まずは沢山の蔵造りの建物が建ち並ぶ蔵造り通りへ向かいます。
「蔵造りの建物」「看板建築」に関わらず、大正浪漫や昭和レトロを感じさせてくれる目に付いた建物は全て紹介しますので、紹介し終わるのに何日掛かるか分かりませんが、どうかお付き合いください。
最初に目に付いたのは蔵造りの建物ではなく、モルタル造形の看板建築です。

なかや

1階の煉瓦タイル貼りの部分は当然増築です。
2階の外壁もかなり前にクリーム色に着色されています。

蔵造り通りはまだ先ですが、ここで早くも蔵造りの建物が現れました。

土金

田中帽子店

アクリルの庇が残念過ぎですが

2階の縦長の上げ下げ窓はオリジナルのようです。
田中帽子店の斜め向かいにも

モルタル造形の建物が在ります。
この建物は窓の配置が1階と2階でちぐはぐなのが残念ですね?

でも良く見ると、軒周りには電文模様の装飾が、しっかりと施されています。

本格的なものはまだ見付けていませんが、川越には銅板葺きではなく、モルタル造形の看板建築が多く見掛けられるようです。

伊東刃物店
軒周りのデザインに特徴のある建物ですが、看板建築と言えるかは微妙です。
軒飾り(デンテル)にしてはまばら過ぎるし、出し桁のように構造的に意味があるとも思えません。
ただどちらにしても、大正ロマンや昭和レトロを感じさせてくれる建物なのは確かです。
この建物の隣にも

寝具うおつ 他
今日は本川越駅から漣雀町の交差点までの建物を紹介しました。
この辺りは駅の近くで、これだけの素材の建物が多く残っているにも関わらず、特に街並みを保存しようとも再生しようとも考えていないようです。
ちょっともったいないですね。
スポンサーサイト