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アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

日光散策 - 22 イタリア大使館 Ⅱ 内観 ( 1階 )

チケットを購入し、室内に入ってみましょう。
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外壁と同様に内壁と天井にも、さまざまに貼り方を変えた杉皮が見所です。

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平面図では居間を中心に、左右に書斎と食堂と記されていますが、ゲストルームと水廻り以外は、1階は広縁も含めてワンルームと言っても差し支えない様な空間構成です。
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書斎から居間・食堂方向を見通す
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部屋ごとに異なるデザインの丸竹で縁取りした天井が目を引きます。
居間の天井は亀甲模様と菱形の組み合わせ。壁は殆どありません。
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縁側から居間・ホールを見る
居間は凸凹の無い横長のワンルーム空間の真ん中に当たる場所。
居間にしては落ちついて時を過ごせる場所ではありません。
大使館別荘と言う用途から、応接スペースとして想定されているのだと思います。
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食堂から居間・書斎を見る
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縁側から食堂を見る
食堂の天井はややシンプルに菱形と直線で構成されています。
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食堂越しに居間・ホールを見る

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食堂から居間・書斎を見る

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居間から食堂を見る

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食堂側暖炉
暖炉廻りの杉板と竹の壁面デザインが素晴らしい。
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食堂+居間+書斎 を繋ぐ大空間の両側に、暖炉が配されています。
暖炉廻りの石材も外部と同様に小振りの石が使われています。

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居間から書斎を見る
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書斎天井の竿縁には亀甲模様や菱形は見られません。
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椅子の後ろに書斎側の暖炉が見えています。
暖炉廻りの壁のデザインは、食堂側とは変えています。
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縁側に出てみましょう
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中禅寺湖に面する縁側からの眺めは素晴らしい
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この建物は形状は内外共にシンプルなデザインですが、壁面や天井に採用された杉皮貼りは他に例を見ない圧巻の出来栄えにです。
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書斎の暖炉

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居間の天井
亀甲模様と菱形の組み合わせ。
丸竹の竿縁に合せた杉皮の貼り方も凄い。
この建物は手に入り易い安価な材料を駆使して、気の遠くなるような手間を掛けて作られたものの様です。

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次回は階段と2階、副邸を紹介します。

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  1. 2024/03/31(日) 12:40:00|
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日光散策 - 21 イタリア大使館別荘Ⅰ 外観

忙しさにかまけて、新年の挨拶を除くと半年ぶりの更新になってしまいました。

小学校の修学旅行以来、50年振りの 華厳の滝 の見学を終え、イタリア大使館別荘記念公園 内に建つ イタリア大使館別荘 へ向かいます。
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イタリア大使館別荘記念公園 のある 中禅寺湖畔 には、明治の中頃から昭和初期にかけ、各国の大使館をはじめ、外国人達の別荘が建てられ、国際避暑地として発展しました。
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英国大使館別荘
私が訪れたのは一年前の4月1日。まだ遠くの山々には残雪が見え、通って来た 中禅寺湖スカイライン は、この別荘近くの駐車場の先は冬季通行止めでした。
何処かで釣りの大会を開催していたらしく、駐車場は一杯で目的地の イタリア大使館別荘 へ向かう湖畔の道で、釣り竿を持った何人かの釣り人とすれ違いました。
皆にこやかに挨拶してくれるのですが、例外なく熊熊除けの鈴を付けています。
ここは人間だけのエリアではない事が分かり、鈴が無いので大きな声で会話しながら歩きました。
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イタリア大使館別荘 
駐車場から10分程で、杉皮貼り の外壁、寄棟屋根の建物が見えて来ました。

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杉皮貼り は別荘建築では良く用いられたらしいのですが、私は見たのが初めてです。 
私にとっては 杉皮貼り と言うだけでも珍しいのに、薄い色と濃い色の杉皮を横縞模様に貼った派手wでインパクトのある外壁です。
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設計は アントニン・レーモンド
主に大使とその家族が利用した別荘です。

設計者 / アントニン・レーモンド
建築年 / 1928年 ( 昭和3年 )
所在地 / 栃木県日光市中宮祠24 ( イタリア大使館別荘記念公園内 )

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内部を見学する前に、先ずは湖畔側に廻って見ましょう。
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側面 妻壁
小さな石を積んだ突起部は、煙突があるので暖炉でしょう

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湖畔側外観
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雨戸の戸袋は 薄い色と濃い色の杉皮を市松模様、横縞よりも更に派手な印象です。
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杉皮の外枠と押縁は竹
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軒天も杉皮貼りです。

山側に戻ってみましょう
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山側からの外観は フランク・ロイド・ライト の初期の住宅 ( 草原住宅 ) を思わせるシルエットです。
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  1. 2024/03/22(金) 11:30:00|
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