大阪市住之江区は妻の父親の出身地。
義父母は今では東京在住なので、生家跡には今では賃貸アパートが建っています。
今回の大阪出張は、義父の代理でアパートの管理会社との打合せの為でした。
朝早く東京を出発し、10時に梅田の管理会社を訪ね、その後住之江のアパートを見に行きました。
当初の予定では、午後は姫路に向かう予定でしたが、管理会社との打合せに少々時間が掛かり過ぎてしまったので、午後は翌日に回る予定だった神戸の異人館巡りに変更することにしました。
隣駅には住吉大社や、安藤忠雄氏設計の住吉の長屋が在りますが、再訪は諦めて住之江駅の近くだけの散策で我慢しました。
アパートは駅の西側に在りますが、古い町並みが残っている駅の東側エリアを少しだけ歩いてみます。
八尾文具店
八尾文具店の看板を掲げる店舗を含む長屋が見えて来ました。
二月前の台風の被害なのか、この建物だけでなく、屋根に青いビニールシートが掛かった建物が多く見られました。
八尾文具店も既に営業している様子はありませんが、隣のこの長屋は人が住んでいるかどうか分かりません。
かなり古い長屋の様で、いい雰囲気を醸し出しています。
杉本書店、CUBE、フランス屋、カメラのミキ。北村針院灸他。
同じ通り沿いの長屋の店舗
窓の周りと軒周りは銅板葺、外壁もタイル張りです。
建設当初は、かなりモダンな建物だったのではないでしょうか。
銅板葺の破風を支える腕木も銅板で包んでいます。
出し桁造りの一種と言えそうです。
片面の妻壁だけ銅板を銅板葺にした蔵の様な建物も在ります。
同じ塀が続いているので、この建物が主家のようです。
ケラバ破風が二重になっています。
通りの奥に安立中央商店街のアーケードが見えます。
平芳不動産
次回は、この通りを回れ右して反対方向、住吉大社方向に歩きます。