アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

明治生命館

今日東京では、あいにくの天候にはなりましたが、3万人の市民ランナ-が参加する、東京マラソンが開催されました。
そのランナ-達が皇居前の内堀通りを駆け抜けるとき、視界の中に明治生命館が映ったはずです。

明治生命館-斜め

1928年に行われた指名設計競技で、ネオ・ルネッサンス様式を採った岡田信一郎案が選ばれ、施工に3年半の歳月を掛け、1934年に明治生命館は完成しました。
岡田信一郎第一生命館を設計した渡辺仁は、帝大造家学科でJ・コンドルの教えを受けた辰野金吾片山東熊妻木頼黄らの第一世代を受け継ぐ世代の中心人物で、この明治生命館は日本における古典主義様式の最高傑作と言えるでしょう。
帝国大学に造家学科が創設されてわずか半世紀、それまで木造建築しか存在しなかった日本において、欧米の建築に見劣りしない洋風古典様式建築が完成したのです。

明治生命館-正面

終戦後は、第一生命館と同様にGHQに接収され、米国極東空軍司令部として1952年まで使用されます。
1997年には、昭和の建築物として始めて重要文化財にも指定され、2001年の改修工事でも、全面保存が実現します。
現在は隣接する30階建の明治安田生命ビルと一体として利用されています。

明治生命館-柱

明治生命館-柱見上げ

明治生命館-コ-ナ-頭部

日比谷通り側の正面には10本、側面には6本の堂々たるコリント式オ-ダ-の列柱の美く、他の様式建築を寄せ付けない完成度を誇っています。

明治生命館-入り口

どうしても列柱に目が行ってしまいがちですが、低層部の照明や重厚な扉も見応えがあります。
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テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/02/18(日) 18:04:15|
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