前回紹介した桃乳舎についても、所在地の詳しい情報はなく、小網町に在ることしか分っておらず、小網町がそれほど広くないことを幸いに、当てずっぽうに歩いて探したのですが、この建物も桃乳舎の近くで見付けることが出来ました。

三連長屋の看板建築
銅板葺とモルタル造形が混ざっているのが面白い。

トラックが邪魔ですが、2階は見えているので、良しとしましょう。

中央の棟だけは、窓がアルミサッシに改修されていますが、アーチ部のレリーフは健在です。

これはいったい何んでしょう ?

銅板葺の棟の窓は木製で、オリジナルかもしれません。
銅板の状態は良いように見えますが、それがかえって気になります。
何故、この棟だけが銅板葺なのでしょうか?
竣工当時から、このように建てられたのか?
それともどちらかが改修によるものなのか?
銅板葺の部分と水色のテントの間に、ベイジュの庇が見えていますが、このことから推測するに、銅板葺の部分が改修によるものかも知れません。
でも銅板の方がモルタルの壁面より、少しだけ後ろに下がっているようにも見えるんです。
銅板葺が後からの改修によるものなら、逆に少し出っ張る筈ですよね・・・?
小網町で最後に紹介するのは小網神社です。

御覧の通り、大変規模の小さな神社です。

神社としては、狭小と言ってもいいほどの狭い敷地一杯に、拝殿と神楽殿が見えています。
神楽殿は高く持ち上げられ、道路に張り出すように配置されているので、例祭の時には、狭い境内に入らなくても、道路から舞台を見ることが出来ます。神楽殿の下のガレージには、お神輿が置かれているのではないでしょうか?
敷地の狭さを克服した、優れた設計の神社だと思います。
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