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アクトデザイン凛太郎のブログ

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ヴェネツィア散策 - 20 カナル・グランデ④ フェローヴィア ⇒ サン・トマ Ⅱ

「 ヴェネツィア散策 - 20 カナル・グランデ④ フェローヴィア ⇒ サン・トマ 」 の後半です。

写真は水上バスの後部甲板から、後ろ向きに撮影したものと、進行方向に向かって撮影したものがあります。
表記の 右岸 ・ 左岸進行方向に向かって右 or 左 です。

サン・トマ停留所~カ・ドーロ停留所 の間  右岸 / サン・ポーロ地区、サンタ・クローチェ地区 
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左端 / 魚市場の一部が見えます。
魚市場の数棟右側に頂部に切り妻小屋のある肌色の建物
 / Hotel L'Orologio Venezia
上記の右隣の六連窓の建物 / モロズィーニ・ブランドリーン館
中央の赤茶色い建物 /ホテル・サン・カッシアーノ・カ・ファブレット
 ( 4つ星ホテル ) - ブラガディーン・ファヴレット館
右端の白い建物 / Palazzo Corner della Regina
上記以外の建物は詳細不明。

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左端 / 魚市場の一部が見えます。
魚市場の数棟右側に頂部に切り妻小屋のある肌色の建物 / Hotel L'Orologio Venezia
上記の右隣の六連窓の建物 / モロズィーニ・ブランドリーン館
 モロズィーニ家の分家によって建てられた建物。
 中央の素晴らしい六連窓が残り、3階には入り組んだアーチである。
 両脇のオジーブ式の1面窓は長方形の枠の中に納められています。 
写真中辺りの建物の詳細は不明。
右端の赤茶色い建物 /ホテル・サン・カッシアーノ・カ・ファブレット

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左端の建物の詳細は不明。
中央の赤茶色い建物 /ホテル・サン・カッシアーノ・カ・ファブレット
中央の白い建物 / Palazzo Corner della Regina
右端の白い建物 / カ・ペーザロ - チヴィチ博物館

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左側の赤茶色い建物 /ホテル・サン・カッシアーノ・カ・ファブレット
右側の白い建物 / Palazzo Corner della Regina

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ホテル・サン・カッシアーノ・カ・ファブレット ( 4つ星ホテル )
- ブラガディーン・ファヴレット館
数多いブラガディーン家の館の一つである。
ピアーノ・ノービレである2・3階には、美しい四連窓のある14世紀のゴシックの建物で、ヴエネト・ビザンティン様式から、より古い建物が存在したことが、ファサード両脇の片面窓の枠取りから覗えます。 現在はホテル・サン・カッスィアーノとなっていますが、かつては画家のジャーコモ・ファヴレットが住み、ファサードにその碑があるそうです。

この写真は後ろ向きに撮影しているので、
左側が右岸 ( サン・ポーロ地区 )  
右側が左岸 ( カンナレージョ地区 ) となります。
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カ・ドーロ停留所の向い辺り  右岸 / サン・ポーロ地区
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左端の建物 / ファッブリケ・ヌオーヴェ館
中央の2階建ての建物 / 魚市場

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魚市場 ドメーニコ・ルーポロ、チェーザレ・ラウレンティ設計 1907年
1階部分は全てオジーブ式アーチの開廊となっている、ネオ・ゴシック様式の建物
新鮮な地中海の魚介だけでなく、野菜や果物なども豊富に並ぶ、ヴェネツィアの台所と言われる現役の魚市場です。
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カ・ドーロ停留所~リアルト停留所の中間辺り 右岸 / サン・ポーロ地区
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ファッブリケ・ヌオーヴェ館 サンソヴィーノ設計 1552 - 1555年
カナル・グランデに面して25ものアーチを連ねた開廊は壮観です。

