
喫茶・軽食 桃乳舎
看板建築は店舗併用の住宅の場合が殆どなので、 当然商店街に多く残っているのですが、この建物は商店街とは外れた、人通りの少ない事務所ビルの谷間に建っていました。

モルタル造形+タイル貼りの看板建築です。

建物の状態は、非常に良く見えますが、喫茶店の営業は行っていないようです。

ギリシャやローマのオーダーとも違う付柱は、基壇が無くボールに乗っているます。
通常ならまぐさを支える柱に、アーチが架かっているのも面白いですね。

桃のレリーフが施されています。 建設当時から桃乳舎と言う喫茶店だったのでしょう。
このような、とらわれない自由なデザインも、看板建築の醍醐味と言えるでしょう。

外壁のタイルは戦前の洋館建築でよく使われたスクラッチタイル。
腰部にもモルタルの装飾が施されています。
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