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アクトデザイン凛太郎のブログ

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ヴェネツィア散策 - 4 広場を囲む建物① 鐘楼・サンソヴィーノの開廊・マルチアーナ図書館

サン・マルコ広場 を囲む建物を紹介していきます。

先ずは、広場のシンボルの一つと言える
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サン・マルコ鐘楼

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サン・マルコ広場ランドマークであるこの鐘楼が、最初に建てられたのは9世紀までさかのぼります。
何度も倒壊と再建が繰り返された後、1511~1514年にバルトロメオ・ボンジョルジョ・スバヴェント によって建てられ、現在の形の鐘楼として完成します。
その塔も1902年に鐘楼の北側に入ったひびの影響で完全に崩壊してしまい、現存する高さ98.6mのこの鐘楼は、1912年に再建されたものです。

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夕陽を浴びる サン・マルコ鐘楼

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鐘楼の下部6割程は、開口部の殆んど無い、重々しい煉瓦積みの外観ですが、4方に4連アーチの開口部のある鐘突堂の付近だけは、白色の石造で、頂部に大天使ガブリエルを冠した、緑色の尖った方業屋根と相まって、軽やかなと華麗さを演出しています。


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サンソヴィーノの開廊
サン・マルコ鐘楼 の足元にあるこの開廊は、ヤーコポ・サンソヴィーノ設計

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2本セットのコリント式の柱間の壁龕には、彫刻家でもあったサンソヴィーノの手による、「アポロ」「マーキュリー」「平和」「ミネルヴァ」の4つのブロンズ像が置かれています。


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マルチアーナ図書館
サンソヴィーノの開廊の左隣りの2階建ての建物。
ドゥカーレ宮殿の向いで大運河に面する位置に建つのは、サンソヴィーノの開廊と同じヤーコポ・サンソヴィーノが、1536年にヴェネツィア共和国に招かれて建てた図書館です。
ヴェネツィアに現存する最も古い公文書が数多く保存されており、66万点を超える蔵書を誇り、ラテン語、古典ギリシア語の写本、手稿本の豊富さに特徴があるそうです。

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マルチアーナとは聖マルコの事で、聖マルコの名を冠した、このマルチアーナ図書館は、イタリア国内だけでなく、世界で最も重要な図書館の一つです。 

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ご覧の通りの2階建ての建物で、アーチを支える列柱は壮観です。

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柱の上部に当たる屋上手摺には、それぞれに裸体の彫像が乗せられています。
フリーズアーチを飾る彫刻も見事です。

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1階はドリス式、2階はイオニア式のオーダーが施されています。

今回は内部の見学はしませんでしたが、図書館の中を紹介しているテレビ番組 ( 美の巨人たち ) を見て、見学しなかったことを後悔しています。

※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「週刊ユネスコ 世界遺産 ヴェネツィアとその潟」「21世紀シリーズ ヴェネツィア」等を参考または参照しています。
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  1. 2016/12/26(月) 12:00:00|
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