
なりわい交流館
屋根は和瓦葺、外壁は下見板張りの出し桁造りの建物。
国府津や二宮でも見掛けた、あの二段出し桁です。
小田原駅方面から歩いてくると、東海道に出て最初に出会う建物かもしれません。
この建物は、関東大震災(大正十二年)により被害を受けた建物を、昭和7年に再建したもので網問屋として使われていました。平成13年からは誰でも立ち寄れる「お休み処」や市民活動の発表の場にもなっています。
設計者 / 不詳
竣工年 / 1932年 ( 昭和7年 )に再生
所在地 / 小田原市本町3−6−23

済生堂薬局小西本店
この建物は寄棟屋根・和瓦葺の建物です。
2階建てに見えますが、平屋のようです。
創業は寛永10年(1633年)。400年近い歴史を誇る老舗の薬局が所蔵品を公開するミニ博物館にもなっています。
百味たんすや乳鉢や秤など、薬関係の貴重な骨董品が展示されています。
この建物も関東大震災で倒壊した明治時代の旧店舗の材料を一部用いて1925年(大正14年)頃に再生したもので、軒出しも大きく、柱など主要部材に欅材を用いているそう 。
設計者 / 不詳
竣工年 / 1925年(大正14年)頃に再生
所在地 / 小田原市本町4-2-48
国登録有形文化財

柳屋ベーカリー
名物のうす皮アンパンの美味しい、1921年(大正10年)創業の老舗パン屋さんです。

堂々たる切妻屋根・和瓦葺の建物です。
外観からは2階建てにも見えますが、済生堂薬局小西本店と同様に、平屋建てなのだと思います。
大きな屋根を見ても分かるように、妻方向の奥行きが長いので、店内は小屋裏空間が広がっているのではないでしょうか?
設計者 / 不詳
竣工年 / 不詳 創業は1921年(大正10年)
所在地 / 小田原市本町1-3-7
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