アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

ヴェネツィア散策 - 2 カナル・グランデ① フェローヴィア ⇒ サン・マルコ・サン・ガッサリア

ちょっと睡眠不足ですが、時間が惜しいので寝坊などしてはいられません。
ホテルで朝食を済ませ、サンタ・ルチア駅 駅前のフェローヴィアと言う乗り場から、水上バスに乗り込んで、カナル・グランデ ( 大運河 ) を下って サン・マルコ広場 へ向かいます。

写真に撮ったカナル・グランデ沿の建物の詳細は、分からないものが多くあります。
ストリートビューと手持ちの地図で調べることが出来た建物名、ネットで調べて分かる範囲で解説を書きますが、写真ノミの建物もあると思いますが、それでも、海の都ヴェネツィア の雰囲気は味わえるのではないかと思っています。

勇んで水上バスに乗り込んだものの、初めての乗船で勝手がつかめず、船の中央付近まで押し込まれてしまい、リアルト橋を過ぎる迄は、写真を撮るどころではありませんでした。

写真には大まかな位置と、水上バスの進行方向に向かっての、「左岸」「右岸」を記入します。

リアルト橋 を過ぎた当たり  左岸 / サン・マルコ地区
P3181456.jpg
左の白い建物 / ドルフィーン=マニーン館 
ヤーコポ・サンソヴィーノ設計 16世紀 
 カナル・グランデに面する1階部の大きな半円アーチが特徴的な、
 ルネサンス様式の建物。 
 1階の階高は右隣りのベンボ館 の2層分の高さとほぼ同じに見えます。
右のオレンジ色の建物 / ベンボ館 ( 現ホテル ) 15世紀
 2・3階の中央に開けられた、2対の5連窓が特徴的な、ほぼシンメト
 リーな立面を持つ、後期ゴシック様式の建物。 
 取って付けたようにも見える5階は、近年の増築だと思います。


リアルト橋 を過ぎた当たり  左岸 / サン・マルコ地区
P3181457.jpg

リアルト橋 を過ぎた当たり  左岸 / サン・マルコ地区
P3181458.jpg
中央の薄ピンクの建物 / コルネール・ロレダン館 ( 現市役所 ) 
12-13世紀
右の薄茶色の建物 / ダンドロ=ファルセッティ館  12-13世紀  
 1343年にドージェに選出された アンドレーア・ダンドロの邸宅。
 1670年にファルセッティ家が購入しています。
 2棟共に12~13世紀の典型的な商館邸宅

サン・ルーカ川 少し手前  左岸 / サン・マルコ地区
p3181461-1.jpg
中央左の薄ピンクの建物 / ダンドロ=ファルセッティ館  
中央の薄茶色の建物 / コルネール・ロレダン館 ( 現市役所 )
右の濃いオレンジ色の建物 /
コルネール=マルティネンゴ・ラヴァ館 16世紀
 かつてはカヴァッリ家の邸宅だったので、運河や路地に面する壁には
 カヴァッリの名前が書かれているそうです。
 他の建物と比べると、カナル・グランデに面する玄関にはアーチ
 なく質素な印象です。
 上階のデザインは、一見シンメトリーかと思いましたが、右側の壁が
 幅広で、窓の並びはランダムです。
 中央やや左よりに奥行の浅いロッジアがあり、4連の半円アーチ
 施されています。
 寄棟屋根の小屋裏部屋は増築かもしれません。 
 

サン・ルーカ川 少し手前  左岸 / サン・マルコ地区
p3181459-1.jpg
左側の濃いオレンジ色の建物 /
コルネール・ヴァルマラーナ館 16世紀建設 19世紀改修
 16世紀に建設されたルネサンス様式の建物
 カナル・グランデに面する1階の中央には、セルリアーナ式の玄関が
 あり、両側にも2個づつの半円アーチの開口が開けられています。
 2階の中央のロッジアには、3連の半円アーチが施され、直上にも似た
 デザインの3連窓があります。
 両側には2個づつの半円アーチ窓と、壁には彩色された大楯型や
 円形の装飾が施されています。
 白い水平方向のボーダーが施された、シンメトリーな立面の建物で、
 全体的に新しい建物の印象があるのは、19世紀に修復されたから
 だと思います。
 デザインの異なる最上階はこの時の改修によるもだと思います。  
中央右の白い建物 / グリマーニ館
右端の建物 / コルネール・コンタリーニ・ダイ・カヴァッリ館

