アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

OXY乃木坂

アモルフの竹山聖氏設計のOXY乃木坂が建てられたのも、バブル経済が始まった頃の1987年です。

    OXY乃木坂③
    この写真は竣工後4年経った1991年に撮ったものです。

    OXY乃木坂④
この建物も、建築雑誌を賑わせた建物でしたが、以外にも地味な印象の建物でした。
ただ、アトリアやスタジオ、プレスルームから成る複合施設で、この吹き抜けを通して六本木の街に最新の情報を発信ると言うコンセプトを感じることは出来ました。

    そしてこの写真は、1年ちょっと前に撮ったものです。    
    OXY乃木坂①
TOTOのギャラリー間安藤忠雄の建築展を見に行った帰りに、立ち寄ったときのものです。

    OXY乃木坂②
OXY乃木坂の大きな特徴の一つであった、六本木の街に向かって解放されたエントランス部分の3層の吹き抜けにはサッシがはめ込まれてしまい、さらに1/4円形の外壁面によって作りだされていた角地のオープンスペースも、ジュエリーショップの展示スペースになってしまい、商業スペースとして建物の機能に取り込まれています。

複合施設だった筈のOXY乃木坂は、GALLERIR UCHIHARAと言う単独企業の使用となっているようです。
以前は風を受ける船の帆のようだったH鋼にテント張りの袖壁は、マッシブな巨大な赤い壁にかわり、企業名が書かれた広告塔と化しています。

奇抜な建物が乱立する現在では、道行く人の目に付く部分に、この様な派手な色でも塗らない限り、コンクリート打ち放し1/4円形と言うだけでは、もはや人の目を引く外観では無くなってしまったと言うことなのでしょうか?

渋谷のRISEヒューマックスパビリオン渋谷の様な、建築家の非凡なデザイン力による、その異様と言ってもよい特異な形態をもってしても、常に変化を続け、増殖し続ける東京と言う巨大都市に、今にも飲み込まれてしまいそうです。
これ以上の奇抜さを競うことは、もしかすると意味がないことなのかも知れません。
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テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/02/05(土) 15:53:37|
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