昼食後はミケランジェロのダヴィデ像を見る為にアカデミア美術館に向かいました。
アカデミア美術館は、入口が分かり難いと聞いていたので心配していましたが、美術館の前には大行列が出来ていたので、心配することは無かったものの、あまりに長い行列だったので、見学を諦めざる終えませんでした。
そこで、近くに在る筈の、サンティッシマ・アヌンツィアータ広場へ。

写真左側 騎馬像の後ろが サンティッシマ・アヌンツィアータ教会
右側は 孤児養育院 です。

サンティッシマ・アヌンツィアータ教会

孤児養育院
この孤児養育院 は、ヨーロッパ初と言われています。建設の依頼者は、祖国の父と呼ばれた コジモ・イル・ヴェッキオ が会長を務める絹織物組合で、ブルネッレスキ の設計により1419年に建設が始まり、1445年に完成すると、人間らしく生きることを肯定した人文主義を実践する、ルネサンスの精神を象徴する役割を担ったのです。

孤児養育院 正面の回廊のアーチには、アンドレア・デッラ・ロッピアが白と青で装飾した産着に包まれた赤ん坊の装飾が並びます。
入場料がガイドブックに記されていた金額より全然安く、受付の女性が何やら色々説明してくれていましたが、何を言っているのか良くわからなかったのですが、内部は工事中だったのです。

ブリネッレスキの2つの回廊とガレリアが在った筈なので残念です。

この写真では右側が サンティッシマ・アヌンツィアータ教会
左側の建物も サンティッシマ・アヌンツィアータ教会 や 孤児養育院 と似た回廊が見られますが、これは ブルネッレスキ が 孤児養育院 の建設時に、広場全体に回廊をつなげて、それまでは中世の雑居状態だったこの広場を、ルネッサンス様式の統一されたデザインでまとめもので、広場として落ち着きのある雰囲気を造り出しています。

フェルディナンド1世の騎馬像 ジャンボローニャ作
広場の中央にある騎馬像は、コジモ大公の息子で、フランチェスコ1世の弟である フェルディナンド1世の騎馬像。


広場からは、セルビィ通りを通して、サンタ・マリア・ディル・フィオーレ大聖堂を見ることが出来ます。

この写真、気に入っています。
スポンサーサイト