先ずは区立台東育英小学校近くで出会った建物から。

W 邸 浅草橋3丁目
青い施釉瓦に西洋神殿建築の柱頭にも見えるデザインが見られる、和風なのか洋風なのか良く分からない、国籍不明の建物です。

住宅地図を見ると、今は個人邸として使用されているようですが、1階の造りを見ると、元は店舗併用住宅だったと思われます。
取って付けたようにも見える3階部分は増築でしょうか?

斜向かいには出し桁造りの建物が

革漉所横野 浅草橋2丁目

間口二間の店舗併用家屋が二戸並ぶ長屋建て。
銅板葺の戸袋飾りも施されていますが、屋根が鉄板葺の為でしょうか? ややバラック的な印象です。
この辺りにも出し下し桁造りの建物が彼方此方に残っており、細い路地でも

ひまわり社 浅草橋3丁目

和瓦葺、太い出し桁、銅板葺の戸袋飾り、木製建具+すだれ、木製の肘掛け手摺と殆ど全ての要素が揃っています。

銅製の樋が残っていれば完璧だったのですが、ここまでのものは少なくなっています。

戸袋飾りは亀甲葺です。
別の路地を覗いてみても

森下印材店 台東3丁目
間口3.5間の堂々たる建物です。

何処の路地を覗き込んでも、一棟は出し桁造りの建物を見付けられる感じです。

バルコニーの手摺はスチール製なので、恐らく改修されたものだと思います。

鼻先には銅板葺の七宝文様が施されています。
最後に紹介するのは出し桁造りではありませんが、レトロ感漂う建物です。

大石デザイン 浅草橋3丁目
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