
満田屋
建築年 / 江戸~明治期
所在地 / 会津若松市大町1丁目1-25
会津若松市歴史的景観指定建造物 平成9年度指定
会津若松市ホームページには
「蔵の連なりが会津の歴史を醸し出し、周囲の建物とともに景観性に秀でている。
連続性は景観には重要であり、良好に維持管理されている。」
と記されています。
「会津若松」「グルメ」で検索すると、必ず上位に出てくる満田屋は、1834年 ( 天保5年 ) に初代満田善内が現在地に居を構え、塩の販売と味噌の製造小売を始め、1871年 ( 明治4年 ) に明治政府の許可を得て本格的に味噌の製造販売を開始し、1972年 ( 昭和47年 ) からは、店舗を増床改築して味噌田楽コーナーを設置して、焼きたての味噌だれを、串に刺した餅や揚げ豆腐、野菜、乾魚などにつけた田楽焼を頂くことが出来ます。
白い蔵造りの満田屋の隣には、格子窓が目を引く建物が在ります。

会津天宝醸造
建築年 / 1921年 ( 大正10年 )
所在地 / 会津若松市大町1丁目1-24
会津若松市歴史的景観指定建造物 平成21年度指定
会津若松市のホームページには
「旧桂林寺町通りに平入りで配置された建造物であり、木製の連続する格子戸が印象的であり、周囲の指定建造物と共に良好に保存・活用されている。」
と記されています。

満田屋の向いには

花と陶器永山 ・ 桃里道

花と陶器永山
建築年 / 1916年 ( 大正5年 )
所在地 / 会津若松市大町1丁目30・28
会津若松市歴史的景観指定建造物 平成10年度指定
花と陶器永山について会津若松市のホームページには
「白漆喰と黒漆喰に塗りわけられた重厚な土蔵商店建築の店蔵は、周囲の建物よりもひとまわり高い造りで、桂林寺通りの界隈でも一際存在感のある建造物である。」
と記されています。
窓周りや軒周りなどには黒く着色して、漆喰塗りの白壁との対比により、和モダンな印象を醸し出しています。
再び七日町通りに戻ります。

心眼美望館
左奥の建物は、蔵を改修したものかもしれませんが、右側の建物は、街並みに合わせてデザインした新しい建物ではないかと思います。
世界の古代の人々が何に神秘を見いだしてきたのかをテーマに数々の神器や仏像を展示しているそうです。
七日町通りと大和町通りの交差点

大久保商店
更に七日町通りを進みます

尚伸株式会社
建築年 / 不明
所在地 / 会津若松市七日町8−4
化粧柱状の額縁と半運アーチの装飾が施された三連窓が特徴の、モルタル造形の看板建築。
ギャラリーに改修されている1階部は、最低限まで簡略化された、古典的装飾が見られます。

向かって左隣りの黒い蔵造りの建物は井上一夫商店
120年前に建てられた蔵を改装して、2009年に骨董品店としてオープンしました。
漆器類を始め、長年趣味として収集した店主のコレクションを1、2階で販売しています。
所在地 / 福島県会津若松市七日町8-5

古布・骨董笑美
所在地 / 会津若松市七日町2
様々な洋風建築や看板建築、漆喰塗りの蔵造りの建物が並ぶ中、ルネッサンス風の窓を持つ、蔵造りと煉瓦造りをミックスさせたような、和洋折衷の商店建築も見付けました。

古布・骨董笑美 の向いに建つ建物
かなり傷んでいるようにも見えますが、上手に改修すれば、面白いデザインの店舗になりそうな気がします。
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