p3181460-1.jpg 
グリマーニ館 ( 現裁判所 ) ミケーレ・サンミケーリ設計   1575年  
コリント式オーダーの化粧柱と、大きな半円アーチが目を引く、堂々たる佇まいのパラッツオで、ルネサンス様式の傑作です。
設計者のサンミケーリは、カナル・グランデに面するポルティコ凱旋門の要素を取り入れ、上階にも同様のデザインを取り入れています。
1階2階を貫くコリント式オーダーの角柱は、3階のロッジアから張り出す露台を支えるようなデザイン。
3階4階の化粧柱は、コリント式オーダーの円柱で、3つの大きく開いた半円アーチは一際目を引き、大きく張出した軒蛇腹 ( コーニス ) も相まって、堂々たる印象を醸し出しています。


左端に観えるのが サン・ルーカ川  左岸 / サン・マルコ地区
p3181463-1.jpg
左端の運河 / サン・ルーカ川
左側の建物 / コルネール・コンタリーニ・ダイ・カヴァッリ館 
15世紀建設 17世紀改修
 カナル・グランデに面する1階の中心にはセルリアーナ式の玄関があり
 2階中央部のロッジアに6連の四つ葉状柱頭と、迫り出した露台
 施された、盛期ゴシック様式の建物
 p3181463-2.jpg
 ロッジアの両側に施された紋章には、二頭の馬が彫られているため、
 dai Cavalli ( 馬の意 ) 館 と呼ばれています。
右側の白い建物 / トローン館 14世紀前半
 2・3階の中央部にゴシック様式の4連のオジーアーチ窓を持つ建物で、
 最上階はセルリアーナ式窓が見られますが、1階と4階は後の改修に
 よるものです。

サン・ルーカ川 を過ぎた辺り  左岸 / サン・マルコ地区
p3181462-1.jpg

左の細い運河は カ・コルネール川  左岸 / サン・マルコ地区
p3181465-1.jpg
ランド・コルネール・スピネッリ館 
マーウロ・コドゥッシ設計? 1490年頃建設 18世紀改修
初期ルネサンス様式の建物
1・2階の外壁は、切り石積み、中央に半円アーチの大きな玄関を配し、左右の壁の凸凹位置に小さな窓が開けられています。
3・4階はほぼ同じデザインで、大きな半円アーチの中に2つの半円と小さな円を組み合わせた窓が、中央に2連、両側に1個づつ並んでいます。
このデザインは、後で紹介することになるヴェンドラミン・カレルジ館の窓にも観られるものです。
フリーズには花綵 ( はなづな ) 飾りの帯状装飾でが見られます。
頂部に見える、バロック風なデザインで造られた、小さな神殿の様な屋根裏部屋も特徴でしょう。
この建物は、15世紀の終わりにランド家の邸宅として建てられ、1542年にジョヴァンニ・グリマーニに持ち主が変り改築されます。
1700年代にはスピネッリ家が借り入れ、1850年にはマリーア・タッリオーニの所有となり、入口の階段脇に手摺が付けられますが、以後カ・ドーロに移されています。

サンタンジェロ停留所 辺り  左岸 / サン・マルコ地区
p3181466-1.jpg
左端の建物 / 詳細不明
オレンジ色の建物 / バロッチ館 ( 現サンタンジェロ ホテル ) 19世紀
右隣の肌色の建物 / サンタンジェロ ホテル 20世紀
少し突き出した白い建物 / ガルゾーニ館 15世紀


サン・ポーロ川 辺り サン・トマ停留所 が見える 
右岸 / サン・ポーロ地区
p3181464-1.jpg
中央右のオレンジの建物 / ピザーニ・モレッタ館

左の細い運河は カ・グランツォニ川  左岸 / サン・マルコ地区
p3181467-1.jpg
ガルゾーニ館 ( 美術館? ) 15世紀
 ゴシック様式の建物
 正面の立面は完全なシンメトリー、2・3階の中央部に4連のオジー
 アーチ窓
を持つ建物で、両側にも連窓とほぼ同デザインの窓が2個づつ
 開けられ、2階の窓にだけ、細く白い矩形の額取りがされています。
 ヴェネツィアでは良く見るデザインの建物ですが、1階のセルリアーナ
 式風玄関アーチ
の左右に、楕円形窓であることでしょうか?
 矩形の窓のある最上階は後世の増築ではないかと思われます。


