拝廊から聖堂内に入り、向かって右側の側廊から聖堂内の彫像を見て行きましょう。

ピエタ像 ミケランジェロ作 1498年

悲しみの表情を浮べ、十字架から降ろされたイエスの亡骸を抱く聖母像は、聖堂内の数ある美術品の中でも、恐らく一番有名な美術品でしょう。
ミケランジェロ、若干24歳の作品と言うのがまた驚きです。
昔は直に見られたのですが、1972年に精神を病んだ地質学者に鉄鎚でを叩かれると言う事件が起こり、修復の後は防弾ガラス越しの鑑賞しか出来なくなってしまいました。

ピエタ像に向かって右側、聖なる扉の欄間部
この後は右側廊から反時計周りに聖堂内を見学していきますが、あまりの数の多さと混雑、そして平面が複雑に入り組んでいる為に、順番が前後していると思います。
詳細が分かったものだけコメントして行きます。

聖セバスティアヌスの殉教
サン・セバスティアーノ礼拝堂のモザイク画です。



教皇グレゴリウス13世の墓碑

聖ヒエロニムスの聖体拝領 ドメニキーノ作
マデルノにより延長された部分の右側廊の奥、突き当り部

もはや何処かははっきりしませんが、聖ペテロの像の後辺りだと思います。


聖ペテロ ( ピエトロ ) 像
ここは側廊ではなく、身廊の右壁です。
聖ペテロの足に触ると、何やら御利益があるらしく、皆さん触っていましたが、私は異教徒なので御利益は無いと止めておきましたが、妻はちゃっかり触ってました。
13世紀の彫刻家アルノルフォ・ディ・カンビオの作品と言われていましたが、近年では4世紀頃の無名の作家と言う説もあるそうです。

大天蓋の右側、右翼廊側の側廊

大天蓋の右奥、右翼廊側の側廊 最奥部



大天蓋の左奥、左翼廊側の側廊最奥

教皇アレクサンデル7世の墓碑 ベルニーニ作
位置をロスしていましたが、ここはどうやら左側廊の様です。


無原罪の御宿り ピエトロ・ビアンキ作

天使像
出入口まで戻ってきました。

キリストの洗礼 カルロ・マラッタ作
沢山の彫像や絵画の写真を撮りましたが、あまりの美術品の多さに、恐らく半分も撮影出来ていないと思います。
※ この記事内の説明文は「週刊ユネスコ 世界遺産」 「Wikipedia」「ローマヴァティカン市国・システィーナ礼拝堂」「マイたび イタリア」「 を参照しています。
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