この写真は後ろ向きに撮影しているので、
左側が右岸 ( サン・ポーロ地区 )  右側が左岸 ( カンナレージョ地区 ) となります。
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右岸 / ファッブリケ・ヌオーヴェ館
左岸奥 / カ・ドーロ (黄金の館 )
カ・ドーロの右側の薄茶色の建物 /
 ペーザロ館 - Hotel Pesaro Palace ( 4つ星ホテル )
ペーザロ館の右側の肌色の建物 /
 サグレード館 - Ca' Sagredo Hotel ( 5つ星ホテル )
サグレード館の右側赤茶屋根の小さな建物 /
 フォスカリ・ダル・プラ館 ( 4つ星ホテル )
右岸中央辺りの建物群 / ヴァルメラーナ館 - Palazzo Michiel ( 美術館 )
右から3棟目オレンジ色の建物 / Locanda Leon Bianco ( 2つ星ホテル )
右端の建物 / カ・ダ・モスト館 - Ca' da Mosto

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左側の建物 / Calle de Banco Giro
 似たデザインの建物ですが、別の建物の様です。
右側の建物 / ファッブリケ・ヌオーヴェ館

この写真は後ろ向きに撮影しているので、
左側が右岸 ( サン・ポーロ地区 )  右側が左岸 ( カンナレージョ地区 ) となります。

リアルト橋の少し手前  左岸 / カンナレージョ地区
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右岸 / ファッブリケ・ヌオーヴェ館
左岸奥 / カ・ドーロ (黄金の館 )
カ・ドーロの右側の薄茶色の建物 /
 ペーザロ館 - Hotel Pesaro Palace ( 4つ星ホテル )
ペーザロ館の右側の肌色の建物 /
 サグレード館 - Ca' Sagredo Hotel ( 5つ星ホテル )
サグレード館の右側赤茶屋根の小さな建物 /
 フォスカリ・ダル・プラ館 ( 4つ星ホテル )
中央やや左の建物群 / ヴァルメラーナ館 - Palazzo Michiel ( 美術館 )
中央の小さなオレンジ色の建物 / Locanda Leon Bianco ( 2つ星ホテル )
中央やや右の白い建物 / カ・ダ・モスト館 - Ca' da Mosto
右側数棟の建物は詳細不明です。


リアルト橋の下  右岸 / サン・マルコ地区 
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写真中央の建物 / ホテル・アル・ポンテ・アンティコ ( 4つ星ホテル )
 Palazzo Civran ( 18世紀 ) + Casa Perducci ( 15世紀 )
  + Palazzo Ruzzini ( 19世紀 ) 
右側の白い建物 / ドイツ商館 ( 現中央郵便局 )
 ジロラモ・テデスコ設計 16世紀建設-18世紀改修
 

リアルト橋を少し過ぎた辺り
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リアルト橋 アントニオ・ダ・ポンテ設計 1591年再建
初期の木造橋は12世紀に建造され、現在の橋は1557年に開催された設計コンペにより選ばれた単一アーチを提案したダ・ポンテの案による大きな太鼓橋です。
水面からの高さは7.5mあり、これは大型ガレー船が通れる高さでした。
橋の上にはアーチが並ぶ開廊が造られ、後に左右に商店が並ぶようになります。

リアルト停留所~サン・シルヴェストロ停留所の間  右岸 / サン・ポーロ地区
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左奥の建物 / Consolato Monaco ( Principato ) ( 外国領事館 )
上記の右隣の建物 / ホテル オヴィディウス - HoteL OVDIUS
中央の白・ベージュ・赤の建物の詳細は不明。
右端の建物 / マジック・リアルト

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左端オレンジ・黄色の建物の詳細は不明。
中央左側の建物 / Consolato Monaco ( Principato ) ( 外国領事館 )
中央右側の建物 / ホテル オヴィディウス - HoteL OVDIUS
右端の白い建物 / Bisognini 1844年