カ・グランツォニ川 を少し過ぎた辺り  左岸 / サン・マルコ地区
P3181468.jpg
左側の建物 / コルネール・ゲルトフ・アルヴェラ館 
11世紀建設-16世紀改修
 ゴシック様式の建物を、16~17世紀に改築した建物。
 1・2階の中央にセルリアーナ式の開口があり、3階の中央には半円
 アーチの4連窓
があります。
 2・3階の両側には、左右対称に2個づつの半円アーチ単体窓を配して
 います。
 屋上にペディメントと妻壁を見せている、小屋裏部屋が目立っています。
中央から右側の建物群 / モチェニーゴ館 16世紀

サン・トマ停留所 辺り
P3181469.jpg
右岸 中央の肌色の建物 / ジュスティニアン館
右岸 上の右隣りの肌色の建物 /
カ・フォスカリ館 ( 現ヴェネツィア大学・経済・商学部 )
右岸 右端の角のある建物 / バルビ館

サン・トマ~サン・サムエレ停留所 の中辺り  
右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区
p3181470-1.jpg
左 / ジュスティニアン館  
右 / カ・フォスカリ館 ( 現ヴェネツィア大学・経済・商学部 )
ヴェネツィアで最も美しいと言われるゴシック盛期の様式で建てられています。
古くはジュスティニアン家の住居でしたが、政府所有の後はマントヴァ公、次いでフランチェスコ・スフォルッツァに贈られ、1452年にドージェだったフォスカリ家が買い取っています。

サン・トマ~サン・サムエレ停留所 の中辺り  
右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区
p3181471-1.jpg
中央左の列柱のある建物 / カ・レッツォーニコ ( 18世紀博物館 )
上の建物の右隣の建物 / Ca' Bemarda
右端の建物 / ジュスティニアン館

カ・レッツォーニコ停留所 辺り  右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区
p3181472-1.jpg
カ・レッツォーニコ ( 18世紀ヴェネツィア美術館 ) 1756年 
バルダッサーレ・ロンゲーナが着手し、ジョルジョ・マッサーリ が1745年に完成した、典型的な18世紀建築
バロック様式、ルネサンス様式、パラディオ様式など様々な特色を持つ建物。
カ・グランダ ( コルネル館 ) と似たイメージの建物です。

カ・レッツォーニコ~アカデミア停留所 の中辺り  
右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区
p3181474-1.jpg
左側の低い建物 / マイネッラ館
右側の建物 / ロレダン・デッランバッシャトーレ館 1470年頃 
 3階の中央に露台のある4連の四つ葉状柱頭の開口を、4階のロッジアには
 4連のオジーアーチを施しています。
 p3181474-2.jpg     p3181474-3.jpg
 両側に2個づつのオジーアーチ窓を配し、3・4階の全ての開口部には、
 長方形の額縁がされています。
 シンメトリーな立面をもつゴシック様式の建物です。
 また、3階の左右の壁龕に、プットの彫像が飾られています。

サン・サムエレ~アカデミア停留所 の中辺り
左岸 / ドルソ・ドゥーロ地区
p3181476-1.jpg

サン・サムエレ~アカデミア停留所 の中辺り  左岸 /サン・マルコ地区
p3181478-1.jpg
ファリエール・カノッサ館 15世紀
建物の両側に突出したバルコニー付のロッジアと、カナル・グランデに直接面する前庭が特徴的な邸宅です。
2階の壁面中央に5連のオジーアーチ窓が見られます。
小さな建物ですが、カナル・グランデ沿いに建つ建物の中で、一際目を引く建物の一つです。

カ・レッツォーニコ~アカデミア停留所 の中辺り  
右岸 /ドルソ・ドゥーロ地区
p3181475-1.jpg
コンタリーニ・デッリ・スクリーニ・エ・コルフ館
異なる時代の二つの建物が隣接しています。
右側の建物 / フランチェスコ・ズメラルディ内装改修 17世紀改修
 3・4階の中央に4連のオジーアーチ窓があり、両側にも2個づつの同じ
 デザインの窓を配したシンメトリーな立面の建物です。
 オジーアーチ窓周りの長方形の額縁内に、淡い着色がされています。
 ネットで見付けた図面にはノビーレ階四つ葉状柱頭がありますが、
 現在は埋められています。
 後期ゴシックの建物を17世紀に改修した建物です。
左側の建物 / ヴィンチェンツォ・スカモッツィ設計 1609年
 1階は石積みの壁面で、2階には2本セットの化粧柱が施され、その間に
 半円アーチ窓が開けられ、屋根の上には切り妻の屋根裏部屋の小塔が
 あります。


