アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

和朗フラット 4号館

現存する4棟の中で、特に異彩を放っているのがこの4号館ではないでしょうか。

和朗フラット⑳
和朗フラット4号館

和朗フラット四号館の公式HPによると、総2階、それぞれ間取りや窓のデザインがちがう全8世帯、間取りは1K〜3Kで、最初から賃貸アパートとして設計されました。8世帯それぞれ用途と雰囲気が異なり、ひとつの建物のなかに、いろいろな人のいろいろな暮らしが共存する住宅となるように計画されています。
和朗(わろう)の名は、ここに縁ある人が、和(なご)やかに朗(ほが)らかにすごせるように、と願ってつけられたそうです。
建物の外観は、壁は白いモルタル仕上げ。窓わくは「最初はおそらく深緑青色のオイルステイン(油性塗料)でした」と塗装屋さん。室内は、壁は白漆喰(しっくい)、床の板張りやドアはラワン材で濃茶のオイルステイン仕上げ、ドアや窓の金具は真鍮(しんちゅう)製。これら壁・床・金具の3アイテムは<白―濃茶―曇金>。この色調を定番として、各宅このように補修されています。
設備の特徴は、昭和11年当時からトイレが水洗で洋式だったこと(浄化槽使用)。
都市ガスが浴室・台所・居室に配管されていたこと。全宅家具つきだったこと。「単身者ならトランクひとつで入宅できる」といわれたように、ベッド・食卓・椅子・電気スタンド・棚・ガスストーブ……など、部屋の広さに応じた備品リストが残っています。


      和朗フラット⑪

      和朗フラット⑰
窓は尖頭アーチ窓、半円アーチ窓、矩形窓窓が混在し、なん箇所かには円形窓も見られます。

      和朗フラット⑫
      玄関扉も各戸異なるようです。

      和朗フラット⑬

      和朗フラット⑯


      和朗フラット⑮

和朗フラット⑨

和朗フラット⑭

和朗フラット⑲

多彩な開口部と色使い。複雑な屋根形状と雁行し凹凸のを付けた外壁線には所々にアール壁も造っています。
本当に興味深い優れたデザインの建物です。
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  1. 2014/04/24(木) 17:04:03|
  2. 建物探訪
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2

コメント

おとぎの国に迷い込んだみたいでニンマリしてしまいます
アクセスしにくい事が、この建物には良かったのかもしれませんね
T.B.しました
  1. 2014/04/25(金) 07:43:49 |
  2. URL |
  3. 106 #-
  4. [ 編集]

106さんへ

大まかな地図しか持って行かなかったので、辿り着くのに苦労しました。
空襲で燃えてしまった旧1号館と戦後に失われたらしい3号館も見てみたかったですね。
  1. 2014/04/25(金) 09:20:31 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

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和朗フラット

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  1. 2014/04/25(金) 07:39:10 |
  2. 撮るだけ撮ったら腹ごしらえ

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