可愛くて可愛くて仕方のなかった愛猫の凛が、一週間前の先月29日に逝ってしまいまいました。
凛が我が家にやってきたのは2005年7月。
長女が通っていた高校の近所の公園で保護された、生後1ヶ月程度の捨て猫をもらって来たのです。
年齢は13歳3ヶ月位なので、飼い猫としては短い生涯だったのではないかと思います。
普段は家で仕事をしている私ですが、この日は打ち合わせで外出しなければならず、私は凛の最後を看取ることは出来ませんでしたが、出掛ける前はずっと寄り添って抱いてあげることが出来、最後は妻が看取ってくれました。
お腹に大きなシコリが出来ていることに気が付いたのは去年の今頃。
動物病院で乳腺腫瘍と診断された時には「手術をしても、この腫瘍の大きさだと恐らく他に転移している」と言われました。
セカンドオピニオンだけでなくサードオピニオンにも連れて行き、さんざん悩んだあげく11月に右の乳腺の摘出手術は行いました。
手術によりお腹のシコリは無くなりましたが、腫瘍は悪性であり「腫瘍の大きさから考えて転移しているのは間違いなく、肺にでも転移すれば年内も危ないと思う」と宣告されまた。
「いつ死んでもおかしくない」と宣告された訳ですから、気が気でない思いでしたが、凛はクリスマスと正月を元気に過ごし、1月2月は食欲も変わらずに、元気一杯でした。
しかし、3月の終わり頃には、また胸やお腹の彼方此方に小さなシコリを確認しました。
それでも6月頃までは元気一杯で、今まではたまにしか上げていなかった"ちゅーる"を毎日何本も食べ、大好きな高いパウチや鰹節も食べ放題の贅沢で我まま三昧な余生を送らせてあげることが出来ました。
この夏の猛暑で一時は元気がなくなりましたが、慣れると再び元気を取り戻していましたが、9月に入ると急に食欲がなくなり "ちゅーる" さえも食べなくなり、最後の1週間は水だけで過ごしました。
火葬も終わり、可愛かった凛は骨になって帰って来ました。
まだ、凛の居ない生活に慣れることは出来ませんが、今は残った蘭を精一杯可愛がってあげたいと思っています。