アカデミア停留所 向い辺り  左岸 / サン・マルコ地区
p3181481-1.jpg
左側のオベリスクのある建物 / ジュスティニアーン=ロリーン館
 バルダッサッレ・ロンゲーナ改修設計 14世紀建設-17世紀改修
中央のオレンジ色の建物 / チヴラーン・バドエール・バロッツィ館 
16世紀建設-18世紀改修
 ノービレ階の中央に半円アーチの3連窓がある建物。
 上階は後世の増築されたものです。
右側の庭のある建物 / 建物の詳細は不明です。


アカデミア停留所 を過ぎた辺り  左岸 / サン・マルコ地区
p3181482-1.jpg
グッソーニ-カヴァッリ-フランケッティ館 1565年建設-19世紀改修
グッソリーニ家によって、15世紀末に建てられたゴシック様式の建物を、16世紀初頭にガヴァッリ家が購入します。
その後、何度か所有者は変わり、19世紀の後半にフランケッティ男爵の所有となりました。

シンメトリーな立面の美しい建物で、中央のロッジアに施された5連の四つ葉状柱頭は、3・4階でデザインが異なり、3階の四つ葉状柱頭、2スパン分の大きなアーチを組み合わせた極めて美しいデザインです。
中央の5連窓だけではなく、左右の単体窓にも長方形の美しい額縁が施され、特に3階の単体窓はデザインは素晴しく、欄間飾りの様に四つ葉飾りで飾られています。
他の開口と比べると一際大きい、オジーアーチの玄関も目を引く要素でしょう。

アカデミア停留所 を過ぎた辺り  左岸 / サン・マルコ地区
p3181483-1.jpg
バルバロ・クルティス館
左側 / ジョヴァンニ・ボン設計 ゴシック様式 15世紀建設-18世紀改修
右側 / アントーニオ・ガースパリ設計 バロック様式 17世紀
バルバロ家の邸宅であったこの建物は、時代の異なる二つの建物を繋げたものです。
2・3階の長方形の額縁のあるオジーアーチ窓が美しく、ファサードの彼方此方に、主に円形の装飾やレリーフが散りばめられています。

アカデミア~サンタ・マリア・デル・ジリオ停留所 の中辺り  
左岸 / サン・マルコ地区
p3181485-1.jpg
ピザーニ館 17世紀建設-18世紀改修
カナル・グランデに面する1階には、中央に半円アーチの玄関を配していますが、2階以上は中央は壁で、左右に2連の窓を開けています。
3階の開口だけが、化粧柱が施された半円アーチ窓で、露台も見られます。

アカデミア~サンタ・マリア・デル・ジリオ停留所 の中辺り  
左岸 / サン・マルコ地区
p3181486-1.jpg
左側の建物 / ベンゾーン・フォースコロ館 17世紀
 2・3階の中央に3連窓、両側に2個づつの単独窓を配し、2階は窓枠に
 化粧柱半円アーチの縁取りと、露台を施しています。
中央の建物 / ピザーニ館
右側の建物 / スッチ館 17世紀
 シンメトリーに見えますが、微妙に左右のデザインは違っています。
 1階の玄関とノビーレ階の窓にだけ、半円アーチの縁取りがされ、
ノビーレ階の3連窓には露台が施されています。 

サンタ・マリア・デル・ジリオ停留所 少し手前 
左岸 / サン・マルコ地区
p3181488-1.jpg
カ・グランダ ( コルネル館 ) ( 現県庁 )
ヤコポ・サンソヴィーノ設計 1556年
通称のカ・グランダとは「立派な造り ( 大居館 )」 の意味。 
堂々たる3層構成のファサードを下から見てみましょう。
1・2階は中央に縦長の3連アーチのある荒壁造り
左右の窓は、他の建物では低層部は質素な造りのものが多いなか、大変凝った重厚な装飾がなされています。
3階にはイオニア式、4階にはコリント式オーダーが施された、2本対の化粧柱が、重厚な装飾の7個の半円アーチを挟む様に並び、大きく張出したエンタプラチュアを支えています。
特に最上階のフリーズに開いた、バロック風の楕円の窓も目を引きます。

