モンマルトル散策の五回目は、テアトル広場 辺りを散策します。
振り返ると サクレ・クール寺院 の大ドームと鐘楼が見える カルヴェール墓地 北側の路地を西に進み、モン=スニ通りとぶつかるT字路を左に曲がると、一分も歩かないうちに テアトル広場 が見えて来ます。
この場所はモンマルトル村の村役場が在った場所で村の中心でした。
モンマルトルは20世紀初頭、 ピカソ や ユトリエ などの多くの画家が暮らしていた場所で、現在は沢山の似顔絵描きが集まる広場です。
広場の周りには沢山の土産店やカフェが建ち並んでいます。似顔絵を描いてもらっている人達を、珈琲をすすりながら眺めるのも楽しそうです。
Maison Maurice Neumont
テアトル広場西側の路地を奥に入ってみると、ちょっと変わった建物が在りました。住宅かと思っていましたが美術館の様です。
壁への落書きは酷いですが、アール・ヌーボーの扉が素敵です。
この建物の前の小さなカルヴェール広場を抜け、狭いブルボ通りを通ってノルヴァン通りへ
ブルボ通り
ノルヴァン通りとのT字路を左折して
Le Consulat Restaurant
100年前には芸術家達が出入りした溜り場だったとか。
ユトリロも描いたモンマルトル最古のサン=ルスティック通り。
サン=ルスティック通り
ユトリエの描いた「サン=ルスティック通り」
ストリートビューで同じアングルを探してみました。
ソル通りに戻って北上し、静かな石畳の坂道を下ります。
ソル通りとコルト通りとアブルヴォワール通りの交わるところ。
コルト通りを見る。
La Maison Rose
左はアブルヴォワール通り、右はソル通り。
モンマルトル 葡萄園
モンマルトルの丘はかつては葡萄園で覆われていましたが、その名残ががこの葡萄園。
この葡萄園で収穫された葡萄から作られたワインは、周辺のレストランで飲むことが出来るそうです。ブラタモリで紹介されていました。
右手にモンマルトル葡萄園を見ながらソル通りを下り、サン=ヴァンサン通りとの十字路。
十字路を通り過ぎ、坂のソル通りを更に下って行くと階段も見えて来ました。
通りの両側にはレトロな建物が並んでいます。
ル・ランシーの街やパリ市内の彼方此方でも見かけた石積の外壁。
ソル通りを進むとコーランクール通りに出て来ました。
夕食は友人がレストランを予約してくれていますが、まだ少し時間があります。
朝から歩き詰めで、もう体力の限界を超えていたのでコーランクール通り沿いで一休み出来るカフェを探すことに。
コーランクール通りを東へ少し歩き、最初に見つけた VICKALUNZO と言うカフェに入り30~40分程休み、バスと歩きでフェルディナン・フロコン通りのレストランに向かいました。
Ⅼe Réciproque ( 14 Rue Ferdinand Flocon,75018 Paris )
内装も素敵です。
この日も何の心配もなく、安心して美味しいディナーを楽しむことが出来ました。
一日付き合ってくれたうえに、レストランの予約までしてくれた友人には感謝の言葉も見つかりません。