今日、先ず紹介するのは 鏡の間 の隣と言うか脇 ( 庭園とは反対側の鏡の裏側 ) に在る
ルイ14世の間 ⑮ から紹介します。
ルイ14世の間の隣の部屋 ⑮ で 会議室 として使われていたようです。鏡の間 と並ぶ3室からなる部屋で、上の部屋は 戦争の間 側。
ルイ14世の間 ⑯
意外と狭い部屋でした。
ルイ14世のベッド
ルイ14世の間の隣の部屋 ⑰ 平和の間 側。右の扉を出ると 鏡の間 ですが、左の⑱⑲も見てみましょう。
平面図では上の⑰の下の部屋
パンフレットには King's royal table antechamer ⑱と記されています。王の間の前室 か?
更に奥の⑲は 王の護衛の間 この写真と平面図と扉の位置が合致しないので、他の部屋の写真かも知れません。
鏡の間 と 平和の間 は前回紹介したので、 平和の間 の先に進みましょう。
王妃の間 ㉑
歴代の王妃が寝室として使用した部屋ですが、マリーア・ントワネット が使用した当時の状態に再現されています。
有名な王子の公開出産はこの部屋で行われました。
パンフレットには Nobles' room ㉒ と記されていて noble には「高貴な」とか「貴族」と言う意味なので、貴族の間? とでもいったところでしょうか。
落ち着いた雰囲気の淡い水色と黄緑の中間の様な布クロスの壁に、格天井の各間一杯に天井画が描かれています。
次の部屋は真っ赤な壁が印象的です。
控えの間 ( 大会食の間 ) ㉓
王と王妃が公式の食事をしたことから 大会食の間 とも言われていますが、普段は王妃に面会する為の控え室として使われていました。
この部屋にも天井一杯に天井画が描かれいます。
マリーアントワネットの肖像画
次の部屋は壁の大理石の装飾が目を引きます。
衛兵の間 ㉔
この部屋の天井も天井画で一杯です。
絵画もいいですが、私的には円や楕円に矩形を織り交ぜた幾何学的な壁の大理石の装飾にひかれます。
バロックと幾何学模様を融合させた見事なデザインです。
次の部屋は
載冠の間
この部屋の窓以外の3面には大きな壁画が飾られています。
部屋の中央に置かれた青い柱も気になりますが、残念ながら今のところ詳細は分かりません。
ナポレオンの載冠式 ダヴィッド作
1804年にノートルダム大聖堂で行われたナポレオンの載冠式を描いたもので、オリジナルはルーヴル美術館に有り、この絵はダヴィットに本人によるレプリカ。
4人の女性のドレスの色が、オリジナルとレプリカの違いです。
載冠の間 を出て渡り廊下の様な部屋を通って白大理石の階段室へ
白大理石の階段室
この後、この階段を下りて庭園へ向かいました。
この日は時間が短か過ぎて、ゆっくり見学出来たとは言えません。
ちゃんと見るには丸一日掛けても足りないと思います。