アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

日比谷~飯田橋散策 ⅩⅤ  旧山口万吉邸

靖国神社の大鳥居の北側に、幾つかの教会と学園が建ち並ぶ一角があり、その合間に文化財に値するような2棟の洋館が建っています。

山口一男邸①
山口一男邸 ( 旧山口万吉邸 )

設計 / 今井兼次、 内藤多仲、木子七郎
竣工 / 1925年 ( 大正14年 )


今井兼次はもとより、内藤多仲と木子七郎もかなりビックネームの建築家です。
この3人が設計者に名を連ねる個人邸と言うだけで、とても興味を魅かれます。

山口一男邸②
館内を見学出来ないのは仕方ないとして、外観も樹木と塀でほとんど見えません。

山口一男邸④
それでも、樹木の間から見えるスパニッシュ様式の建物は、当時の住宅としては珍しく鉄筋コンクリート造です。

  山口一男邸⑤
見えるところはドアップで!
スペインは永くイスラム教圏の支配を受けていた影響から、スパニッシュ風にはイスラム建築の影響が現れます。
 
山口一男邸③
この余りにも立派過ぎる住宅の建て主である山口万吉さんは、新潟県の出身。
西洋雑貨商を営んだ方で、1888年に新潟県で創業された日本石油会社( 現ENEOS)の創設者の一人です。

  山口一男邸⑧
 
山口一男邸⑥

山口一男邸⑦
残念ながら庭側は、北面の玄関側以上に、樹木と塀で良く見えません。
肉眼なら、もう少し建物の様子は理解できますので、興味のある方は靖国神社に参拝がてら、見学してみてください。
これ程立派な建物であるにも関わらず、何故か人が住んでいる気配が無いのが心配です。
解体の噂は聞いていませんが、この先どうなるかは分かりませんのでお早めに・・・!

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テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2012/05/27(日) 08:00:00|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:4

コメント

すごく気になっていた建物なんで、嬉しかったです。解説ありがとうございました!
やはり戦争を生き抜いてきた建物だったんですね!
  1. 2015/04/06(月) 10:15:46 |
  2. URL |
  3. 岸本AKI #-
  4. [ 編集]

岸本AKIさん

コメントへの書込、ありがとうございます。
最近はこの辺りに行っていないので、どうなっているか心配です。
写真でもいいので、内部を是非見てみたい建物ですね。
  1. 2015/04/06(月) 18:49:28 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

この住宅の主は戦前新潟屈指の大地主にして、石油王だった人物です。現在もその一族が管理しているようです。
  1. 2015/04/24(金) 06:43:07 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

 TOTO通信の最近号、2015年春号に山口邸が初公開との触れ込みで建物の詳細と内部写真が掲載されていました。
  1. 2015/04/24(金) 07:34:05 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集]

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靖国神社の大鳥居の北側に、幾つかの教会と学園が建ち並ぶ一角があり、その合間に文化財に値するような2棟の洋館が建っています。山口一男邸 ( 旧山口万吉邸 )設計 / 今井兼次、 内藤...
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