大聖堂の中には休憩する場所も時間もないので、後ろ髪を引かれながらも聖堂の外へ。

聖堂の正面にはブロンズ製の扉の5つの出入口があり、聖なる扉が有名ですが、どうやら違う扉を撮ってしまったようです。

スイス衛兵
派手な衣装で有名なスイス衛兵は、1505年にユリウス2世によって設置された私的衛兵隊です。1507年のローマ略奪の際には最後まで教皇を護衛したことで、今もスイス人が従事しています。
服のデザインはミケランジェロによるとの説もあるそうです。

聖ペテロ像
聖堂の前には聖ペテロの像と聖パウロの像が建っています。
キリストから授かった天国への鍵を持つ聖ペテロの像は、1847年に設置されました。
聖堂正面の屋根の上には、キリスト、洗礼者ヨハネ、ペテロを除く十一使徒の像が並びます。

ミケランジェロの設計ではパンティオンのような列柱のファザードでしたが、マデルノによる設計変更により現在の通廊式のポルティコ ( 玄関廊 ) に変更されたことで、古代建築の正面のような、奥行きのあるデザインではなくなっています。

サンピエトロ広場には椅子が並べられていて、残念ながら聖堂の正面には入れません。
普段、建物の写真を撮る場合は、最初は遠目に見えて来て、だんだん建物に近付いて来るものですが、この日は勝手が違うので、なんだか変な感じです。

古代、エジプトから運ばれ、カリギュラとネロの円形競技場に置かれていたオベリスクは、旧サン・ピエトロ大聖堂が在った時代には、聖堂脇に置かれていましたが、1586年に現在の場所に移されました。

聖堂に向かって左の噴水はベルニーニの噴水
向かって右側はマデルノの噴水です。

ここまで離れて、やっと聖堂を正面から見ることが出来ました。

シンメトリーな設計なので、左右どちらから見ても、大した違いはないのでしょうが、とにかくやたらとシャッターを押しまくりました。



かなり聖堂から離れましたが、航空写真でもない限り、聖堂と広場を一体として写真に収めることは不可能の様です。

大柱廊
ア教皇アレクサンデル七世の命により、ベルニーニが設計した広場を囲む大柱廊。
屋根に居並ぶ140体の聖人像の高さは3.2mもあるそうです。

長径240mもある楕円形の広場をぐるりと囲む柱廊には、4列で284本のドーリス式の円柱が並んでいます。


このアングルは、かなり建物全体を捉えられた一枚だと思います。

紀元64年、カリグラ帝が建てた競技場において、当時の皇帝ネロによって、帝都ローマへの放火の罪を擦り付けられた、多くのキリスト教徒が、残酷な方法により、見世物にされて殺害されます。
十二使徒の筆頭だった聖ペテロも、この時に逆さ十字架にかけられたのです。
324年、聖ペテロが殉教し、埋葬されたこの地に、キリスト教を公認したコンスタンティヌス帝によって建てられた、バシリカ式で五廊式の聖堂が、現在のサン・ピエトロ大聖堂の前身です。

旧サン・ピエトロ大聖堂とカリギュラとネロの円形競技場
![Basilica_di_San_Pietro_1450[1]](http://blog-imgs-94.fc2.com/s/u/m/sumainoact/201607110025443f3.jpg)
旧サン・ピエトロ大聖堂


最後は夜景です。
※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「週刊ユネスコ 世界遺産」「ローマ過去と現在」「ローマ昨日と今日」「ローマヴァティカン市国・システィーナ礼拝堂」 等を参照しています。
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