サン・シルヴェストロ停留所の辺り  左岸 / サン・マルコ地区
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左側の薄ピンクの建物 / コルネール・ロレダン館 ( 現市役所 )
12-13世紀
 1階部分は全面が階高のある柱廊で、2階の連続バルコニーの細い柱と
 幅の狭いアーチが特徴です。
右側の薄茶色の建物 / ダンドロ=ファルセッティ館  12-13世紀
 左隣のコルネール・ロレダン館とは、建設時期・規模・デザイン共に、
 とても似た建物です。 
 建設当時、1階部分は全面が階高のある柱廊で、2階も連続バルコニーと
 2本で一対の柱と狭いアーチが特徴の典型的な商店建築。
 3・4階は増築されたものです。
 1343年ドージェに選出されたアンドレーア・ダンドロの住まいで、
 1670年にファルセッティ家が購入しています。


リアルト停留所~サン・シルヴェストロ停留所の間  左岸 / サン・マルコ地区
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左端のオレンジ色の建物 / ホテル・リアルト ( 4つ星ホテル )
鐘楼 / サン・ディッシモ・サルヴァトーレ教会
鐘楼の下に見える肌色の建物 / カ・ルチア - Cà Lucia
中央左側の白い建物 / マニン宮殿
中央のオレンジ色の建物 / パラッツォ ベンボー - Palazzo Bembo
( ホテル )
右端のピンク・赤茶色の建物の詳細は不明。


リアルト停留所~サン・シルヴェストロ停留所 の間辺りから、リアルト橋方向を見る
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ゴンドラがまた通り掛ったので・・・
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左端のオレンジ色の建物 / ホテル・リアルト ( 4つ星ホテル )
鐘楼 / サン・ディッシモ・サルヴァトーレ教会
鐘楼の下に見える肌色の建物 / カ・ルチア - Cà Lucia
中央左側の白い建物 / マニン宮殿
上記マニン宮殿右隣りのオレンジ色の建物 / パラッツォ ベンボー - Palazzo Bembo ( ホテル )
上記パラッツォ ベンボーの右側の建物の詳細は不明。


サン・シルヴェストロ停留所を少し過ぎた辺り  右岸 / サン・ポーロ地区
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バルズィッザ館 12-13世紀
右前部に張り出した4連アーチで支えられたテラスと屋根裏部屋が特徴の建物。
左右の異なる建物が、一体化しているように見えます。
張り出したテラスで隠れていますが、1階には桟橋へ続く大門があり、真上の2・3階に少しズラシて4連の半円アーチ窓があります。
また、ファサードの右端にも、露台のある4連の半円アーチ窓か開けられています。

サン・シルヴェストロ停留所~サンタンジェロ停留所の間  右岸 / サン・ポーロ地区
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ブジネッロ館 
13世紀中頃に建てられたヴェネト・ビザンティン様式の商館
14世紀以後、何度も改修された後、1600年代に4階を増築し大改修されました。
1階の中央に大きな半円アーチの玄関を配し、2・3階には張り出した露台のある、6連の半円アーチ窓がありは、なかなかに壮観です。
両側には1~4階まで通して、2個づつの半円アーチの単体窓を配した、シンメトリーな立面を持つ建物です。


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パパドーポリ館 - アマンヴェニス ( 5つ星ホテル ) 
ジャン・ジャコモ・ディ・グリージ設計 1560年頃
屋根上に角のように聳える、2本の金色のオべリスクが印象的な、宝石商の館として建てられたルネサンス様式の建物です。
リンメトリーな立面の建物で、1~3階を通して中央にセルリアーナ式の玄関と窓を配し、両側の2個づつの単体窓には、2階はペディメントを、3階にはティンパヌムを施し、フリーズ部の横長の楕円形の窓や、壁に飾られた紋章も目を引く建物です。

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中央の白い建物 / パパドーポリ館 - アマンヴェニス ( 5つ星ホテル )
中央右側の薄茶色の建物 / ブジネッロ館
上記ブジネッロ館の右隣りの建物 / Rialto Azzurra


