アカデミア停留所 を過ぎた辺り 右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区

右側の濃いオレンジ色の建物 /
GALLERIA D'ARTE IL CANALE ・ Bar Foscarini
中央左側の建物 / コンタリーニ・ポリニャック宮殿 ( 博物館 )
左奥の白い建物 /
モリーン・バルビ・ヴァリエール・デッラ・トレッツァ館

ブランドリーン・ロータ館
- GALLERIA D'ARTE IL CANALE ・ Bar Foscarini 17世紀
カナル・グランデ側の立面の規模、そして2・3階の開口部の構成が、左隣のコンタリーニ・ポリニャック宮殿と似ています。
外壁が濃いオレンジ色の塗り壁である点、目立った装飾は無く水平にボーダーが施され、屋根の上には切妻の小屋裏部屋あり、2本の大きな塔状の煙突が有る点が明確な相違点です。

コンタリーニ・ポリニャック宮殿 ( 博物館 )
ジョヴァンニ設計 15世紀中頃
2・3階中央の5連の半円アーチを、イオニア式のオーダー柱が支え、両側の壁には2つの半円アーチ窓を開けた、シンメトリーで端整な立面を持つルネサンス建築の典型ともいえる美しい建築。
1・2階は白い大理石張りなのに対し、3階の柄の有る淡いオレンジ色の外壁とした配色や、2・3階に散りばめられた〇をモチーフとした装飾、そして1階のフリーズ部分に施された彫の浅い装飾も、この建物全体から感じられる淡く美しいイメージを強調しているように感じられます。
アカデミア~ジリオ停留所 の間 右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区

中央の白い建物 /
モリーン・バルビ・ヴァリエール・デッラ・トレッツァ館 17世紀
2・3階の中央部には半円アーチの4連窓があり、両脇には2つづつの
半円アーチ窓が開けられています。
1階正面玄関は3つのアーチで構成された17世紀の建物で、両側の
粗い石積みのテラスは、1750年以後にが追加されたものです。
外壁は白い塗り壁で、水平にボーダーが施されています。
左側のクリーム色の建物 / ロレダン・チーニ館
アカデミア~ジリオ停留所 の間 右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区
カナル・グランデ から、右岸のS・ヴィオ川を見る

運河右岸の建物 / ロレダン・チーニ館 16世紀
運河左岸の建物 / バルバリーゴ宮殿


バルバリーゴ宮殿 16世紀
カナル・グランデとサン・リオ広場の角に建つ鮮やかなモザイク画の建物。
16世紀の建築ですが、壁面を飾るモザイク画はジュリォ・カルリーニの下絵に基づいて18世紀に制作されたものです。
両脇の四角の区画に、皇帝カール五世がティツィアーノの工房を訪れた時の2人(左)と、フランス王アンリ三世がムラーノ島のあるガラス工場を訪問した時の模様(右)が描かれている。
モザイク画以外は、16世紀の典型的な古典様式の建物で、中央部の4連の半円アーチと両脇の2つづつの半円アーチ窓のうち、内側の窓は4連窓と接近して開けられているので、6連窓の様に見えます。
大理石の水平のボーダーはアーチ窓枠のボーダーと結び付くデザインとなっています。

右側の建物 / バルバリーゴ館 16世紀
左側の建物 / ミュラ・モロシーニ館 15世紀

右側の建物 / バルバリーゴ館 16世紀
左側の建物 / ミュラ・モロシーニ館 15世紀
運河に面する玄関は2門あり、2・3階の中央部の4連窓はオジー
アーチ窓があり、4階の窓は2・3階よりやや小さめです。
ジリオ停留所 の向い辺り 右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区

右端に少しだけ見える建物 / ダーリオ館
上の建物の左隣の茶色い建物 / バルバロ・ヴォルコフ館
上の建物の左隣の肌色の建物 / 18世紀の住宅
写真中央のクリーム色寄棟屋根の建物 / サルヴィアティ館
上の建物の左隣の肌色6連窓の建物 / 詳細不明
上の建物の左隣の建物 / Casa Santomaso 14世紀
ドームの右下のオレンジ色の建物 / Nani Mocenigo 館 16世紀
ドームの下の肌色の建物 / ジェノベーゼ館 - 現Centurion Palace ( 5つ星ホテル )
左端に見えているドーム / サンタ・マリア・デッサ・サルーテ聖堂
左端の2階建ての建物 / サン・グレゴーリオ修道院

バルバロ・ヴォルコフ館 15世紀半
大運河に面する尖頭アーチの1階玄関の高さが、通常の半分程しかありません。
2階は壁が殆どなく、大きめの6連の尖頭アーチ窓が開けられています。
この建築の何と言っても特徴的な点は、3・4階の開口部がアン・シンメトリーなデザインだと言うことでしょう。

サルヴィアティ館 19世紀
サン・トマ停留所 の少し手前 右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区

右端に少しだけ見える建物 / Casa Santomaso 14世紀
上の建物の左隣りのオレンジ色の建物 / Nani Mocenigo 館 16世紀
中央の左の肌色の建物 / ジェノベーゼ館 - 現Centurion Palace ( 5つ星ホテル )
左端に見えているドーム / サンタ・マリア・デッサ・サルーテ聖堂
左端の2階建ての建物 / サン・グレゴーリオ修道院

ジェノベーゼ館 トゥリコーミ・マッテーイ設計 1892年
左隣のサン・グレゴーリオ修道院の一部を壊取り壊し、1892年に古い建物風に建てられたゴシック・スタイルの新しい建物です。

サン・グレゴーリオ修道院
創建は1160年、14世紀に再建され、1775年には廃止されされてしまいます。
19世紀には、右隣のジェノヴェーゼ館に場所を提供する為、一部が取り壊されますが、14世紀のゴシック様式の回廊と、表玄関は残されました。
1461年頃の教会の後陣は、大運河からも見ることが出来ます。
1805年に修道院は廃止されています。
サン・トマ停留所 の辺り 右岸 / ドルソ・ドゥーロ地区

サンタ・マリア・デッサ・サルーテ聖堂
バルダッサレ・ロンゲーナ設計 1687年
1630年に2度目の猛威を振るったペストが終焉したことに感謝し、1687年に完成したこの聖堂は、ヴェネツィア共和国元老院は聖堂建設を決定し、健康 ( サルーテ ) の名を冠して聖母マリアに捧げられたもので、バロック建築の最高傑作と言われています。
朝に通った時に、既に紹介済みですが、朝は水上バスの左岸側に乗っていたので、サン・マルコ・サン・ガッサリア停留所に停泊する為に、180度転回した時に撮った写真は聖堂の遠景だけでしたが、今回は間近から撮ることが出来ました。

流石にバロック建築の最高傑作と言われるだけのことはあります。

是非内部も見学したかったのですが、スケジュールの関係で諦めるしかありませんでした。

聖堂内部 出典 : Wikipedia - 「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」

主祭壇 出典 : Wikipedia - 「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」
サルーテ~サン・マルコ・ヴァッラレッソ停留所 の間

ドルソドゥーロ地区 の先端に建つ 税関 越しに、サンタ・マリア・マジョーレ教会を見る。
サン・マルコ広場の少し手前のサン・マルコ・ヴァッラレッソ停留所で水上バスを下船して、日が暮れるまでお土産を探しのウインドーショッピングです。
※ この記事内の説明文は「Wikipedia」 「週刊ユネスコ 世界遺産 ヴェネツィアとその潟」 「イタリア、とりわけヴェネツィア」「Google マップ」等を参考または参照しています。
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