
共和国広場
共和国広場と呼ばれる広場は、この広場の他にローマ、ナポリ、トリノにも在り、1946年6月2日にイタリア共和国が成立したことを記念して、この名前が付けられたそうです。
写真中央の凱旋門は、1865年にフィレンツェがイタリア共和国の首都に選ばれたことを記念して建てられたもので、広場の中心建てられた豊穣の円柱と、メリーゴーランドと共に、広場の目印となっています。
広場の周辺には、老舗のカフェや高級レストラン、ブランド店、お土産店などが並んでいます。
この後通ったシニョリ-ア広場周辺の建物 ( ヴェッキオ宮、ウフィツィ美術館 ) は後日紹介することにします。
細長い中庭のようなウフィツィ広場の中程を右折し、細い路地( ランベルテスカ通りとジェオルゴフィリ通り ) を通ってアルノ川沿いの道に出ると

ヴェッキオ橋が見えてきます。
ヴァザーリの回廊の下から撮った写真です。

この写真は翌日に、ウフィツィ美術館から撮ったもので、右下に写っているのがヴァザーリの回廊です。

ヴェッキオとは「古い」と言う意味で、フィレンツェでもっとも古い橋なので、この名前で呼ばれています。
洪水により流失と再建が繰り返され、3つのアーチを描く現在の橋は、1345年にネーリ・ディ・フィオラヴァンテの設計により建設されたものです。

橋の両側には何件もの宝石店が建ち並んでいます。

16世紀の半ば迄は、肉や野菜を売る商店が、軒を連ねていましたが、橋の2階部分にヴァサーリの回廊が造られると、それらの商店は退去させられ、代わりに金銀細工師の店が集められ現在に至っています。

橋の両側にはびっしりと建ち並んだ宝石店により、橋と言うよりも、まるで街中の通りの様相ですが、橋の中央にだけは、アルノ川をながめることの出来るスポットが在ります。

橋の中央に飾られた胸像は、メディチ家の誰かかと思っていましたが、金銀細工師出身のベンヴェヌート・ チェッリーニという彫刻家で、1800年代に金細工師の父を記念して設置したものだそうです。

ヴェッキオ橋の中央から、ヴァザーリの回廊見る。
さらにその先に、ウフィツィ美術館も見えています。

アルノ川南岸から見たウフィツィ美術館

アルノ川南岸からヴェッキオ橋とヴァザーリの回廊を見る。

最後はアッレ・グラツィ橋からの一枚
この後は歩いてミケランジェロ広場へ向かいます。
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