サン・シルヴェストロ停留所~サンタンジェロ停留所の間  
右岸 / サン・ポーロ地区
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左端のクリーム色の建物
 / ジュスティニアーン・クェリーニ・デュ・ボワ館
中央左側の肌色の建物 / ベルナルド館
中央右側のオレンジ色の建物 / Casa Sicher - 現カ・アンジェリ 19世紀
右端の建物 / ドナ館 - Ca' Dona` della Madoneta
 3階の立面を左右に貫く、8連アーチが特徴の建物。

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左側の肌色の建物 / ジュスティニアーン・クェリーニ・デュ・ボワ館
右側の肌色の建物 / ベルナルド館
 
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左側の3階建ての白い建物 / グリマーニ・マルッチェロ館 16世紀初頭 
 白大理石で造られ、完璧なシンメトリーの立面を持つ美しい邸宅。
 2・3階の中央には、3連アーチの開口が有り、両側の窓もアーチ窓で、
 1階のニッチ風の窓にはペディメントが施されています。
中央左側の肌色の建物
 / ジュスティニアーン・クェリーニ・デュ・ボワ館 16世紀
 中央は4連の半円アーチ窓で、両側の単一窓も半円アーチ窓です。
 最上階は近年の増築でしょうか?
右側の肌色の建物 / ベルナルド館 15世紀中半
 2階と3階の中央の6連窓がズレているのが不思議です。
 3階の連窓には四つ葉状柱頭の装飾が施されていて、
 両側のオジーブ式の窓には、大理石の枠取りで飾られています。
 全体としても美しいデザインですが、特に3階の装飾が美しい建物です。

サンタンジェロ停留所の向い辺り  右岸 / サン・ポーロ地区
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左端の肌色の建物 / ティエーポロ館
左側のオレンジの建物 /  ピザーニ・モレッタ宮殿
サン・ホーロ川左岸の2階建ての建物
 / バルバリーゴ・デッラ・テッラッツァ館
中央の運河 / サン・ポーロ川
右側のオレンジ色の建物
 / カッペッロ・レイヤード・カルネッティ館
  - Università Ca' Foscari
( 大学・大学院 ) 15世紀

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左側の肌色の建物 / ティエポロ館
中央左側のオレンジ色の建物 / ビザーニ・モレッタ宮殿
 大運河に面する2階と3階のファサードに、ドゥカーレ宮殿を思わせる
 四つ葉状柱頭の装飾を施した、連窓を持つ15世紀半ばの
 ヴェネツィアン・ゴシック様式の宮殿です。
 16世紀初頭にファサードと内部の改修が行われ、1742年には内部の
 重要な装飾が完成しています。
中央右側の2階建ての建物 / バルバリーゴ・デッラ・テッラッツァ館
 ベルナルディーノ・コンティーン設計 1568-69年頃
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外壁の色と規模はパラッツオ・ダンドロとも似ていますね。


サンタンジェロ停留所~サン・トマ停留所の間  右岸 / サン・ポーロ地区
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中央左側のオレンジ色の建物 / ティエポロ小館 15世紀後半 - 16世紀改修
 2階の5連窓はオジーブ式で、大理石の枠取りで飾られていますが、
 3階は半円アーチ窓で枠取りは施されていません。
中央右側の肌色の建物 / ティエポロ館 16世紀
 大運河に接する1階には2ヶ所のアーチの出入口があり、2・3階の
 中央部には、4連窓が施されています。

サン・トマ停留所に到着です。
この付近を散策しながら、サンタ・マリア・グロリオーザ・ディ・フラーリ聖堂 へ向かいます。

※ この記事内の説明文は「Wikipedia」 「週刊ユネスコ 世界遺産 ヴェネツィアとその潟」 「21世紀シリーズ ヴェネツィア」 「イタリア、とりわけヴェネツィア」「Google マップ」等を参考または参照しています。
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  1. 2017/01/31(火) 16:39:00|
  2. イタリア旅行記
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