アクトデザイン凛太郎のブログ

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鎌倉散策 Ⅴ 長谷 ① 鎌倉文学館本館 ( 旧前田利為別荘 長楽山荘 )

由比ヶ浜を離れ、311号線を渡って長谷へ向かいます。
鎌倉文学館①
鎌倉文学館本館 ( 旧前田利為別荘 長楽山荘 )

鎌倉文学館②
今回の鎌倉散策の第一の目的は、この豪華で華麗な美しい洋館を見ることでした。

鎌倉文学館④

設計者 / 渡辺栄治
竣工年 / 1936年 ( 昭和11年 )
所在地 / 鎌倉市1-5-3


鎌倉文学館③
どの角度から見ても美しいこの建物は、旧加賀藩16代目当主である、前田利為侯爵の別荘として建てられます。
敷地は三方を緑の丘に囲まれ、庭園に面する窓やテラスからは、晴れた日には由比ヶ浜の海を眺めることが出来る、広大かつ絶好のロケーションと言えるでしょう。

鎌倉文学館⑮
テラスからの眺め。
この日は生憎の小雨交じりの曇り空でしたが、海が見えるのが分かりますか?

戦後は、デンマーク公使の別荘として、また故佐藤栄作元首相の別荘としても借用されます。
三島由紀夫の「春の雪」にも登場することでも知られ、1983年に第17代当主の前田利建氏から鎌倉市に寄贈され、1985年から一般公開されています。

鎌倉文学館⑤
庭園から見ると2階建てに見えますが、1階は鉄筋コンクリート造で2・3階は木造混構造の建物です。

鎌倉文学館⑦
設計者の渡辺栄治氏について、色々と検索してみましたが、この別荘の設計者として以外には、その名前は見付けられませんでした。
施工にあたった竹中工務店内部建築家かとも考えましたが、建築主である前田家には前田家建築係と言う部署があり、どうやら渡辺栄治氏はそこに所属していたようです。

鎌倉文学館⑥

鎌倉文学館⑧
テラスにサンルーム風に張り出す台形の部屋からは、周りの緑と青い空と海をパノラマに楽しことが出来、この台形の突出と青い瓦が外観上の大きな特徴にもなっています。

鎌倉文学館⑨
またこの建物は、柱や筋交の木部の露出は部分的であるにも関わらず、建物全体がハーフティンバーかと思ってしまうほど、木部のイメージが強い原因は、広いテラスとバルコニーに施された木製の手摺の為でしょう。

この建物を建築様式で分類しようとすると、上記したようにハーフティンバー的な印象もありますが、外壁や屋根瓦から受けるイメージは、やはりスパニッシュスタイルと見るべきでしょうか?
しかし、深い軒の出の印象からか、やや和風も感じられる、不思議な建物と言えるかも・・・。

鎌倉文学館⑩

鎌倉文学館⑪
建物全体の繊細な印象とはやや違和感のある粗い手斧仕上げの玄関扉。

鎌倉文学館⑫
タイルは勿論スクラッチタイルです。

鎌倉文学館⑬
玄関ポーチの照明

鎌倉文学館⑭
テラスのブラケット照明

鎌倉文学館本館
国の登録有形文化財
鎌倉市指定景観重要建造物に指定されています。

内部の見学は出来ますが、残念ながら「建築基準法の関係」と言う説明でしたが、3階の見学は出来ません。恐らく既存不適格建築なのでだと思います。また内部の撮影も禁止です。


     ↑↑↑↑
内部の写真はこちらで見ることが出来ます。

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  1. 2012/06/16(土) 08:00:00|
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