アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

「天国と地獄」&「生きる」

週末にテレビドラマ「天国と地獄」と「生きる」を見ました。
言わずと知れた黒澤明監督の名作で、「天国と地獄」はサスペンス、「生きる」はヒュ-マンドラマの傑作として知られています。
僕は映画ファンを自称していながら「天国と地獄」はまだ見ていませんでした。
どうせ見るなら「本物を」との思いもありましたが、佐藤浩市や妻夫木聡ファンの奥さんが見ると言うので、お付き合いで見ることに。
2人の他にも阿部寛や鈴木京香、平田満、吹石一恵、伊武雅刀らが脇を固め、ちょい役にまで泉谷しげるや本田博太郎らの名の知れた俳優を使う、超豪華キャストのドラマです。
ただ40年前の脚本をそのまま現代に置き換えてしまった、やや安易な脚本の書き換えで、どうも話の展開に納得出来ないシ-ンが多く、消化不良の二時間半になってしまいました。
幼児の誘拐事件など無かった当時なら理解できる、警察のあまりに頼りない対応ぶりや、特急の窓からの人質確認や身代金の受け渡しは、今の特急電車のスピ-ドや開かない窓を考えると、あまりに無理が有り過ぎです。
一方「生きる」は、親子のすれ違いや、いい加減なお役所の仕事振りは、50年経っても変わらないと見えて、違和感はあまり有りませんでした。
それにしても、黒澤監督の映画をドラマ化するなどと言う、大それた企画は、いったい何所から出て来るのでしょう???
「用心棒」をリメイクした「荒野の用心棒」や、「七人の侍」をリメイクした「荒野の七人」でさえ、セルジオ・レオ-ネやジョン・スタ-ジェスらの巨匠によるリメイクだったにも関らず、本家を超えたとは言えません。
如何いう事
(凛) 「お姉ちゃんは「つまらない」って怒るし、お母ちゃんは寝てしまいニャした。お父ちゃんは文句を言ってた割に、次の日《生きる》も見てニャした。」

年末には織田裕二の出演で「椿三十郎」も公開されるようですが、本家を超える可能性は限りなく低いと思います。

やっぱり見るなら本家の黒沢映画が良いのでは・・・。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2007/09/10(月) 19:06:18|
  2. 映画 ・ ドラマの感想
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:4

コメント

黒澤は偉大です。

最近、黒澤プロの問題か?原作権が売られてリメイク流行の黒澤映画!
ちなみに、「七人の侍」のリメイク製作されるのですよ!
しかも海外で。。。
http://eiga.com/buzz/show/8393
しかも、三船さんの役がチャン・ツィイー、、、

今、黒澤リメイク流行真っ最中!
  1. 2007/09/11(火) 18:14:46 |
  2. URL |
  3. shuichi223 #-
  4. [ 編集]

「天国と地獄」見ましたよ~。
原作を知らないので、おもしろいなぁと思ってみてました。
出てる役者さんたち、好きな人がいっぱいだったし。
でもやっぱり黒澤がいいですか?
映画、見てみようかな。
  1. 2007/09/11(火) 23:26:28 |
  2. URL |
  3. Yummy #Q3hG61Yc
  4. [ 編集]

shuichi223さんへ

ジョン・スタ-ジェス監督の「荒野の七人」は無名時代のスティ-ブ・マックィ-ン、チャ-ルズ・ブロンソン、ジェ-ムス・コバ-ン、ロバ-ト・ボ-ンを起用した事や、エルマ-・バ-スタインの軽快なメロディ-とも相まって、かなりヒットした映画ですが、「七人の侍」と比べてしまうと、戦闘シ-ンのリアリティ-や農民の描き方の深さの違いが歴然で、ラストシ-ンの「勝ったのは農民達だ」と言ったセリフの重みも、全く違う物になっています。
いったい誰がメガホンを取れば、黒澤監督の「七人の侍」を超えるリメイクを造れるのでしょうか?
また、本家を超えることは必要とせず、ただネタ不足を補う為に、リメイクをするのは、ちょっと理解に苦しみます。
  1. 2007/09/13(木) 09:05:35 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

Yummyさんへ

当時は幼児の誘拐事件など殆んど無く、営利目的の誘拐犯の罪は非常に軽く、せいぜい懲役5年程度だったそうです。
有名な「よしたかちゃん事件」は、「天国と地獄」の予告編を見た犯人が、犯行を思いついたと言われています。
悲しいことに誘拐事件が頻繁に発生している現在において、このドラマの刑事達のように、身代金を出す出さないのやり取りをただ傍観しているような事は考えられません。
主人公の佐藤浩市が身代金を出すこと自体、現代の脚本家では絶対に書かないと思います。
数年前のテレビドラマ「砂の器」では、重要かつ難しい時代背景を上手く現在に置き換えることに成功しています。
「砂の器」のように2時間の映画を連続ドラマにすることで、スト-リ-を丁寧に時間を掛けて描き直すならともかく、今回の「天国と地獄」のように、同じ時間で脚本の書き換えも適当では、とても本家を超えることなど出来る筈がないと思うのですが。
僕もまだ見ていない黒澤映画を、この機会に見てみたいと思っています。
  1. 2007/09/13(木) 09:25:36 |
  2. URL |
  3. 凛太郎 #-
  4. [ 編集]

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映画 天国と地獄

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  1. 2007/09/10(月) 19:13:05 |
  2. お兄系におまかせ!

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