サンタ・マリア・デル・ジリオ停留所 少し手前 左岸 / サン・マルコ地区
p3181489-1.jpg
左側の白い建物 / カ・グランダ ( コルネル宮殿 )
右側のオレンジの建物 / ミノット館 15世紀 
 3階の中心から右に少しずらした位置に、3連のオジーアーチ窓があり、
 左側に2個、右側には1個の単体窓が配されています。
 この階の窓にだけ、矩形の額縁が施されています。


サンタ・マリア・デル・ジリオ停留所 少し手前 左岸 / サン・マルコ地区
p3181487-1.jpg
左端のオレンジの建物 / ミノット館 
緑のテントの建物 / バルバリーゴ館 17世紀
 中心に計画されることの多いセルリアーナ式開口を、建物の左半面に
 1階から3階まで通して配置し、右半面の広い壁面との対比させて
 います。
中央右側のクリーム色の建物 / ヴェニエール・コンタリーニ館 15世紀
 ゴシック様式の建物
 カナル・グランデに出入り出来る1階に玄関は設けられていません。
 露台のある2・3階のロッジアは、建物の右端に寄せて造られています
 が、2階の4連の半円アーチと、3階の4連のオジーアーチの開口は、
 少しズレています。
 最上階の4連の三葉飾り窓は、大きく左にズレて開いていて、ファサード
 のバランスを壊しています。
屋上に小屋のある建物 / マニーン・コンタリーニ館 16世紀
 建物のほぼ中心に、露台を施した3連窓がある、シンメトリーに近い
 立面をもつ建物です。
トラゲット停留所前の茶色の建物 / ピザーニ・グリッティ館
( グリッティ・パレス・ホテル )
 14世紀
 ヘミングウェイが愛し、長期滞在したホテルで、その名を冠したスイート
 ルームがあるそうです。
 ゴシック様式のこの建物は、14世紀にはピザーニ家の所有ででしたが、
 1814年にグリッティ家が購入しました。 
 その後売却による所有者の変更を経て、ホテルに改修されています。
 2・3階の中央に5連のオジーアーチ窓を配し、両側には幅広の壁があり、
 2個づつの単独窓がます。
 カナル・グランデに面する立面は、横長で間延びした感がありますが、
 建物の両側には通りと運河があり、三方に開いたデザインになって
 います。
 
サンタ・マリア・デル・ジリオ~サルーテ停留所 の中辺り  
左岸 / サン・マルコ地区
p3181492-1.jpg
中央の建物 / フランジーニ・フィーニ館 
ピエートロ・ベッティネッリ設計 17世紀
 カナルグランデに面するセルリアーナ式の玄関は、右端と中央より
 左寄りの場所に2ヶ所あり、それぞれの玄関の真上の位置には、
 中央の窓幅がやや大きい半円アーチの5連窓と3連窓があります。
 また、キーストーン等のアーチ廻りの装飾露台の美しい建物です。
 この建物は19世紀にはホテルでしたが、現在は右隣のマノレッソ館
 共に、ヴェネト州所有の州議会となっています。 
中央右側のクリーム色の建物 / マノレッソ館 15世紀後半
 中心が少しだけ右にズレていますが、シンメトリーと言っても差し支え
 ない立面の建物です。
 1階の玄関は中央がやや大き目な3連の半円アーチが開いています。
 直上階の3連窓は、ランド・コルネール・スピネッリ館でも見られた、
 大きなアーチの中に、2個の細長のアーチと円を組み合わせたデザイン
 です。
 4階は尖頭アーチの中に人型を描いたように見える4連の三葉飾り窓
 5階には、4連の半円アーチ窓があり、各階の連窓の両側には、2個
 づつの単体窓を開けています。
 取って付けたように見える最上階は、最近の増築ではないでしょうか? 
間口の狭い建物 / コンタリーニ・ファサン館 15世紀
 イスラム風にも見える、美しい装飾の施されたオジーアーチ窓と、
 露台のデザインが特徴的な美しい建物。
 間口は狭いにも関わらず、周りの建物と比べると各階の階高の高いも
 特徴でしょう。
右側茶色い建物 / コンタリーニ館 15世紀
右端の建物 / ミキエール・アルヴィージ館 17世紀

