バスは予定時刻を30分近くも遅れてやっとピラミッド広場を出発。
パリ市内はセーヌ川沿いの道路を通ったので、車窓からコンコルド広場やグランパレ、エッフェル塔やシャイヨー宮を眺めながら、45分程でヴェルサイユ宮殿に到着です。
ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿 の前は石畳の 王の広場 が広がっていて、コの字型の両翼を結ぶ金のフェンスで仕切られます。
両翼の先端は4本のコリント式のオーダー柱がペディメントを支えるシンメトリーなデザイン。
ヴェルサイユ宮殿 はルイ14世の命により1661年から建設が始まり、着工から21年後の1682年、太陽王と呼ばれたルイ14世の栄光を全ヨーロッパに知らしめる壮大な宮殿が完成したのです。
設計者は シュール・アンドゥアン・マンサール
様式としてはイタリアで生まれたバロック様式を独自に発展させた フランス・バロック様式 が採用されているそうです。
両翼の更に外側にも、宮殿の付属建物が見えます。
宮殿入口の門
フェンスの中央の門越しに ( 向かって見て ) 左翼の先端を見る。
門の上にはルイ王朝の家紋の百合の花の紋章が輝いています。
豪華です。
( 向かって見て ) 右翼を見る。
右翼の先端が宮殿への入り口になっていますが、引き続き外観を紹介します。
フェンスを入って、広場の奥を見る。
フランス・バロック様式は良く分からないので、外観を見る限り私には バロック と言うより ルネッサンス様式 に見えてしまいます。
両翼の先端は薄いピンク色でしたが、奥の棟は外壁の色が濃くなります。
右翼
左翼
ここからは庭園側の外観です。
庭園側の中央部。
鏡の間 が在るところです。
季節が冬であることと、離れて外観を撮る時間が無かったので、手持ちの資料から一枚
この辺りの外観は意外と派手さが抑えられてます。
ツアーの終了時間が迫っていたので庭園の見学は殆ど出来ませんでした。
建物の全景を捉える程離れることが出来なかったので、庭園側の外観はこれが限界です。
鏡の間 の前から ラトーヌの泉水 越しに 大運河 方向を見る
あまりの広大さに運河の終わりがよく分かりません。
残念ながらこの位置からだと アポロンの泉水 は全く見えません。
勿論ここでも記念写真を撮りましたが、自撮りに慣れないので視線が上手く合いません。
フランス式庭園
宮殿本館の西側一帯に広がる庭園は、幾何学的模様に刈り込まれたフランス式庭園です。

仕事柄、地図や航空写真を見慣れている私でも、とにかく広過ぎて写真と照らし合わせても場所を判別するのに時間が掛ります。
巨大過ぎるヴェルサイユ宮殿の全体像を掴んでもらう為の手助けに、再度手持ちの資料からもう一枚。
ヴェルサイユとはパリ郊外の小さな村の名前に過ぎませんでした。
その小さな村に在った、ルイ13世の遺した古い小さな館を取り囲むように建てられ始めたこの宮殿は、南北の長さはなんと680mもの巨大な宮殿となったのです。
次回は内部を紹介します。