
忠敬橋付近から香取街道の西側の街並みを撮る。

正文堂 千葉県有形文化財 竣工年 / 1880年 ( 明治13年 )


川越の蔵造りの建物を思わせる、黒塗りの土蔵造り店蔵の形式を伝える重厚な建物です。
震災時には屋根や正面下屋部の瓦が崩落し、側面の鉢巻部や妻壁の漆喰が剥落するなどの大損害を受けましたが、見事に改修がなされたようです。

正文堂の並びにも

小堀屋本店他

小堀屋本店 千葉県有形文化財 竣工年 / 1900年 ( 明治33年 )

天明2年 ( 1782年 ) 創業の蕎麦屋と言うのですから驚きました。
蕎麦打ちの道具や蕎麦作りの秘伝書が明治23年 ( 1890年 ) 建築の土蔵に残っているそうです。
明治35年 ( 1902年 ) には店舗の表にガラス障子を入れるなど、明治期の新しい工夫が残る建物です。

明治の建物にしては、屋根や外壁がかなり綺麗なのは、正文堂と同様に震災で屋根と正面下屋の瓦が全て落ち、躯体や内部壁も損傷したのを、改修を行ったからです。

小堀屋本店の隣に建つ福新呉服店も千葉県有形文化財に指定された建物です。

福新呉服店 千葉県有形文化財 竣工年 / 1895年 ( 明治25年 )

文化元年 ( 1804年 ) 創業の老舗呉服店です。

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