
南北に約250m、東西は約50mの楕円形のこの広場は、元は紀元85年頃にドミティアヌス帝が造らせたドミティアヌス競技場が在ったところを、17世紀にバロック様式の広場に整備したため、かつてのトラックの形が、そのまま広場の形状として残っています。


広場の中央近のバロック様式ドームのある建物はサン・タニェーゼ・イン・アゴーネ聖堂などの、周辺の建物と調和したデザインの3つの噴水とチルコ・マッシモから移築したオベリスクが広場を飾ります。


3つの噴水のうち、中央の四大河の噴水は、1651年に完成したベルニーニの作品。
ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川を擬人化した像に守られるように、中央に聳え立つのがチルコ・マッシモから移築されたオベリスクです。

広場北側に在るネプチューンの噴水

広場南側のムーア人の噴水
南北の二つの噴水は19世紀に造られたものです。
この後、パンティオンの内部を見学してからロトンダ広場に面したトラットリアで遅い昼食をとり、予定を変更してカピトーリノ美術館へ向かいました。
※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「週刊ユネスコ 世界遺産」「ローマ過去と現在」「ローマ昨日と今日」「ローマヴァティカン市国・システィーナ礼拝堂」 」「ローマ人の物語」等を参照しています。
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