先ずは、北町通り商店街のコインパーキングに車を止めて散策開始です。二宮を訪れた主な目的は、この建物を見るためでした。

二宮駅北口の商店街の外れに建つ吉田屋

見事な銅板葺きの看板建築がよくぞ残っていてくれました。

この日は朝早かったのでシャッターが閉まっていますが、おそらく現役の店舗だと思います。

1階店舗まわりのタイル貼りの部分は改修工事によるものだと思われますが、2階の銅板葺きの状態は上々です。

ここまで状態がいいと、改修されたアルミサッシやアルミの肘掛け手摺ノオリジナルの姿はどんなだったか見たくなります。

中央のアーチ窓とリズミカルに並ぶ、軒を支える腕木がこの建物の特徴です。

アーチ窓の頂部の飾りも健在です。

再び正面の写真です。パラペットの立ち上がりがないので、建物から少し離れると寄棟屋根が見えます。

屋根材は波板葺きのようです。棟の飾りは日の丸の国旗でしょうか?
この建物の詳細は一切分かっていませんが、昭和初期のたてものでしょう。
何時迄も現役で大切に使われ続けて欲しい建物です。
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