とても一度では紹介しきれないので、先ずは下谷神社の直ぐ西隣の建物から紹介します。

長部紙器工業所
1階の一部はアルミサッシに改修されていますが、外部建具の殆どと、ベランダの手摺が木製なのが嬉しいです。

基本的には出桁造りの建物なのですが、1階の庇の破風と雨戸の戸袋が銅板葺。
出桁造りと銅板葺をミックスした建物です。
ここから、北側に目を写すと

銅板葺きの長屋が視界に飛び込んできます。

4棟長屋かと思ったら

なんと5連長屋でした。
元は5戸共に銅板葺きの店舗だったと思われますが、今は2戸の外壁が新建材に改修されています。

左端の建物が一番オリジナルに近いようです。

良く見ると1階の外壁は下見板張りなのが分かります。
銅板葺きは、震災での大火を教訓に防火を目的に施された仕様なのですが、1階はほぼ全てが開口部なので、木製の下見板張りで良しとしたのでしょうか?

5連長屋の向かいの角地に建つトタン板張りの建物
銅板張りやモルタル造形の看板建築が多く残る地域では、時々見掛けるトタン板張りの建物ですが、建設当初からのものなのか、改装によるものなのかは定かではありません。
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