今までに紹介したギャラリーみうら、旧足利銀行栃木支店、好古壱番館(旧安達呉服店店舗)、cafe NAZNAは様式建築に分類される建物でした。

若松理容店
角地の敷地条件を活かした、表現主義的なモダンデザインの建物です。

色々と検索してみましたが、この建物についての情報を見つけることは出来ませんでした。
この手のデザインが流行った時期から考えると、昭和初期に建てられたの建物ではないでしょうか?

道路のない、向かって左側の2階の壁面(南面)にも、大きな開口部が設けられています。
1階の用途は理容室だと分かっていますが、3方向窓だらけの2階が住居だとは考え難いので、用途は何なのか気になります。
一見するとRC造っぽい外観ですが、この南面のまどを見る限り、木造だと思います。

設計者 / 不詳
竣工年 / 昭和初期?
所在地 / 栃木県栃木市室町5-24
追記 》
おさむんさんからの情報により、設計者と築年数が解りました。
設計者 / 堀井寅吉
竣工年 / 1936年 ( 昭和11年 )
所在地 / 栃木県栃木市室町5-24
栃木市非歴史的建造物
堀井寅吉は旧栃木町役場庁舎の設計者で、旧栃木町役場庁舎の建設時の1921年には役場の技師だった筈です。 その後役場を辞め、民間の建築家として、栃木で活動したのかもしれませんね。
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