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アクトデザイン凛太郎のブログ

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ヴェネツィア散策 - 19 カナル・グランデ③ フェローヴィア ⇒ サン・トマ Ⅰ

リアルト停留所 から水上バスで、対岸の サン・トマ停留所 迄行くつもりが、方向を間違え、しかも各駅停車ではなく急行便に乗ってしまった為に、フェローヴィア停留所 まで戻ってしまいました。
水上バスを乗り換えて、サン・トマ停留所 を目指します。

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水上バスに乗るのにも慣れて来たので、今回は後方甲板の真ん中座席に陣取ることが出来たので、右岸、左岸の両方の建物を見ることが出来ました。

サンタ・ルチア駅 対岸  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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カッツィオラ・エ・デ・カ・リッツィ川 
運河の奥に見えるのは トレンティーニ教会
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サン・ニコロ・デイ・トレンティーニ教会 
ヴィンチェンツォ・スカモッツィ設計 
1590年-1595年 ( 1718年建 と記載のサイトもあり )


サンタ・ルチア駅 対岸  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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左端の白い建物 / Hotel Carlton On The Grand Canal
中央のオーニングの所 / Ristorante Da Nino


サンタ・ルチア駅 対岸  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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サン・シメオン・ピッコロ教会  
ジョバンニ・スカルファロット設計 1738年
鉄道でヴェネツィアを訪れた時、サンタ・ルチア駅を降り立って最初に目にする印象的な建物が、グラン・カナル沿いに建つ緑色のドームが目印のこの教会です。
ヴェネツィアで最初に建てられた新古典主義様式の建物と言われています。

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ナポレオンがこの教会を見た時、「キューポラを持たない教会は色々見たが、本堂のないキューポラは見たことがない。」と言ったとか?

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教会本堂のサイズに対して、載ってるドームが巨大過ぎるので、見た目の不安定感は否めません。
前面のペディメントの柱廊とドームがあるので、不格好なパンティオンと言ったところですが、インパクトは強い建物なのは確かです。


サンタ・ルチア駅 対岸  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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Palazzo Foscari Contarini


スカルツィ橋 を過ぎた辺り  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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左側の白い建物 / Hotel CANAL GRANDE


スカルツィ橋を過ぎた辺り  左岸 / カンナレジョ地区
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プリンチペ - Hotel Principe ( 4つ星ホテル )

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格安旅行故に、残念ながら大運河沿いの部屋ではありませんが、私達が宿泊したホテルです。


リーヴァ・ディ・ビアジオ停留所 辺り  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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ヴェネト地区教育省庁舎 ( 地区庁舎 )


前回紹介した建物が、今度は左岸になって見えて来ました。
リーヴァ・ディ・ビアシォ停留所 の向い  左岸 / カンナレジョ地区
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右端の建物 /フランジーニ館
その他の建物は詳細不明。

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右端の建物 /フランジーニ館

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左端の建物 /フランジーニ館
2階建てと右側の建物 / サン・ジェレミア教会

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左側のドーム + 鐘楼のある建物 / サン・ジェレミア教会
右側の建物 / ラービア館

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丁度いい具合にゴンドラが通り掛ったので、いい写真が撮れました。


サン・マルクォーラ停留所 の向い  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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トルコ商館 - Fondaco dei Turchi ( 自然史博物館 ) 13世紀前半
最初の建物は13世紀前半と言われ、ジャコモ・パルミエーリヴェネツィアに亡命し建てた館とされています。
ヴェネツィアで良く見られる商人の住居兼倉庫で、ヴェネト・ビザンチン様式
運河に面する立面を飾る鋸壁風のパラペットが外観上の大きな特徴です。
カナル・グランデ沿いの建物の殆どが、荷物の積み下ろしに便利な様に、運河に面して出入口を設けていますが、この建物程アーチの柱廊を長くとっている建物は少ないと思います。
1381年にヴェネツィア共和国がこの館を購入すると、オスマン・トルコの動向を監視する目的でヴェネチア政府は、1621年~1838年の間、この館を商館 ( fontego )としてオスマン・トルコに貸し出しました。
その時、大規模な工事が行われ、24の店舗と付属する52の寝室と使用人部屋が数室も設けられます。
こうして、この館はFontego dei Turchi ( トルコ商館 ) と呼ばれる様になったそうです。


サン・マルクォーラ停留所~サン・スタエ停留所 の間  
右岸 / サンタ・クローチェ地区
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建物の詳細は不明です。

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カ・トロン川


サン・マルクォーラ停留所~サン・スタエ停留所 の間  
右岸 / サンタ・クローチェ地区
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左側茶色の建物 / Palazzo Duodo

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サン・スタエ停留所 の少し手前  左岸 / カンナレジョ地区
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中央の建物 / ヴェンドラミン・カレルジ館  1481年~1509年
右側のクリーム色の建物 / マルチェッロ館 18世紀

サン・スタエ停留所 の少し手前  左岸 / カンナレジョ地区
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左側のクリーム色の建物 / マルチェッロ館 18世紀
中央の茶色の建物 /
エーリッツォ・アッラ・マッダレーナ・ジャ・モリーン館 15世紀
右側の白い建物 / ソランツォ・ピオヴェーネ館 16世紀
右端の建物 / エーモ館 17世紀


サン・スタエ停留所の横 右岸 / サンタ・クローチェ地区
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サン・スタエ教会  ドメニコ・ロッシ設計 1709年
ギリシア神殿の様な立面を持つ、白い立面が美しいバロック建築


サン・スタエ停留所~カ・ドーロ停留所 の間  右岸 / サンタ・クローチェ地区
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カ・ペーザロ - チヴィチ博物館  
バルダッサーレ・ロンゲーナ設計 1659年 - 1710年
ペーザロ家の意向によって建てられたバロック建築の宮殿
カ・ペーザロは1902年から、現代美術、東洋美術の美術館 - チヴィチ博物館 ( 国際現代美術館 ) と呼ばれています。

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コリント式のオーダー柱と深く装飾刻まれたアーチの合間に、沢山の天使が見えます。
キーストーンの施された装飾 ( 動物の彫刻か? ) も稀に見る彫の深さがあります。
実にバロック建築らしい濃艶な装飾です。

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バルダッサーレ・ロンゲーナは17世紀を代表する建築家の一人。

※ この記事内の説明文は「Wikipedia」「21世紀シリーズ ヴェネツィア」「イタリア、とりわけヴェネツィア」「Google マップ」等を参考または参照しています。
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  1. 2017/01/27(金) 15:43:15|
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