
JR府中本町駅近くの住宅街に建つ銅板葺の看板建築
僕は20年ほど前に府中市に5年間住んでおり、この建物の前も何度となく通っていた筈なのですが、全く気が付かなかったのです。

当時からクレレーに着色されていたかどうかは分かりませんが、もし以前から着色されていたとしたら、それが見過ごしてしまった原因だと思います。
今は住宅の平屋の付属棟になっていますが、以前は単独の平屋の店舗だったのかも知れません。

それにしても見事な銅板葺です。
外壁の立ち上がり部は亀甲紋様です。

戸袋飾りは、なんと4種類もの紋様で葺き分けられています。
上から 「七宝紋様」 「青海波紋様」 「網代風の亀甲紋様」 「亀甲紋様」。
縁周りの上部には「菱葺」まで見られます。
上下で葺き分けている戸袋飾りは、今までも何度か見たことはありますが、4種類に葺き分けてられたものは初めて見ました。
更にアップ

(写真をクリックすると拡大します)
2段目の「青海波紋様」の曲線の間に、さらに2本の薄い線が描かれいるのが分かります。
スポンサーサイト