
蔵造りの元店舗 所在地 / 三浦市三崎三崎1丁目-15

蔵の街川越は、明治26年の大火後に、防火目的から火に強い蔵造りの建物が多く建てられましたが、「神奈川県横須賀三浦地域県総合センター」のH.Pによると、三崎も昔から大火に見舞われることが多く、防火の目的から蔵造りが、倉庫は勿論、商店、住宅にも取り入れられてきました。
これは町の経済力が豊かだったことも物語っているのでしょう。
しかし関東大震災により、全町域の蔵、石塀、鳥居、碑、墓石悉くが倒壊し、瓦葺の土蔵、石造の蔵造りの家や石垣が全部崩れてトタン葺きの木造屋がそれに変わってしまったそうです。
それでも被害を免れた江戸、明治・大正期に建築された蔵も残り、震災後に防火目的で新築された蔵造りの店舗・倉庫・座敷など、蔵造りの建物は今でも三崎の景観をかたちづくる重要な部分を担っています。
写真の建物も、震災後に建てられた蔵造りの店舗だと思われます。

岩野 所在地 / 三浦市三崎1丁目-9
こちらも蔵造りの店舗。
ただし、シャッターは新しそうですが、現役の店舗かどうかは分かりません。

モルタル造形の看板建築 所在地 / 三浦市三崎1丁目-16
バイクが何台も並んでいます。 何かのデリバリー店かバイク屋か?

パラペット中央頭部の半円形の立ち上がりと、鋸歯状の軒飾りが特徴です。

溝川酒店 所在地 / 三浦市三崎1丁目-11
重厚なデザインのモルタル造形の看板建築の酒店です。


目立った装飾は軒蛇腹の卵舌紋様だけですが、門型のフレームに奥行きがあり、石張りかと思わせる重厚感があります。
日の出の交差点を過ぎてさらに1分程真っ直ぐ歩くと

花政 所在地 / 三浦市三崎1丁目-6
建物錆が覆ってしまっていますが、花政の文字と外壁頭部に残った屋号が目を引きます。
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