三軒茶屋駅近くの246と世田谷通り交わる三角地帯の古い飲み屋街も、とても魅力的なのですが、先ずは246から分かれる中里通りで見付けた看板建築と出し桁造りの建物を紹介します。

三軒茶屋居宅介護支援事業所・St.PAXCAFE・氷石ばし
246から中里通りに入ると直ぐに、3間並んだレトロな建物に出会います。

St.PAXCAFE
設計者 / 不詳
建築年 / 昭和初期?
所在地 / 世田谷区三軒茶屋1-29-8
築年は不明ですが、恐らく昭和初期の建物だと思います。
間口4間、シンメトリーなデザインのモルタル造形の看板建築。
目立った装飾はありませんが、中央が高くなった階段状のパラペットが特徴です。



中里通りを駒沢大学方向に歩いて行くと、戦後直後に建てられたと思われる何軒かの店舗が在りますが、その中で目に付いたのがこの出し桁造りの建物です。

建物の詳細は分かりません。

出し桁や垂木の材は、やや細めな気がします。
反して、こちらの建物の造りは本格的です。

モトショップアシスト
所在地 / 世田谷区上馬1-31

この建物の詳細も、全く調べられていませんが、切妻屋根が殆どの出し桁造りの建物としては珍しい、入母屋造 + 出し桁造りの建物なのです。

軒周りの造りは、まるで神社か仏閣の様な本格的日本建築の造りです。

庇の角を隅切りて、入母屋風に仕上げているところも珍しいですね。
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