サン・マルコ停留所 の少し手前  左岸 / サン・マルコ地区
p3181493-1.jpg
左のクリーム色の建物 / バドエール・ティエーポロ館 17世紀   
中央左のオレンジ色の建物
/ バロッツィ・コルネール・エーモ・トレヴェス・ボンフィーリ館
中央右の茶色い建物 / ホテル・バウアー・グリュンバルト 
上の建物の右隣の茶色い建物 / ジュスティニアン館 
左端の白い建物 / ホテル・モーナコ

サン・マルコ停留所 の少し手前  左岸 / サン・マルコ地区
p3181495-1.jpg
右端のオレンジ色の建物 /
バロッツィ・コルネール・エーモ・トレヴェス・ボンフィーリ館
中央右のクリーム色の建物 / バドエール・ティエーポロ館
中央左のクリーム色の建物 /
ウェスティン・エウローバ&レジーナ-ホテル 19世紀
上の左隣のオレンジ色の4階の建物 / ガッジャ館
上の左隣のオレンジ色の3階の建物 / ミキエール・アルヴィージ館
上の左隣の肌色の建物 / コンタリーニ館 15世紀
上の左隣の間口の狭い薄茶色の建物 / コンタリーニ・ファザーン館
左奥のクリーム色の建物 / マノレッソ館
左端の建物 / フランジーニ・フィーニ館

p3181495-4.jpg
バロッツィ・コルネール・エーモ・トレヴェス・ボンフィーリ館 17世紀

p3181495-3.jpg
右側の建物 / バドエール・ティエーポロ館 17世紀
左側の建物 / ウェスティン・エウローバ&レジーナ-ホテル 19世紀

p3181495-2.jpg
右端のオレンジ色の4階の建物 / ガッジャ館
上の建物の左隣りの建物 / ミキエール・アルヴィージ館 17世紀
上の左隣の肌色の建物 / コンタリーニ館 15世紀
上の左隣の間口の狭い薄茶色の建物 / コンタリーニ・ファザーン館
左奥のクリーム色の建物 / マノレッソ館


サン・マルコ停留所 の少し手前  左岸 / サン・マルコ地区
p3181494-1.jpg
左端の建物 / ホテル・バウアー・グリュンバルト 
ジョヴァンニ・サルディ設計 19世紀
 古い建物に見えますが、19世紀にヴェネツィアン・ネオ・ゴシック様式
 で建てられた建物。 
中央右の足場の掛かっている建物 /
ジュスティニアン館 15世紀建設-19世紀改修
 15世紀後半に建てられたこの建物は、17世紀に内部が改修され、
 1820年頃にホテルとなり、ジョヴァンニ・サルディーによって、
 ヴェネツィアン・ネオ・ゴシック様式に改修されています。
鐘楼の下に見える白い建物 / ホテル・モーナコ 19世紀
 
 
サン・マルコ広場の鐘楼が見えてきました。
p3181497-1.jpg

p3181500-1.jpg
左から / 鐘楼   マルチアーナ図書館   ドゥカーレ宮殿

サン・マルコ乗り場辺りから対岸 ( 右岸 ) を見る。
p3181501-1.jpg
ドームのある聖堂 / サンタ・マリア・デッサ・サルーテ聖堂 1687年
先端の三角地帯に建つ建物 / 税関 1677年

P3181502.jpg
税関 1677年
ドルソ・ドゥーロ地区の先端に、水面ギリギリの土地に、矢のように突き出す様に建っています。
15世紀以降、オリエントから来る船は、ここで関税検査を受けました。
現在の建物は1677年に建てられたもので、先端に小さな塔のある柱廊があります。

     p3181502-1.jpg
塔の上の、二人の奴隷が支える金の玉には 幸運の女神像 が載っています。
風向きによって向きを変えると言う女神の姿は、海洋貿易に生きた 海の都 ヴェネツィア の繁栄の象徴です。


サン・マルコ運河越しにサン・ジョルジョ・マッジョーレ島を見る。
P3181503.jpg
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂

さあ、いよいよ サン・マルコ広場 に上陸です。

※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「週刊ユネスコ 世界遺産 ヴェネツィアとその潟」「21世紀シリーズ ヴェネツィア」「イタリア、とりわけヴェネツィア」「Google マップ」等を参考または参照にしています。
スポンサーサイト
  1. 2016/12/21(水) 12:59:18|
  2. イタリア旅行記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://sumainoact.blog58.fc2.com/tb.php/1901-95791d9d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad