝しのドームの上が暖かな筈はありません。私だけ上着を脱いでいるのは、人一倍汗っかきで汗びっしょりになっていたからです。
ここでは エッフェル塔 を摘まみ上げてみました。
南西 ( エッフェル塔 ) 方向を見る。
南南西 ( モンパルナスタワーとエッフェル塔 ) 方向を見る。
よく見るとモンパルナスタワーの下辺りから
ルーブル美術館 ⇒ オルセー美術館 ⇒ オペラ座 ⇒ アンバレットが見えます。
金のドームの アバリッド の右下に ブルボン宮 も見えます。
南方向を見る。
拡大すると、左側に サン・ジャック塔 ⇒ ノートルダム大聖堂 右側には パンティオン ⇓ サント・シャペル ⇓ サン・トゥスタッシュ教会 見えます。
南南東 ( ポンピドゥーセンター ) 方向を見る。
拡大すると ポンピドゥーセンター がはっきりと見えます。
次回は内部を紹介します。