本年もアクトデザイン凛太郎のブログを、宜しくお願いします。
新年の第一回めは、ドゥカーレ宮殿の三回目です。
残念ながら 巨人の階段 を上ることは出来なかったので、他のルートから2階の黄金の階段 を目指します。

中庭の囲む開廊は、4本あるいは5本の細い柱を束ねてアーチを支えています。

ライオンの口 ( 密告の口 or 真実の口 )
これは中庭の壁で見掛けたもので、人の顔に見えますがライオンの顔だそうです。
十人評議会への密告書を受け付ける投函口になっており、ドゥカーレ宮殿に限らず、共和国の彼方此方に設置してあったそうです。
黄金の階段 ( スカラ・ドーロ )

サンソヴィーノの設計 で1538年に着工し、1559年に スカルパニーノ が完成させます。
ドージェ ( 元首 ) が公式行事で使用した特別な階段で、高官や判事のみが使用が許された二つの扉があり、控えの間 と 判事の間 へ通じています。
さあ、いよいよ2階の開廊から黄金の階段 を上り、宮殿の室内へ入っていきます。

2階開廊から見上げ

3階踊り場から見下げ

ヴォールト天井は黄金色の漆喰とフレスコ画で飾られています。

4階から3階踊り場を見下げ
この階段は上がる者を威圧し、ドージェ ( 元首 ) の権力を見せつける役割もあったのです。
四角の広間

天井画は / 公正と平和の寓話を示唆するジローラモ・プリウリ総督 ティントレット作
黄金の階段 を上って直ぐあるのが、この四角の広間。
四角の広間は、この階の各部屋へ行くまでの前室の様な部屋に当たり、この後本格的な控えの間に当たる、隣の 4つの扉の間 ( クアットロ・ポルテ ) へ移動します。
※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「週刊ユネスコ 世界遺産 ヴェネツィアとその潟」「21世紀シリーズ ヴェネツィア」「Google マップ」「イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!」「酒の一滴は大河の一滴」等を参考または参照しています。
スポンサーサイト