「看板建築」には目的の建物の住所が記載されていたので、ナビゲーターに住所を登録しただけで、ほとんど何の下調べもせずに出発しました。

福田屋洋品店 江島屋
ナビゲーター通りに車を走らせて行くと、1時間少しで目的地に到着すると、いきなり2棟並んだ銅板葺きの看板建築が視界に飛込んできました。
今回の目的の建物は、右奥の江島屋でしたが、ノーチェックだった隣の福田屋洋品店もなかなか見事な銅板葺の看板建築です。

この日は日曜だったのでシャッターが閉まっていましたが、たぶん現役の店舗だと思います。

設計者 / 不詳
竣工年 / 1919年 ( 大正8年 ) or 1936?年 ( 昭和11?年 )と言う表記もあります。
所在地 / 埼玉県川口市16-15

戸袋飾りはありませんが、軒周りの銅板は見応えがあります。

上部 / 桧垣紋様
中部 / 鱗紋様 ( ? )
下部 / 一文字葺 ( この部分に何か文字の跡が見えていますね )

ここはテントの上部 ( 胴差辺り ) の銅板は亀甲紋様


ネットで検索してみると、2008年9月14日にTBSの「鉄の街未だに冷めず川口」と言う番組の中で、この福田屋洋品店は「大正8年に建築した建物で営業して来た」との説明があったそうですが、もし本当に関東大震災前の建物だとしたら、震災後に東京都心部を中心に広まった銅板葺の看板建築の先駆けのような存在と言うことになります。
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