先ずは根津を紹介します。

日本キリスト教団根津教会 ( 旧亀井伯爵邸 )
設計者 / S・M・メイヤー
竣工年 / 1919年 ( 大正8年 )
所在地 / 文京区根津1-19-6
国登録有形文化財

イギリス下見板張りの外壁に、ゴシック風の尖塔を載せた、大正期の木造洋風建築。

亀井伯爵邸として建てられた住宅を教会に転用したもののようです。関東大震災や第2次大戦の戦火も潜り抜け、大正期の日本の洋風建築の特徴を、近に地によく伝える貴重な建物として、国の有形文化財に登録されています。

はん亭
設計者 / 不詳
竣工年 / 1916年 ( 大正6年 )
所在地 / 文京区根津2-12-15

根津教会とほぼ同時期に建てられた、和風の木造3階建て建築。
大正6年築の歴史を感じさせる木造三階建てのお店舗で、店内は土蔵の外観を見ることが出来ます。
明治40年に建てられた土蔵はもともと外蔵だったものを大正期に三階建て部分と連結させ、現在の内蔵になりました。

不忍通り側は、全く表情が異なります。


根津1丁目M邸

はん亭の直ぐ近くで見付けた和洋折衷の住宅です。
同じ通りに、こんな看板建築も

九ちゃん 所在地 / 文京区根津1-13-4

側面にもペディメントが見えます。

榊原商店 所在地 / 文京区根津2丁目

目立った装飾のないシンプルな建物ですが、根津で見付けた唯一の銅板葺の看板建築です。

ストリートビューを見ると、隣に出桁造りの建物も在った筈なのですが、新築の建物に建て替わっていました。
それに直ぐ近所に在る筈の、明治28年創業の 染物 張物 丁子屋 とその向いの日本家屋も、見付けることが出来ませんでした。
根津神社にも寄りたかったのですが、時間が無いので次の機会に訪問することにしました。
根津神社が取り壊されることは無いと思いますので・・・。
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