アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

旧森五商店東京支店

今日の東京は午後からスコ-ルの様な激しい雨が降りました。
午後から神田にある建材メ-カ-のショ-ル-ムに見学に行く約束になっていたので、降り始めた雨の中を傘を片手に出掛けました。
最寄の駅から電車に乗った途端、急に雨脚は強くなりましたが、小川町の駅に着いた頃には、雨はすっかり小降りです。
一時間程でショ-ル-ムを見学し終わると、もう雨は止んでいたので、予定通りちょっと寄り道をすることに。
神田の駅の近くに、箱根プリンスホテル箱根樹木園休息所を設計した村野藤吾氏のデビュ-作、旧森五商店東京支店(近三ビル)が有るからです。僕は神田とは隣の御茶ノ水の大学に通っていたので、神田の古本屋街には、学校帰りに毎日のように通っていたのですが、利用する駅が地下鉄の小川町駅か神保町駅だったので、JR神田駅は1、2度しか利用したことが有りません。
それでも学生の時、何度かはこの建物を探しに来た事は有りましたが、その時は見つけられず、何時だったか偶然車で前を通り掛った事が一度あるだけです。
今日は住所を地図で確認し、インタ-ネットで現存することも確認しています。
森五ビル外観

旧森五商店東京支店様式建築表現主義等の近代建築が盛んに建てられていた1931年に建てられました。
また、この建物は村野藤吾氏にとって、渡辺節建築事務所を独立後の第1作に当ります。
この時村野氏は、既に40歳を過ぎており、遅いデビュ-にも見えなくもありませんが、その後の50年間の設計生活を考えると、機が熟すのを待っていたのかも知れません。
森五ビルの外観は、地味と言っても良い程シンプルで、今見ると、どこにである古びたビルに見えるかも知れませんが、竣工当時はリズミカルに並ぶ堀の浅い縦長窓のデザインや、サッシュにジュラルミンを用いた先進的な試みが、かなり話題になったようです。
戦後10年程で、当初の7階建から8階に増築され、何時かは分かりませんが窓も上げ下げ窓から嵌め殺し窓に変更されています。12~3年前にはタイルも全面張り替えられましたが、外観の印象は数十年前の写真集に載っている姿と何ら変わりはありません。

森五ビル エントランスホ-ル 3

森五ビル エントランスホ-ル

竣工当時も話題になったと言うエントランスホ-ル天井のドイツ製硝子モザイクも、おそらく当時のまま残されおり、このビルがいかに大切にされているかが伺えます。

旧森五商店東京支店は1931年の竣工で、東京都選定歴史的建造物に指定されています。
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テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/09/12(水) 00:48:26|
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