アクトデザイン凛太郎のブログ

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ヴェネツィア散策 - 16 広場を囲む建物⑬ サン・マルコ大聖堂 

今日は サン・マルコ広場ランドマークであるばかりでなく、ヴェネツィア共和国の象徴でもある サン・マルコ大聖堂 を紹介します。

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サン・マルコ大聖堂  828年創建 11~15世紀にかけて改修

6世紀、ヴェネト地方に暮らしていた人々は、ゲルマン系民族の度重なる侵入に悩まされ、ゲルマン人が容易に追って来れない、湿地帯の奥深く、ラグーナの島々に逃げ込んだのです。
地盤と言うよりも沼地に近い地面に、無数の木杭を打ち込んで造ったヴェネツィアの地は浮島と呼ばれています。

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その浮島の上に街を築き、ドージェ ( 総督 ) を中心に共和国を設立したヴェネツィアですが、長らくビサンチン帝国の支配に甘んじる歴史が続きます。
その後、一端の都市国家と認められる事を目指したヴェネツィアは、国民の精神的支柱国家の象徴とする為に、アレクサンドリアから聖マルコの遺骸を買収し、その聖マルコの遺骸の安置する為に サン・マルコ聖堂の建設を計画します。
その後、聖マルコの遺骸を無事国内に運び込んだヴェネツィアは、ナポレオンに占領されるまでの1000年間、 アドリア海の女王 と呼ばれる程の繁栄を続ける共和国を、松杭で土台を固めた浮島の上に築いたのです。

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初めに大聖堂と記ししたが、本来の サン・マルコ聖堂ドージェ ( 総督 ) の為の礼拝堂であり、大司教の置かれる大聖堂なったのは19世紀になってからのことです。
政教分離の政策を徹底したヴェネツィア共和国は、国政に教皇の権威が及ばないよう努めた国だったのです。

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幾重にも重なる正面のアーチと、帽子のように見える5つのドームが外観の特徴。
現在見られるビサンチン様式には、11~15世紀に掛けて改修されています。

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ドゥカーレ宮殿 内の ドージェの中庭 から撮影

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アーチの上やドームの合間に見え隠れしている尖塔の頂部には、沢山の聖人の彫像が乗せられています。

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聖マルコ像  15世紀初頭
中央入口のアーチの頂部に置かれた聖マルコ像がは、広場に訪れる人々を見守っているかのようです。
周りには6人の天使と、すぐ下には有翼の獅子像もあります。

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中央の正門上のモザイク画以外は、聖マルコ遺骸が到着するまでの様子を描いています。

この後、向かって左から順に、壁龕状に窪んだアーチのに描かれた絵を見て行きます。
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向かって右 ( ドゥカーレ宮殿 側 ) 端のアーチと出入口
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このモザイク画は17世紀作


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向かって右から2番目のアーチと出入口
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中央入口 ( 聖堂正門 )
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栄光のキリスト と 最後の審判 を描いたモザイク画
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向かって左から2番目のアーチと出入口
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向かって左 ( ムーア人の時計塔 側 ) 端のアーチと出入口
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サン・アリピオ門 上に描かれたモザイク画は、この「聖堂に運ばれる聖マルコの遺体」を描いています。 5つのモザイク画の中で最も古い13世紀に描かれたもので、当時の聖堂の様子が窺えます。


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アーチを支えるかのように設置された、様々な色の大理石の列柱には、コリント式にもイスラム様式にも見えるオーダーが施されています。
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西 ( サン・マルコ広場 ) 向きだけでなく、南 ( ドゥカーレ宮殿 ) 側にも出入口が在ります。

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西南角の見上げ

次の日に内部の見学をしましたが、内部は撮影禁止だったので、手持ちの資料から
サンマルコ大聖堂
出典「ユネスコ 週刊世界遺産2 ヴェネツィアとその潟」

聖堂の内部は眩いばかりの黄金の空間でした。
平面は左右の翼廊方向とと、入口から後陣までの縦方向の距離が同じギリシア十字。 
聖堂中心の十字の交差部分と、十字の各辺の上部に5つのドームを冠し、中央の一番大きな キリスト昇天のドームモザイク画は、聖母マリアと十二市使徒、天使に囲まれたキリストが描かれた13世紀の作品です。
約4000㎡にも及ぶ壁や天井は、数百年を掛けて旧約聖書の物語を描いた黄金のモザイク画で埋め尽くされています。

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サン・マルコ広場 に面した2階のテラスから、中央入口アーチ上の ブロンズの馬 を見る。 この像はレプリカで、金箔を施した本物の 四頭の馬 は聖堂内の博物館に展示してあります。

ここからは撮影禁止のギリシア十字の聖堂から出た、北側の付属部分
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廊下の様な用途の部屋で、小さなドームが連続しています。 
天井には黄金のタイルでモザイク画が描かれ、聖堂内部の雰囲気と似ています。

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夕陽を浴びる サン・マルコ大聖堂 をご覧頂いて、サン・マルコ広場 をあとにします。

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  1. 2017/01/22(日) 10:52:00|
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