十人委員会の間 ( コンシーリオ・デイ・ディエチ ) から、 羅針盤の間 ( サラ・デラ・ブッソラ ) へと移動します。
羅針盤の間 ( サラ・デラ・ブッソラ )

司法行政専用の最初の部屋であり、警吏長官の居た部屋です。
部屋の角に置かれている木製の羅針盤は、十人委員会の3人の長官と調査官の部屋である サラ・デイ・トレ・カピ・デル・コンシーリオ・デイ・ディエイチ への扉を隠しています。
また、前記したライオン口 ( 密告の口 ) の内側に当たる部屋でもあります。

この部屋の壁と天井を飾るのも パオロ・ヴェロネーゼ作 の絵画です。

武器庫 ( アルメリア )

アドリア海の女王 と呼ばれたヴェネツィアは優美で女性的なイメージを、お持ちの方も居るかと思いますが、この部屋に展示された多くの武器を見れば、ヴェネツィア共和国が軍事大国でもあったことが分かります。
武器庫 ( アルメリア ) は3室から成り、宮殿の南東の角に在ります。



1370年代以降は銃器も生産され始めます。


展示の仕方で、兵器も美術品に見えますね。

欲を言えばですが、ヴェネツィアは世界一の海軍力を誇った共和国だったので、当時のガレー船の模型なども見たかったです。
この部屋は室名が分かりません。


壁画のアップ
次回はドゥカーレ宮殿 最大の 大評議会の間 ( サラ・デル・マッジョール・コンシーリオ ) を紹介します。
※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「21世紀シリーズ ヴェネツィア」「Google マップ」「イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!」「酒の一滴は大河の一滴」等を参考または参照しています。
スポンサーサイト