
システィナ礼拝堂の見学後、一旦屋外へ出ます。
階段を降りながら、サンピエトロ大聖堂との間の空間を見る。


このアーチを潜ると大聖堂の拝廊の筈です。


拝廊の天井
いよいよ大聖堂の内部へ入ります。

1506年に教皇ユリウス二世より着工されたカトリックの総本山は、120年の歳月を費やし、1626年に完成します。
息を呑むような、眩いばかりの聖堂の奥行は何と216m。

身廊の幅は25mもあるのです。
6万人を収容出来る聖堂内には、11の礼拝堂と45もの祭壇があります。



高さ29mの大天蓋はベルニーニが10年の歳月を掛けて完成させたもので、ブロンズ製の4本の柱は、旧サン・ピエトロ大聖堂のパーゴラに使われていた円柱を再現したもので、巨大な大聖堂の中にあっても、その存在感は絶大です。
しかし、この大天蓋の作成に当たり、パンティオンから青銅製の扉やペディメントのレリーフ、外壁の銅板等が持ち出されると言う悲劇は、ここでも繰り返されてのです。

ねじれた柱は月桂樹の葉とオリーブの枝が絡みついたデザイン。

大天蓋の上には教皇の象徴である冠、鍵、聖書、剣を持つ天使が立っています。

更に大天蓋の上部に目を移すと、クーポラの高さは驚くなかれ132.5m。
日本初の超高層ビルである霞が関ビルの高さが147mなのですから、その高さには驚愕です。

クーポラは16に区切られ、窓からは光が差し込みます。

中央の再頂部には天使に囲まれた神の姿が描かれているらしいのですが、あまりの高さに床レベルからでは確認出来ず、望遠レンズもこの通りです。
※ この記事内の説明文は「週刊ユネスコ 世界遺産」 「Wikipedia」 を参照しています。
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