ひと月ほど前に車で青梅街道を走ったとき、3棟の銅板葺の看板建築を見掛け、とても気になっていたのです。

最初に見付けたのは、この井草八幡宮前の建物です。

間口が三間以上ある、立派な建物です。

今は使われてはいないようですが、1階は最近までは店舗として使われていたのではないでしょうか?
銅板の状態もまずまずです。

看板の文字は無くなっていますが、窓はアルミサッシに取り換えられることなく、木桟のデザインが残っています。
両端に雨戸の戸袋があると、安定感がありますね。
軒飾りも施されています。
自転車で10分ほど新宿方向に走ると、八丁の交差点の少し手前にも一棟。

○に越印の屋号が隠れてしまいました。

この建物は今は空き家ですが、元は鉄工所だったようです。

この建物も間口が三間あり、両端に雨戸の戸袋もあります。

なんと言っても○に越印の屋号が残っているのが貴重です。

肘掛手摺のオリジナルはどんデザインだったのでしょうか?
最後は八丁の交差点に面して建つ

鳥肉・お惣菜 立花屋 です。

年配のご夫婦らしい方が二人でお店に出ていました。
メンチカツか何かを揚げているのか、店の前を通ると、油の香ばしい香りがして来ます。

パラペットの頂部に目が行ってしまいますが、霧よけ庇のデザインが面白いです。

その上の帯状の飾りもいいですね。
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