今回はマレ地区散策の3回目。
スービーズ館 に接するフラン・ブルジュワ通りを南東方向に進みますが、
ここではちょっと寄り道して
H ロアン館 ( 国立公文書館 )
17 Hôtel d’Almcras
堂々たる構えの建物ですが、窓から室内を覗いてみると、現在は使用されている様子は無く、建物の奥に中庭が在るのが見えます。
歴史的建築物だと言う事は分かったのですが、ネットで検索しても詳細は分かりません。入口の横に貼られたプレートを見ると Hôtel d’Almcras と読めるのが唯一の情報です。
更にフラン・ブルジュワ通りを進んで行くと
18 Hôtel d’Albret ( ダルブレ館 )
この建物も、残念ながら詳細不明です。
道路が狭かったので、扉の下から屋根まで一枚の写真では撮影出来ませんでした。
フラン・ブルジュワ通りをパヴエ通り~パイエンヌ通りとの交差点まで進んで行くと、右手には ラモワニョン館 、左手には カルナヴァレ館 が在ります。
19 ラモワニョン館 ( パリ市歴史図書館 )
この館は、16世紀にアンリ2世の王女ディアヌ・ド・フランスによってルネッサンス様式で建てられました。
また、この館はルイ16世の弁護人を引き受けたことで知られる クレティアン=ギヨーム・ド・ラモワニョン・ド・マルゼルブが生まれた館とか。
I カルナヴァレ館 ( カルナヴァレ博物館 )
カルナヴァレ館 と隣接する ル・プルティエ・ド・サン=ファルジョー館 という2つの建物で構成されている博物館。
カルナヴァレ館 は1548年にルネサンス様式により建てられた建物を、17世紀中頃にフランソワ・マンサールの設計で改修工事が行われています。
ル・プルティエ・ド・サン=ファルジョー館 は1688年に建てられました。
交差点に戻り、パイエンヌ通りを北に向かって進むと、左手に小さな公園が在ります。
20 ラザール=ラッシュリーヌ庭園
庭園と言うよりも、中庭と言った感じでしょうか?
奥に見える建物は1598年に建てられた ドノン館 ( コニャック=ジェイ美術館 ) です。
ラザール=ラッシュリーヌ庭園 の右隣には
21 Institut Tessin
アートギャラリーらしいのですが、詳細は分かりません。ドノン館 の建物とは外壁が接していて、デザインも酷似しています。
Institut Tessin の向いの公園 ( Square George Cain ) から
22 Square George Cain
この公園に面する建物の外壁には、色々な装飾が施されています。
イオニア式のオーダー柱がペディメントを支えるギリシャ神殿風の装飾
Lycée Victor Hugo, Paris
23 Hotel Chatillon Institut Tessin の右隣の建物
24 Aldo Pellas Hotel Chatillon の右隣の建物。アンティーク・ショップのようです。
パイエンヌ通りの突き当りのT字路を左折し、パルク・ロワイヤル通りに入ります。
Hôtel de Bonneval
この建物も、歴史的建築物と言うこと以外は詳細不明です。
道なりに進んでトリニ広場からトリニ通りに入りピカソ美術館へ
26 ピカソ美術館 ( Hôtel Sale' )
言わずと知れたパブロ・ピカソのコレクションを展示する美術館。
建物は オルテ・サレ ( 塩の館 ) と呼ばれた17世紀中頃に建てられました。
27 ピカソ美術館ミュージアムショップ
美術館には入館しませんでしたが、向に在ったミュージアムショップは覗いてみました。
このカップの柄が気に入り、自分の為にマグカップとコーヒーカップを、娘夫婦の為のカップも買ったので、陶器の重さがこの後私を苦しめることになります。
この後はドベレム通りを経てへ出ました。右折してティレンヌ通りを南へ進むと
28 サン・ドニ・デュ・サン・サクルマン教会
ポルチコと呼ばれる正面入り口が特徴的。6本のイオニア式オーダー柱がペディメントを支えるている姿は、ローマの パンティオン を思わせます。
設計者 / Étienne-Hippolyte Godde
建築年 / 1835年
所在地 / パリ3区ティレンヌ通り
建築様式 / ネオ・クラシック様式
正面の壁面にはペテロとパウロの彫像がが飾られています。
ティレンヌ通りを南下します。
29 Hotel du Grand Veneur
設計者 / Michel Villedo
建築年 / 1637年
所在地 / パリ3区ティレンヌ通り
更にティレンヌ通りを南下し、ヴォージュ広場へ向かいます。