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アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

川口散策Ⅰ 福田屋洋品店

今回の川口散策は、藤森照信氏著の「看板建築」に載っていた1棟の銅板葺の看板建築と見事な戸袋飾りを施された建物を見ることが目的です。

「看板建築」には目的の建物の住所が記載されていたので、ナビゲーターに住所を登録しただけで、ほとんど何の下調べもせずに出発しました。

福田屋洋品店①
福田屋洋品店                            江島屋

ナビゲーター通りに車を走らせて行くと、1時間少しで目的地に到着すると、いきなり2棟並んだ銅板葺きの看板建築が視界に飛込んできました。
今回の目的の建物は、右奥の江島屋でしたが、ノーチェックだった隣の福田屋洋品店もなかなか見事な銅板葺の看板建築です。

福田屋洋品店②
この日は日曜だったのでシャッターが閉まっていましたが、たぶん現役の店舗だと思います。

  福田屋洋品店③

設計者 / 不詳
竣工年 / 1919年 ( 大正8年 ) or 1936?年 ( 昭和11?年 )と言う表記もあります。
所在地 / 埼玉県川口市16-15


福田屋洋品店⑥
戸袋飾りはありませんが、軒周りの銅板は見応えがあります。

福田屋洋品店⑦
上部 / 桧垣紋様
中部 / 鱗紋様 ( ? )
下部 / 一文字葺 ( この部分に何か文字の跡が見えていますね )

福田屋洋品店⑧
ここはテントの上部 ( 胴差辺り ) の銅板は亀甲紋様

福田屋洋品店④

  福田屋洋品店⑤
ネットで検索してみると、2008年9月14日にTBSの「鉄の街未だに冷めず川口」と言う番組の中で、この福田屋洋品店は「大正8年に建築した建物で営業して来た」との説明があったそうですが、もし本当に関東大震災前の建物だとしたら、震災後に東京都心部を中心に広まった銅板葺の看板建築の先駆けのような存在と言うことになります。
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テーマ:建物探訪 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2012/09/26(水) 10:14:33|
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