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アクトデザイン凛太郎のブログ

住まいのこと、ネコのこと、身の回りのこと、今思うことを綴っていきます

パリ旅行記 - 31 ( 三日目 ) オルセー美術館、

今回は オルセー美術館 を中心に紹介します。

アンヴァリッド広場からサン・ドミニク通りを通って オルセー美術館 へ向かいます。サン・ドミニク通りブルボン宮殿 裏口の在るユニヴェルシテ通りの一本南側の通りです。

休日の官庁街だからか、時折車が通るだけで殆ど人は歩いていません。そんな静かなサン・ドミニク通りを歩いていると、右手に小さな公園が在り、その奥に高さ69メートルの2つの尖塔バラ窓を持つゴシック教会見本の様な教会堂が聳えています。

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サント・クロチルド教会

設計者 / フランツ・クリスティアン・ガウ

建築年 /  1857年

所在地 / パリ市7区

フランツ・クリスティアン・ガウはパリにおけるゴシック復興に尽力したドイツ出身の建築家で、サント・クロチルド教会 はパリ市で最初のネオゴチック建築です。

ガウの設計・監理により、1846年に着工されますが、病気の為にテオドール・バリューが監理を受け継ぎ1857年に完成します。

もしもう一度パリを訪れる機会があれば、是非内部を見学してみたい教会堂です。

更にサン・ドミニク通りを東に進み、左手に在るジャック・バンヴィル広場を通り抜けます。

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国防省 ?

ジャック・バンヴィル広場サンジェルマン通りの角地に在る時計塔

ソルフェリーノ通り北に進み、リール通りとの交差点を右折すると

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レジオン・ド・ヌール勲章博物館

リール通り沿いに在る、まるで 凱旋門 のような入口の両側には、イオニア式オーダーを施した列柱が配されています。

サルム館 として18世紀に建設され、1804年にレジオン・ドヌール勲位局に制定され、以来 レジオン・ドヌール館 となっています。

設計者 / ピエール・ルソー

建築年 /  18世紀

所在地 / パリ市7区 

レジオン・ドヌール勲章とは、ナポレオン1世により制定され、国家に功績をもたらした人に与えられる名誉ある称号です。館内には歴史ある多くの勲章が展示され、フランスのみならず世界各国の勲章も見ることが出来ます。

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オルセー美術館 ( 西南西側立面 ) が見えて来ました。

以下は一日目に撮影したセーヌ川沿いのアナトール・フランス通りからの写真

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p2211045-1_202006120930171fd.jpg p2211046-1_202006120930416ba.jpgオルセー美術館全景

セーヌ川対岸からの全景

内部に入りましょう。 

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オルセー美術館 の建物は、元は1900年にパリで開催された万国博覧会の際に、ヴィクトール・ラルーの設計により、オルレアンやフランス南西部へ向かう長距離列車のターミナル駅駅舎ホテル として建設されました。

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しかし1939年には駅施設を大幅に縮小して近距離列車専用駅となります。その後さまざまな用途に用いられ、一時は取り壊しの話も上がりますが、保存活用策が検討され、イタリアの建築家ガエ・アウレンティの設計ににより改修され、1986年に「19世紀美術を展示する美術館」 オルセー美術館 として生まれ変わったのです。

設計者 / ヴィクトール・ラルー  改修設計 / ガエ・アウレンティ

建築年 /  1900年  改修年 / 1986年 

所在地 / パリ市7区 

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ガラス屋根の中央ホールは、駅舎当時の地下ホームの吹き抜け構造活かしたデザインになっており、多くの彫像が展示されています。

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各所に駅舎当時の痕跡が見られます。 

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中央ホールには、主に彫像が展示されています。

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「地球を支える四つの世界」ジャン=バティスト・カルボー作 ( 1872年 ) 

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「ダンス」ジャン=バティスト・カルポー作 ( 1863-1869年 )

中央ホールの両脇は主に絵画の展示室になってます。

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「オランビア」マネ作 ( 1863年 ) 

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「笛を吹く少年」マネ作 ( 1866年 ) 

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「落穂拾い」ジャン=フランソワ・ミレー作 ( 1857年 ) 

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「牧羊場の羊の群れ」ジャン=フランソワ・ミレー作 ( 1861年 ) 

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「踊るジャンヌ・アヴリル」 

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック作 ( 1892年 )

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「オステリアのマリア-聖餅の聖母」

ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル ( 1854年 ) 

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「ロベール・ド・モンテスキュー伯爵の肖像」

ジョヴアンニ・ボルディーニ作 ( 1897年 )

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「カフェにて ( アブサント ) 」エドガー・ドガ作 ( 1873年 )

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「14歳の踊り子」エドガー・ドガ作 ( 1881年 )

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「退廃期のローマ人たち」トマ・クチュール作 ( 1847年 )

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「草上の昼食」エドゥアール・マネ作 ( 1865-1866年 )

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「草上の昼食」エドゥアール・マネ作 ( 1862-1863年 )

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「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」

ピエール=オーギュスト・ルノワール作 ( 1863年 )

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「田舎のダンス」ピエール=オーギュスト・ルノワール作 ( 1883年 )

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「都会のダンス」ピエール=オーギュスト・ルノワール作  ( 1883年 )

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「青い睡蓮」 クロード・モネ作 ( 1916-1919年 )

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「モネの家の庭」 クロード・モネ作 ( 1900年 )

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「ロンドン、霧の国会議事堂 」 クロード・モネ作 ( 1904年 )

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「日傘の女-左向き」クロード・モネ作 ( 1886年 )

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「日傘の女-右向き」クロード・モネ作 ( 1886年 ) 

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「リンゴとオレンジ」ポール・セザンヌ作 ( 1899年 )

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「弓を射るヘラクレス」アントワーヌ・ブールデル作 ( 1924年 )

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絵画や彫像だけでなく、アール・ヌーボーの美しい家具の展示もありました。

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最後に オペラ座 の模型を紹介します。

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かなり長い時間、どいてくれるを待ったのですが、この人も真剣に模型を眺めていたので諦めました。

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この絵は オペラ座 のホワイエを描いています。

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既に2時近くになっていたので、美術館のカフェで軽く昼食にしようかと思っていましたが、この混み用なので諦めて、次の目的地である サン・ジェルマン・デ・プレ教会 に向かいます。

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  1. 2020/06/11(木) 18:12:00|
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